We Love GODZILLA

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不出世の文豪である権藤吾朗と共同管理人 兵站局長&鎮守府司令が世界にゴジラへの愛を配信するサイト

Amebaでブログを始めよう!
というわけで、およそ・・・え〜とどれくらい放置してたのか自分でも定かじゃありませんが(汗)、生存してました(^^;

とりあえず、その間に新しく作り始めたものの写真載っけときます。




近くアニメで復活することとなった、地球の守護神よりも子供の味方でこそいてほしい、実はゴジラよりも付き合いの長い怪獣・ガメラでっす!

このためだけにNetflix契約するより、ビデオ発売されるのを待ったほうが・・・いやでもTwitterで流れてくるネタバレを回避し続けられる自信もないし、やっぱり・・・という葛藤と絶賛格闘中です(^_^;)



回転ジェットじゃなくったって、腕からのジェット噴射を推進力に活用する方法はあるじゃない!
というアニメスタッフの心の声を反映したかのような、あの飛行形態もパク・・・オマージュさせてもらってます!




後ろから見るとこんな感じ。
上腕と下腕の境目から、風の谷のガンシップみたいにジェット噴射を後ろ向きに噴き出すというつもりです。

さて、前回までの間に、「上手くやっていける見込みのない(連中がウヨウヨしてる)本業に戻るより、いっそこのままここで使ってもらえませんか?」と直談判した結果、正社員として派遣先に受け入れてもらえたり、やっぱ派遣と正社員じゃ求められるものも責任も違うよね、でも前に比べたら雲泥の差だから頑張ろ!となったりしてましたが、それはそれとして完成目指して頑張っていきま〜す!


魔獣バ・ガーンの造形が大詰めに入ったのとはいっさい無関係に、前回に続いて

アリスギアノベル(笑)を載せてみるわけですw;

 

ゲームのストーリー本編で、朱音と天音がAEGiS情報部に連行されてから成子坂のみんなに

紹介されて和解するまでの間にこんなことあったっぽくない?という妄想の産物です。

ご一読頂ければ幸いです~。

 

 

 

 

 

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「じゃあ、これを」

 

成子坂製作所の隊長はそう言いながら、用意していたA3サイズの封筒を、机の上に2つ並べて置いた。

 

「・・・・なによ。損害賠償の請求書?」

 

隊長の向かいに座っていた2人の少女のうちの片方が、ふて腐れたように俯きながら尋ねる。

 

「ちょっと、お姉ちゃん・・・」

 

もう一人の少女が慌てて、咎める調子で言う。隣席の深沙希もちらりと隊長の様子を伺ったが、彼は気分を害した様子も無く、小さく困り笑いを浮かべながら答えた。

 

「そんなもの渡さないよ。まあ、とにかくまず中身を確認して?」

 

隊長に促された2人の少女・・・琴村朱音と天音は、互いの顔を見合わせた後、それぞれの前に置かれた封筒に手を伸ばした。

 

 

 

ノーブルヒルズ・ホールディングスと成子坂の間で大規模な係争が繰り広げられたのは、既に3ヶ月ほども前の事だった。

 

その係争終盤に襲来した大型ヴァイス群への対応によって、成子坂に対する数々の根も葉もない悪評は一気に払拭され、逆にノーブルヒルズの評価は地の底まで墜ちきった。

 

『全ては内部に浸透していたヴァイス信奉者集団の独断と暴走であり、経営陣に責任は一切無い』

 

『そもそも浸透を防げなかったこと自体が職務怠慢であり、自浄努力の意思の欠如は人類への重大な背信行為である』

 

ノーブルヒルズ上層部の苦しい言い逃れは、AEGiS東京とトラベルオーダーによって一刀両断された。

 

結果、東京シャードはもとより、全ての日系シャードからの永久退去をノーブルヒルズは命ぜられた。今後行われるヴァイス誘致罪による訴追や、私利私欲のために人類の天敵へ荷担した悪徳企業という風評を踏まえると、どう転んだとしても暗い未来が待ち受けていることだろう。

 

とはいえ、そんな諸々の事後処理は成子坂の隊長には関係の無いことだった。悪い事をした連中が法に則って裁きを受ける。それだけのことだ。

 

