◆【地の文で嘘をつく】
小説において、地の文で嘘をつくとは、見えたもの・形容・推量・判断などを使って、作者が読者に作中事実と異なる物語理解をさせる手法。
三人称単元視点小説では、地の文は読者に親密に語りかけるので、読者はそれを作中事実だと受け入れてしまう。
※誰かに文章を読んでもらおうと、丁寧な表現をすると、そんな文章になってしまう。
「駅に向かう姿が見えた」「ひどく悲しそうな顔でうつむいた」「~と考えたのだろう」「~に違いない」
Google自動翻訳で、ビジネスメールをうまく翻訳できないのは、自然な日本語文章が間接的な物言いになっているからではないだろうか。