私の部屋には、3台のDVDレコーダーと1台のDVDプレーヤーがある。

プレーヤーとレコーダー1台は元々持っていたものだが、後のレコーダー2台は、ほんの最近買い揃えたものである。

そのきっかけは口蹄疫の報道であった。

某サイトのサークルで口蹄疫についてチャットしているうちに、宮崎で私達県民が見ている情報と、全国で放送されているものに、かなりの乖離を感じたし、又、同じ県でも各チャンネルで報道の仕方が違い過ぎていたのだ。

以降、私はとりあえず夕方の民放2局のニュース番組を録画し、見比べることを始めた。

どちらがどうと、ここで言うつもりはないが、地元の人間の気持ちを踏みにじるような全国版の報道を、そのまま放送されたり、局の方針上なのか、顔馴染みの地元のキャスターの口から、全国版と同じようなニュアンスを含んだ言葉が発されて驚かされたこともあった。

私は、畜産業にも農業にも直接関わってはいないのだが、マスコミの報道に対し、憤りを覚えた。

宮崎県に住み続け、宮崎版のテレビしか見る事が出来ず、他の都道府県と比較出来ないし、地元の恥をさらしたくないので詳しく書く事は避けたが、このような、マスコミが視聴率を得る為の無差別的な情報操作は口蹄疫に関してだけではない。

まさに「魔の視聴率」である。




「ペンは剣よりも強し」という言葉は、今や正義を主張する為の言葉ではなくなりつつある。