彼にとって大切なのは、ノーブルヒルズの後ろ盾を失って以降、家出少女のように東京シャード内を彷徨っていたらしい琴村姉妹が、今後は成子坂のアクトレスになるということ。果たしてそれを夜露たちが受け容れてくれるだろうかということ。そして、今後彼女たちに与える待遇について伝えることだった。

 

 

 

朱音と天音は、それぞれの封筒の口を開き、傾けた。複数のカードや書類、冊子などが机の上に滑り出てくる。

 

「まずはこれ。うちの社員証」

 

隊長はその中から、それぞれの顔写真と「成子坂製作所」の社名が刻まれたカードを指し示した。

 

「きみたち2人が、うちの正式所属アクトレスであることを証明するものだ。それ以外にも、出退勤の打刻やセキュリティエリアへの立ち入り、社内での諸々の手続きなどにこれが必要になる。何より個人情報だから、無くさないようにしっかりと管理してくれ。もし紛失した場合は、そのことが分かった時点で速やかに報告すること。やむを得ない理由以外の場合、再発行には実費が必要になるから、繰り返しになるけどくれぐれも無くさないように」

 

「はい・・・」

 

控えめな声で返事をしたのは天音だ。朱音は何も言わず、目だけで頷いた。

 

「それと」

 

言いながら、クリップで社員証と一つにまとめられていた、白紙の履歴書を示す。

 

「今さらだけど書いてくれ。正規の手続きに則ってうちに入社したという形を取りたいから。出来るだけ早く・・・そうだな、今週中にでも。顔写真はこっちで用意してもいいし、外で撮影してくる場合は経費で落とせるから、領収証を取ってきて」

 

「・・・分かったわ」

 

今度は朱音の方が返事をした。

 

「うん。じゃあ次に、アクトレス免許について」

 

「そちらについては、私からご説明を」

 

そう言った深沙希が、AEGiSによって取り上げられていた朱音と天音のアクトレス免許証を、細い指でそっと示す。

 

「有効期間を過ぎたため、一時的に失効していましたが、私どもの方で更新手続きを行っておきました。ですが、無条件という意味ではございません。近日中にAEGiS東京にて、必要な適性検査・実技試験等を受けて頂きます」

 

2人は、返却された自身のアクトレス免許証を複雑そうな表情で手に取り、見つめた。

 

人類の守護者たるべきアクトレスでありながら、その天敵であるヴァイスの手先に荷担した裏切り者の烙印。

 

自分たちがしてきたこともあって、そのようにも見えてしまったのだ。

 

「・・・・さて!」

 

朱音たちの自責の念は、意図的に大きく放たれた隊長の声によって中断された。

 

彼女らの内心を詳細に察することは出来なくとも、何やらネガティブな考えに陥っているらしいこと、それを延々続けさせるべきでないことくらいは隊長にも分かった。

 

「それじゃ次は、きみたちの今後の生活について話をしようか。これを見て」

 

そう続けながら、自分の前に置かれていた書類を掲げて見せる。東京シャードの一部区画が拡大印刷された地図と、間取りや築年数などの物件情報だった。同じものが、2人の封筒にも入っていた。

 

「ひとまず、このアパートで暮らしてもらうことになる。即日入居可能で、生活に必要なものが最初から出来るだけ揃っている所、って基準で探しておいた。俺の住んでる所にも近いから、何か困ったことがあったら相談しに来てくれてもいい」

 

そして少し言いにくそうに、

 

「きみたちの場合はその、保護者の方がいらっしゃらないから、俺が連帯保証人という扱いでの賃貸契約にした。もちろん、あくまでも書類の上でだけの話だ。プライベートに首を突っ込んだりはしないから、安心してくれ」

 

と言い、最後に「まあ、ノーブルヒルズの社宅に比べたら、ずいぶん狭くはなるだろうけど」と、微苦笑しながら付け加えた。

 

「い、いえっ」

 

それに、慌てた様子で首を横に振ったのは天音だ。

 

「ちゃんとした所に住まわせてもらえるだけで、そのっ、感謝してます」

 

「・・・・」

 

そして未だ視線は外したままだったが、首の上下動で同意する朱音。

 

「それならよかった。あとは、朱音、の方に入れておいたこれについて」

 

頷き返した後、一瞬戸惑うような素振りを見せてから、隊長は朱音の封筒から出てきた通帳とカードを示す。

 

