幽霊

恥ずかしながら、私は霊を信じているし、恐れている。


この間、お昼のテレビ番組のちょっとしたコーナーでその手の映像を放送しているのを見て、夜、トイレに行くのが億劫になってしまったくらいである。


日常生活において、彼らは細かいイタズラを仕掛けてくる。
戸棚から物が落ちて来たり、部屋の引き戸がちょっと開きにくかったり、箪笥の角に小指をぶつけさせたり、ボンバーマンのVSversionで連続で負けさせたり…。



ま、それは冗談として…。
真夜中、背後に異様な気配を感じた時、私は胸の中でこう唱える。
「もしお前らが俺に、故意に不愉快な思いをさせたり、執拗なイタズラをしたり、手を出すようなことをしたら、覚えてろ！
俺が死んで幽霊になってお前らを見つけたら、気が済むまで何回も殺してやるからな!!」

……と