遠ざかる足並みを後ろに聞きながら、私は釣りを再開した。

すると、今度は、すぐ近くで花火の音が響き始めたではないか。

私は、釣りをしていたのである!


ふと横を見ると、最初にテントを構えていた家族連れが酔っ払い集団と化し、

川面に向かって、

あろうことか、

ロケット花火を放ち始めたではないか。


馬鹿野郎!!


私は、釣りをしていたのである!!!!