さすが一卵性双生児、その容姿はまさにうり二つ。幸い服装や雰囲気などで判別はつくものの、まだ日が浅いというか昨日の今日なのもあって、ともすれば間違えそうになるのだ。

 

「きみたちの名義で作った口座だ。100万入ってる。当面の生活費と、必要なものを買い足すのに使ってほしい」

 

明日をも知れぬ日々から相当の間、解放される。そう感じたことから来る反応に身を委ねるのは卑しいと思ったらしく、2人は同じタイミングで身を固くし直した。

 

「う、うん・・・。ありがたく、使わせてもらうわ」

 

「隊長さんからのご厚意ですから、無駄遣いなさいませんよう」

 

「「え・・・!?」」

 

深沙希のカミングアウトに、驚愕のデュエットが重なった。

 

「『女の子って色々と物要りだろうし、公的機関からの支援を待ってはいられないから』とのことです。成子坂さんからのお給料の他、AEGiSとトラベルオーダーからの補助金も、そちらに振り込まれます。よほど無計画に浪費しない限り、お二人で暮らしていくには十分な額になるかと」

 

隊長からの「言わなくていいって言ったのに」というやんわりした非難の視線をあえて無視し、必要なことを伝える深沙希。恥ずべき事などない、むしろ良い行いなのだから堂々と伝えるべきだ、という意味だろう。

 

「・・・社員食堂も1日2食までは無料だから、積極的に活用してほしい。小結さん・・・管理栄養士さんの料理はどれも美味いんだ、お勧めだよ」

 

だから隊長もその件はとりあえず忘れ、いま伝えるべき事に意識を戻した。

 

「他にも色々と細かい社員規則はあるけど、まあ、それは生活が落ち着いてからにしよう。ひとまず、ざっと目を通しておいて」

 

そして、ごく薄い社内規則の冊子を手に取り、ひらひらとやってから元に戻す。

 

「では、最後になりますが」

 

深沙希がそれを差し出した時、朱音と天音の表情が強ばった。

 

「おふたりの復学についてです」

 

輪ゴムでまとめられた、芦原高等学校の学生証と生徒手帳。2人どちらも、手を伸ばそうとしない。

 

「今週末までは、復学のための準備期間に充てるため登校出来ない旨、既に先方にお伝えしております。ですので・・・」

 

「無理よ」

 

深沙希の言葉を遮って、硬い声でそう言ったのは朱音だ。

 

「だって、わ、私たち、ノーブルヒルズに騙されて、利用されて、そのことにも気付かずに、自分たちは正しいことをしてるって思い込んでた、バカな子たちだって思われてるんでしょ?テレビでもそう取り上げられてたんだし、学校の人たちも絶対、そのこと知って・・・・あっ」

 

唐突に目を見開く朱音。「そっか・・・・そういうこと・・・」と呟き、恨みの込められた眼差しをしばし隊長と深沙希に向ける。

 

「・・・・分かったわよ。でも、一つだけお願い」

 

やがて、怯えつつも精一杯の虚勢を張りながら、そう切り出した。隣りでおろおろしている天音はもちろん、隊長もわけが分からず困惑顔になる。

 

「辱めを受けさせるのは私だけにして。天音は何も悪くないわ、この子は私の言うとおりにしてただけなの。学校でどんなふうにバカにされたかは逐一あんたに報告するし、何ならその様子も動画に撮ってきたっていい。だから、この子には・・・」

 

「ちょ、待った待った待った!」

 

どう勘違いされているのか分かった途端、たまらず掌を繰り返し突き出しながら叫ぶ隊長。まるで本当に突き飛ばされたように、後ろへのけ反った朱音が背もたれに身体をぶつけたが、この時ばかりは謝罪よりも弁解の言葉のほうが先に立った。

 

「何度も言うようだけど、悪いのはぜんぶヴァイス信奉者集団とノーブルヒルズの奴らだ。きみたちは何も悪くないし、俺もきみたちに対して思うところは何も無い。これがその証拠だ」

 

隊長も聖人君子ではないから、「本当に全くなに一つ、思うところは無いのか」と訊かれれば嘘を吐いたことになる。が、少なくとも彼女たちの事情は理解したし、完全にとは言えないものの納得もしていた。

