GPD WINのeMMCが64Gあってその辺の小型タブレットよりは容量が大きいとはいえ、SteamやMMORPGなんかをインストールすればあっという間に容量不足が発生してしまいます。
そんな容量不足を解消すべく、折角なので内蔵されているmicroSDリーダーにカードさして容量を増やそう、と言う話です。
ただ、内臓のmicroSDリーダーは非常に鈍足です。
USB3.0接続のmicroSDリーダーの方が体感で倍以上の効果を発揮します。インストール時間が半分になると思ってください。
FINAL FANTASY XI (以下FF11)なんかだとインストールとアップデートに一日かかっちゃいます。
無精髭(中村さん)@busyohige
GPD WIN でなぜUSBのmicroSDリーダーが必要か?という件です。VHDを前提としてますので、インストールやアップデートをUSB接続で快適に行い、その後、機器を外して本体にmicroSDを刺せば出っ張らないのです。 そのまま3DSLLのケースにしまえる訳です。
2016年11月05日 21:19
インストールはUSB接続で快適に、持ち歩きは内臓に刺せば出っ張らない!
ここ僕的には非常に重要なポイントです。
そして、せっかく3.0対応なんですから、USB3.0対応のmicroSDリーダーがオススメ、と言う訳なのです。
無精髭(中村さん)@busyohige
GPD WIN #DQ10 PORTABLE in 新幹線 わりと快適という…。 https://t.co/3KJyaTQrQD
2016年11月05日 20:54
こんなとき、本体だけならスマートじゃないっスか!
(自己満足です)
手順的にはmicroSD刺してVHD化すりゃ良いのです。
わかる人にはこれで解るんですが、友人に話したら怪訝な顔をされたのでもう少し詳しく記事にしておこうかと思った次第です。
まずはmicroSDがPCに認識していることを確認してください。
デスクトップのPCをダブルクリックで表示できます。
左のリストから「PC」(環境によって名称が変わる場合もあります)を右クリックで、PCのドライブの状態が一覧で表示されます。
無精髭(中村さん)@busyohige
VisualStudio2015用のmicroSDを買ってきたつもりが8Gしかなかった。 基本システムすら入らないという...。 eMMCからアンインスコしなきゃよかった><
2016年11月14日 02:00
予算に合わせて大きめのmicroSDの導入をオススメします。
公式では128Gまでとありますが、それ以上で認識したとの情報も有ります。僕は128Gまでしか試してないのでわかりません。ただ、速度的な問題等で64Gを現状使用しています。
まずはmicroSDカードを本体に刺して準備をします。
microSDドライブを右クリックでメニューが開きます。
他のドライブではないことに注意して「フォーマット」を選択します。
ファイルシステムは「NTFS」を選びましょう。
説明が面倒なので儀式だと思ってください。
クイックフォーマットのオプションがありますが、時間に余裕がある方はこのオプションのチェックを外してのフォーマットをオススメします。クイックフォーマットが駄目な訳ではないですのですが、後々のトラブルを未然に防ぎたい方などにオススメです。
非常に時間がかかりますのでお急ぎの場合はチェックを入れたほうが得策です。
8Gでも7分程かかります。
次はシステムにHDDとして認識させる手順に移ります。
Windowsマークを右クリックします。
表示されたメニューから「ディスクの管理」を起動します。
microSDのドライブはこの場合「D」なのでDドライブを選択します。
ドライブが複数接続されている場合など、わかり辛い場合もあります。容量等を確認してmicroSDドライブを選択してください。
対象のドライブを選択したまま、上記メニューから「操作」→「VHDの作成」を選択します。
microSD内に仮想ハードディスクを作るよ!という作業です。
表示されたウィンドウで「参照」ボタンをクリックします。
仮想ハードディスクにわかりやすい名前をつけます。この場合「vs.vhd」としていますが、「game.vhd」でも何でも良いです。
パスとファイル名に問題がなければウィンドウの「場所」に先ほどのファイル名を含んだ文字列が表示されているはずです。
容量はお好みで。8GのmicroSDでは7.3G程作成が可能です。
仮想ハードディスクが正常に作成されると下半分にディスクが追加表示されます。
表示されていない場合は右のスクロールバーで表示を移動すると確認できます。
この場合、ディスク2と言うものが新たに作成された仮想ハードディスクです。
仮想ハードディスクのラベルを右クリックしメニュー「ディスクの初期化」を行います。
これはそのまま「OK」で。
仮想ハードディスクの未割り当て部分を右クリックし、メニュー「新しいシンプルボリューム」でハードディスク内に用量を確保します。
次へ。
最大値が入っているはずなので、そのまま「次へ」。
明らかに数値がおかしい場合や複数のボリュームに区切る場合にはここで数値を予め調整しておきます。
仮想ハードディスクをマウント(Windowsに認識させること)したばあいの、ドライブのアルファベットを決めます。これはそのまま「E」等、初期値で大丈夫です。
好みがある場合や、他の接続予定のあるドライブの予約文字と被る場合等は他の文字に設定しておきます。
ボリュームラベルにはフォルダに表示される名称を設定します。
VisualStudio用のデータ格納用にしたいのでここでは「visualstudio」とかにしていますが、「game」などお好みで。これは後に変更も可能です。
正常に終了すれば「完了」で仮想ハードディスクの完成です。
ドライブの一覧には新たにボリュームラベル「visualstuio」ドライブ名「E」の仮想ハードディスクが登録されます。
通常HDDにしかインストールできないアプリケーションも仮想ハードディスクには
インストールを行う事が可能です。
ここで注意です。
Windowsを再起動するとマウントが外れます(Windowsが仮想ハードディスクを認識していない状態になる)ので、再度microSD内の仮想ハードディスクを右クリックやメニュー「マウント」の項目でWindowsに認識させる必要が有ります。
スクリーンショットを見ればわかると思いますが、デスクトップのアイコンが死んでるのが確認できると思います。これはインストール先のドライブのマウントが外れてる状態です。
再度マウントすればショートカットもそのまま使えます。
ただ、スタートアップ(OSの起動時に自動的に立ち上がるプログラム)に関連するアプリケーションの仮想ハードディスクへのインストールはオススメできません。Steamのメインシステム等ですね。
Windowsのスケジュールにマウント作業を登録してしまう方法もあるのですが、タイミングやmicroSDのセットアップ状態がシビアなのでオススメはしません。