バセドウ病と診断される | バセドウ病からの低下症ノート

バセドウ病からの低下症ノート

30才になった次の日、バセドウ病と診断されました。
薬で副作用が出たため、それから2ヶ月半後に全摘出手術をしました。
今は低下症です。

ドキドキすると訴え、近所の内科を受診して4日後、検査結果を聞きに病院へ行きました。

血液検査の結果↓
TRAB:3.5 (基準値1.0未満)
FT4:4.16 (基準値0.58-1.64)
TSH:0.01以下 (基準値0.45-3.70)


バセドウ病でした。
数値としては、おそらく高い方ではないと思います。

そして、バセドウ病の説明を受けました。
私は、母がバセドウ病なので、大体分かっていました。
甲状腺ホルモンという身体を元気にするホルモンが出過ぎる病気です。放っておくと、心臓に負担がかかり、不整脈や心不全などを起こしてしまうことがあります。
薬による治療、手術、アイソトープ治療の3つの治療がある。まずは、薬を飲みましょう。
メルカゾールという薬です。
毎日3錠飲んで下さい。

この薬は副作用が出る場合があり、風邪のような症状が出たらすぐに病院へ来ること。あと、肝臓が悪くなる可能性があるので、後で比較できるように肝臓の血液検査もしておきました。肝臓の検査結果は全ての値が正常でしたよ。
この薬は大体2カ月くらいで効いて、多くの場合、数値はそれくらいで基準値まで下がります。ただ、下がっても飲みつづけて、その後徐々に薬を減らして、また数値が上がってこないことを確認して、という流れになるので、三年くらいは薬の治療は必要です。

妊娠については、数値が落ち着くまで、流産の可能性が高くなっているので、今は妊娠しないように。今後、数値が落ち着いてきたら妊娠できます。

日常生活では、激しい運動を控え、心臓に負担をかけないようにしましょう。
あと、今は数値が高いからストレスもたまりやすいと思うので、数値が落ち着いたら、禁煙しましょう。禁煙のお薬もありますよ。



ということでした。
おそらくバセドウ病だろうという予感を持っていたので、落ち込んだりはしませんでした。
薬を飲みつづけるだけで治るなら、数年かかってもまぁいいか。と思っていました。


この後、メルカゾールで副作用が出て、ヨウ化カリウムもエスケープし、手術かアイソトープ治療にした方がいいって言われた時の方がよっぽどショックでした。


帰って旦那さんにとりあえず話しました。
なんだかんだで、入社してから2年おきに病気になって入院してる。君の体力では今の仕事は無理なんじゃないの?という意見でした。私はもうちょっと続けたいのだけど・・・。

翌日は、上司に報告しました。次の日から異動先に出勤するというその日に。とりあえず、体調としては働けそうなので、このまま異動します、通院が必要です、と報告しました。

上司の身内の方にもバセドウ病の方がいるみたいで、理解を示してくれました。
上司としては、異動させないで本社ビルにいれば、自分の権限でちょっと病院へ行くのに仕事を抜けるとか、昼休みズラすとか融通を利かせてあげられるよ、だから異動しないで本社にいたら?と言ってくれました。
私は、せっかくのチャンスだから行きたい!と自分から言い、異動しました。

私は職場の人間関係に恵まれていると思います。本当に、家族、職場のみんなに感謝です。

仕事ももっともっと頑張りたいし、子供もそのうち欲しい!病気になっている暇なんか無いんだ。早く治しちゃおう!と思い、鼻息荒く、異動していきました。


バセドウ病の発覚は、30才の誕生日の翌日です。30になったら一気に身体にくるよーと前に聞いていたので、本当だなぁ。翌日にもうくるのかぁ。と思いました。