 

それに、ヴァイスの大規模侵攻が間近かもしれない今、一人でも多くの優れたアクトレスが必要だという厳然たる事実もあった。

 

何より、(本人はそういった安っぽい同情や憐れみをひどく嫌うだろうが)ある意味で怜よりももっと大変な思いをしてきたであろう彼女たちに、一人の大人として出来るだけのことはしてあげたかった。

 

そう思えばこそ、無い知恵を絞って用意したのだ。

 

「芦原高校の関係者各位にも、すでに同じものを配布してあります」

 

隊長が、2人の封筒から出てきた1枚のA4用紙を必死な様子で指し示すのに合わせて、深沙希がそう説明した。いったい何が書かれているのだろうと恐る恐る手に取った朱音と天音だったが、黙読し始めてすぐにギョッと目を見開いた。

 

内容は、要約すれば次のようなものだった。

 

 

 

琴村朱音・天音の両名は、ヴァイス信奉者集団・SINに騙されて利用されていた訳ではない。AEGiS東京からの要請に従い、SINと、その手先であるノーブルヒルズの動向を探るための内部調査に協力していたのだ。

 

生活費を稼ぐために苦労して入った会社が、人類の天敵に与する悪徳企業であるかもしれないと、密かに接触してきたAEGiS情報部の人間から聞かされた時は驚いたものの、「人類の平和の為に役立てるなら」と協力を快諾。

 

成子坂との係争において示された数々の行動は、ノーブルヒルズによるヴァイス誘致の確たる証拠を掴むため、『敵を欺くにはまず味方から』を地で行った結果だった。あとはご存じの通り。必要な証拠をおさえたうえで成子坂と示し合わせ、ノーブルヒルズの企てを未然に阻止することに成功した。

 

その後の急な休学も、ヴァイスコロニー攻略作戦にアクトレスとして参加しなかったのも、彼女らの思いがけぬ才能に目を付けたAEGiS情報部からの、強い要望に従った結果である。

 

引き続きSIN絡みの捜査に携わり、コロニー攻略作戦期間中の後顧の憂いを絶ってほしい、という要望に。彼女らの、縁の下の力持ちとしての働きがあったからこそ、作戦期間中に被った東京シャードの損害があの程度で済んだのだ。

 

その間、機密保持の観点から、彼女らについてマスコミ各社が発信する誤報を訂正せず、放置せざるを得なかったのは言うまでもない。

 

作戦の成功と、捜査が一定の成果を挙げた事からめでたくお役御免、および復学。AEGiSの推薦と、かねてより優秀なアクトレスを欲していた成子坂からのスカウトに応じる形で、このたび正式所属となった。

 

 

 

「多少無理のある話ではあるけど、AEGiS情報部の協力も取り付けてあるし、自分から暴露したりしない限りは大丈夫・・・だと、思う」

 

「愛宕事務官も乗り気でいらっしゃいましたから、その点はご安心頂いてよろしいかと」

 

『女の子たちの名誉を守るために、職権を濫用して吐く優しい嘘。最高にカッコいいじゃないですか!』

 

「(・・・偉い人としては完全にアウトな気もするけど、何のうま味もない話に協力してくれるんだから素直に感謝しなきゃ)」

 

飄々としていて掴み所のないお人。そう思っていた相手が興奮気味に語るさまを思い出し、隊長は深く考えるのを止めた。

 

「・・・と、まあ。一気に色々と話したけど、ここまでで何か質問とかはあるかな?」

 

そして、見るからに動揺している様子の琴村姉妹に、若干ゆっくりした口調で尋ねる。数秒ほども視線をあちこちに彷徨わせた末、ようやく天音が口を開いた。

 

「・・・・どうして、ここまでよくしてくれるんですか?」

 

「え?」

 

「だって私たち、悪いこと、いっぱいしたのに・・・なのに、どうして?」

 

身請けしてやるだけありがたいと思え。あとのことは自分たちで何とかしろ。

 

そのくらいの扱いは覚悟していたところへ、この厚遇である。北風より太陽、という言葉が一瞬思い浮かんだ天音だったが、自分たちに太陽を与えたところで、この人にいったいどんな得があるのか、考えてもさっぱり分からなかった。

 

「それは・・・・」

 

隊長も隊長で言葉に詰まったが、言うべきことが見つからないというのではなく、彼にしてみれば至極当然の事を訊かれて拍子抜けした結果だった。

 

「だって、もう2人とも、うちの仲間だから」

 

誰にも言ったことはないし、二度と口も利いてもらえないレベルでドン引きされるだけなので今後も絶対誰にも言うつもりはないが、夜露をはじめとする未成年のアクトレスたちが会社に居る間、保護者代わりとしての責任を負うのも自分の役目だと隊長は自負していた。

 

しかも、彼女たちは帰るべき家どころか、その日の食事にも事欠く有り様だったと聞く。ならば保護者代わりとして、自分に出来る限りのことをするのは当然だった。

 

「~・・っ!そんなの!!」

 

バン!!と机を両手で叩き、勢いよく立ち上がったのは朱音だ。それまで座っていたパイプ椅子が後ろに倒れ、派手な音を立てる。

 

「大人なんてっ・・・・みんな、自分たちのことばっかりでっ、肩書き振りかざして偉そうにしてっ!・・・私たちのことなんかっ・・・!」

 

整った顔立ちを歪め、呆気にとられる隊長を睨もうとして止める。悔しい。恥ずかしい。情けない。それ以外にもわけの分からない感情が胸の内で吹き荒れると同時に、涙がこみ上げてきた。その場に居ることが耐えられなくなり、部屋のドアを乱暴に開けて外へ飛び出して行ってしまった。

 

「おねえちゃんっ!・・・あ、あのっ、ごめんなさい!」

 

即座に立ち上がった天音が、隊長と深沙希にぺこぺこと頭を下げた後、朱音を追って部屋から走り出て行く。

 

「・・・・・・。え、え~と・・・・?」

 

「戻ってくるのを待ちましょう」

 

ようやくフリーズから立ち直った隊長に、慌てる様子も無く深沙希がそう言う。それで正解なのか、追いかけなくていいのかと躊躇するも、最終的にはその言葉に従った。人の心の機微というものについて、彼女は俺とは比較じたいが無意味なほど精通している。ならば、ここで俺ひとりが気を揉んだって仕方ない。

 

椅子に座り直そうとして、しかし、ただ悠長に待っているだけの余裕は無いことを隊長は思い出す。

 

AEGiS端末とペン、ノートを取り出し、これまでの朱音と天音のエミッションや戦闘スタイルに適した各種ギアの編成を考え、更にはそれを基に専用スーツとギアの発注・製作依頼の準備も始める。

 

叢雲工業が消滅して以来、急速に事業規模を拡大してきたことと、アライアンス結成とアキ作戦の成功に対して与えられた特別報酬。更に、2日後に発表と決まったマウンテン・ウィッチとの正式なスポンサー契約締結。それらの要因が組み合わさった結果、新規参入したアクトレスへ即座に専用スーツとギアを支給出来るだけの余力が、現在の成子坂には生じていた。

 

もちろん、最初は「2人が戻ってくるまでの間にちょっとでも進めておこう」程度のつもりだった隊長だが、何か始めるとすぐそれに没頭してしまうという普段の悪い癖がここで出た。結果、

 

「「あ・・・」」

 

控えめな声が聞こえた段階で、ようやく我に返って顔を上げた。当然、そこには隊長の手元を泣きはらした瞳で見る朱音と天音の姿が。その少し前にドアの開閉音が聞こえた事を、遅れて思い起こす。

 

『失礼な態度を取った相手のところへ戻るのは気まずかったが、その相手は自分たちが戻るまでの間も、ずっと自分たちのことを考えていてくれた』

 

朱音たちと隊長、双方の行動を予測し、この状況を即席で演出した深沙希の手腕は、やはりたいしたものであった。

 

「・・・・・・ごめんなさい」

 

自分で立て直したパイプ椅子に座った朱音の言葉は、しおらしい謝罪のひと言で始まった。

 

「さっきのことも・・・・これまでのことも」

 

「・・・・私たち、本当はぜんぶ知ってたんです」

 

そして、後に続く天音の懺悔。

 

「会社・・・ノーブルヒルズが何をしてたのかも、それが、多くの人たちにとってどれだけ危険なことなのかも、ぜんぶ。でも、凪さんの仇が討てるならそれでも構わないって、見て見ぬふりをしてました。・・・だけど」

 

俯き、膝の上で両手をぎゅっと握りしめる。

 

「なんてバカなことをしてたんだろう・・・・私たちのせいで、私たちと同じ思いをする人たちが、もっと、もっとたくさん出てたかもしれないのに・・・・」

 

しばし瞑目した後、それまでとは違う気配を漂わせる瞳で、隊長のことを見据えた。

 

「約束します。もう絶対、二度とヴァイス信奉者には関わらないって。そして、これからは貴方の下で、正しくアクトレスとして活動するって」

 

「そうね・・・・私も約束するわ」

 

妹の宣言を聞いた朱音も、小さく同意の声を上げ、まだ少し赤い瞳を隊長に向ける。

 

「それと、もう一つ言わせて。・・・ここまでしてくれるんだもの。そのくらい言っておかないと釣り合わないから」

 

後半の部分は自分自身に言い聞かせるように言ってから、

 

「貴方を信じる。偉そうにしてばかりの、これまで周りにいた大人たちとは違うって感じた貴方を。信じさせて、た・・・・隊長」

 

恥ずかしそうにしながらも、はっきりとそう告げた。追随して、天音も頷く。

 

「・・・責任重大だね、それは」

 

頬がだらしなく緩みそうになるのを堪えつつ、隊長は神妙な声音で答えた。

 

「分かった。じゃあ、これからどうぞよろしく」

 

そして、2人に向かってすっと腕を差し出す。

 

「!っえ、ええ。よろしくね」

 

「よろしくお願いします、隊長」

 

優しい母のように見守る深沙希の前で、朱音と天音の2人はそれぞれに隊長と握手を交わすのだった。

ネタも無いので、すんごい昔に自分の妄想用に書いたやつを載せてみますw;

 

シューティングゲーム「アリス・ギア・アイギス」のストーリーモード激動編と覚醒編の

間にあった出来事というつもりです。

 

なお、イヌワシの写真は自分で撮影してきたものですが、一人で東京の動物園巡りしてきた

時のものなので当然ながら隣りには誰も居ませんでした(

 

 

 

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駅舎を出ると、晩秋の太陽の輝きが斜めに差し込んできた。

 

「ん~・・・」

 

それに目を細めた隊長は、明るさに目が慣れるのを待って、改めて周囲を見渡す。東京シャードとは思えないほどに高い建物が少なく、逆に緑が多い。何度来ても新鮮だ。

 

元々穏やかだった気持ちを更に平らかにしながら、目的地までの、それほどもない距離を歩いていく。世間一般には平日のため、人影はまばら。ここへやってきた目的を考えれば好都合だった。

 

程なくして、目的地への入り口が見えてきた。大きな門と、その両脇に控える複数の券売所。そして、中央に佇む巨大な石造りのゾウ。

 

 

多摩動物公園

 

 

門の上には、そんな文字が掲げられていた。

 

 

 

 

 

東京シャード防衛を目的とした大規模作戦『アキ作戦』が、成功のうちに終了してから2週間が過ぎた。

 

しかし成子坂の隊長は、『こうして平和が戻りました、めでたしめでたし』とはいかず、

作戦決行前と何ら変わりない激務の日々を送っていた。

 

頻度こそ減ったものの、変わらず続くヴァイスの襲来に対処しなければならなかったし、それとは逆に量の激増した書類仕事、アライアンスに加盟したアクトレス事業社や個人経営アクトレスへの謝辞、何か不都合が起きていないかの確認と意見聴取を兼ねた視察、今後の運営についての話し合いなどなど。

 

『このままでは隊長が倒れるかもしれない』

 

『どこかでお休みを与えてあげてほしい』

 

アキ作戦の準備期間中から、土日祝日関係なく働き詰めだった隊長を見かねて、成子坂のアクトレス(特に怜)や整備部の面々が、陽子を通じてAEGiS東京に訴え出たらしい。防衛政策局の霧島も思うところはあったようで、自身も未だ残務処理に追われる中、隊長に3日間の休暇が与えられることとなった。

 

まるまる3日間を寝溜めに充ててもよかったのだが、それでは流石に勿体ないし、せっかく話を通してくれた成子坂のみんなにも悪い気がする。そこで、こうして休み2日目に健全な外出をしているというわけだ。

 

その出かけた先が動物園だった理由は主に2つ。動物の動きというものは、アクトレスの専用ギアのアイデアに何かと役立つから。もう一つは、単純に動物を見るのが好きだから。

 

 

 

「(また置き場所が問題になるなあ・・・・)」

 

隊長は数枚の厚紙の束を鞄に入れながら、そう心中でぼやく。

 

厚紙はいずれもカラフルで、ビニールの包装がされていた。本来なら帰りがけに立ち寄るギフトショップで、つい今しがた入園早々に購入した動物のペーパークラフトだった。

 

さほど頻繁にではないものの、来園する度に新しく発売されたものを手に入れて作っているため、アパートの机の上が動物王国になってしまっている。このままだと、近くギアのアイデアノートも広げられなくなるかもしれないが、作りたいという衝動には逆らえなかった。何とも抗いようのない魅力があるのだ、この手の自然科学系の図画工作アイテムというものには。

 

ともあれ、帰ってからのスペースの心配はいったん止めて、その後は悠々自適に一日を過ごすという本来の目的に沿って行動を開始した。

 

 

予想外の出来事が起こったのは、向かう先々での動物たちをひと通りざっと眺め、たどり着いたイヌワシケージの前で足を止めて少し経ってからだった。

 

「あら・・・・・隊長?」

 

後ろから、聞き覚えのある声で呼びかけられた。

 

「え・・・?あ、鳳さん」

 

反射的に振り向くと、知った顔というか、ここ最近頻繁に顔を合わせていた相手がそこにいた。

 

「こんにちは」

 

私服姿の鳳は、事務的なのかそうでもないのか、彼女の人となりを知らない人間には判断の難しい調子で挨拶をする。

 

「こんにちは。今日はオフなんですか?どうしてこちらに?」

 

多少なりとも鳳を知っている隊長は、彼女の身なりと、どうやら上機嫌であるらしいことを見て取り、ちょっと余計なことも訊いてみた。鳳のほうが年下なのだが、普段から何となく敬語で接している。

 

「ここで動物を見る以外、するべきことがあるかしら?」

 

ともすれば棘のある物言いも、彼女にしてみれば至極当然の疑問をそのまま述べただけ。それが分かっているので隊長も何も思わず、それもそうですねと微苦笑しながら頷く。どちらも、動物園を恋人とのひと時や家族サービスのための場所とは捉えていない。

 

言い終えるより前に、鳳は数歩進んで隊長の脇を通り過ぎると、そのままケージ内のイヌワシに視線を注ぐ。こればかりは見ず知らずの人でも分かっただろう。彼女が向ける眼差しに、隠しようもない情熱と憧憬が込められていることに。

 

隊長も黙って、その隣りに並ぶ。無論、あわよくば東京シャード最強のアクトレスといい仲に、というのではない。ケージの中にいるイヌワシの位置との関係で、その辺りが最もよく見えるポジションだったからだ。

 

「貴方も休暇だったのね」

 

視線をイヌワシに固定したまま、鳳が言う。いかにも今気付いたという調子。

 

「ええ、会社のみんなが気を遣ってくれて」

 

隊長がそう答えた直後、ピョッ、ピョッ、とイヌワシが鳴き、翼を大きく開いて羽ばたき始めた。

 

 

隊長と鳳がそろって「おっ」という顔をするが、残念ながら単なる屈伸運動だったらしい。程なく翼を畳んでしまった。が、ただ木に停まっているだけの姿しか見られないことも多いので、それだけでも得をした気分になる。

 

「『ワシ』や『タカ』という名前。それじたいが、彼らを端的に表しているわ」

 

「え?」

 

唐突に、鳳が独り言のような調子で言った。

 

「『輪を描いて飛ぶ』という意味の『ワ』と、『キジ』『アオシ』『アジサシ』などのように、鳥の名前の最後によく来る『シ』を合わせて『ワシ』になったという説が有力だそうよ。タカはもっとそのものずばり、『高く飛ぶ』から『タカ』。どちらも、その飛翔能力を人が称えて・・・あるいは、羨んで付けた呼び名ね」

 

鳳は語り続ける。

 

「両者の間に明確な区別は無く、同じ猛禽類の中で大きいものをワシ、小さいものをタカと呼ぶのが習わしだけれど、ワシと呼ばれてもおかしくない大きさのクマタカがいれば、それよりずっと小さなカンムリワシもいる。要は最初に見た人間が、その大きさをどう感じたか次第ということよ。そして・・・それら猛禽類の中でも、一段と堂々としていて存在感があるのが、イヌワシ」

 

その口調からは、陶然とした雰囲気さえ漂っているように感じられた。

 

「『イヌ』とは本来、どこにでもあるもの、あまり価値の無いものに付けられることが多い蔑称。実際、その羽根が矢の材料にするのには向かず、安く買い叩かれていたからという理由もあるけれど・・・」

 

「漢字で書くと『狗鷲』。『イヌ』の部分には『天狗』の『狗』の字が当てはまる。優れた飛翔能力を持つ妖怪として知られる天狗に、大空を自在に飛ぶその雄姿を重ねての命名だという説もあるんですよね」

 

鳳が、はっと隊長のほうを向いた。未だかつて隊長が見たこともないような表情を浮かべている。

 

「あ、いや・・・すいません」

 

「・・・詳しいわね」

 

良い気分で説明していたのを邪魔されて怒ったのだと思った隊長は詫びたが、鳳は驚きを顔に浮かべたまま感心したように言った。

 

「え、ええ」

 

隊長はほっとしながら頷く。それだけだと素っ気ないかなと考え、当たり障りのない自分語りも付け足した。

 

「動物は全般的に子供の頃から好きだったけど、中でも猛禽類は特に好きな種類の一つで。何と言うか・・・・う~ん・・・・月並みですけど、カッコいいなぁって感じるんですよ」

 

「分かるわ、とてもよく分かる」

 

深々と頷かれてしまった。

 

「人とは本能的に強さに憧れ、強くありたいと願うもの。その祖先が、厳しい序列に支配された群れの中で進化してきた結果でしょうね。強くなければいけない。そうでなければ生き残れないし、子孫も残せない。だからこそ、強いものに嫉妬の裏返しとして憧れ、時としてその強きものと一体になりたいと考える。人に崇拝される、神や天使と呼ばれるものの多くが有翼なのも、彼ら鳥だけが持つ飛翔能力に、自分たちでは決して到達し得ない無限の可能性を感じるからではないかしら」

 

「な、なるほど、確かに・・・」

 

熱のこもった口調で言われると、若干こじつけっぽい理屈にも妙に納得してしまう。まあ実際、神にしろ悪魔にしろ、人の姿であるにしろそうでないにしろ、超常の力を持つ者の背中に翼が生えているというのはよくある話だものな。隊長は心中で、追認するような形でそう理屈づけた。

 

同意を得られたことに満足して、再びイヌワシへと視線を戻そうとした鳳。が、ふと何かを思いついたように軽く眉を上げると、顎に手を当ててふうむと思案顔になる。やがて、

 

「隊長、貴方さっき、動物全般が好きだと言っていたわね」

 

と、確認口調で言った。

 

「え?あ、はい」

 

唐突な話題転換に少し戸惑いつつも、事実なので頷く。

 

「ここに来るのは初めて?この後、何か予定はあるかしら?」

 

「いえ、何回か来ています。園内をぐるっと見て回るつもりでしたけど、特に予定とかは・・・・何か、急な案件ですか?」

 

彼女が自分に対して関心を持つことといえば、何よりもまずヴァイス絡みの案件。休暇を返上して指揮を執れということかと思い、隊長は表情を引き締めながらそう言ったが、鳳は首を横に振った。

 

「そうじゃないわ。ここを案内してもらえないかと思ってね」

 

「え・・・案内?」

 

今度は黙って首を盾に振る鳳。

 

『デート』という浮ついた単語は、そもそも隊長の中に浮かんでこない。ストイックさが服を着て歩いているような鳳にしても同じだった。

 

「それは、まあ、俺でよければ・・・・あ、じゃあ鳳さんは初めてなんですね?ここに来るの」

 

「いいえ、何回か来ているわ。貴方と同じよ」

 

「え、それなら・・・」

 

「でも毎回、鳥たちを見るだけで一日が終わってしまってね」

 

隊長が、これまでの会話の中でいちばん強く納得したのはこの時だった。

 

「たまには他の動物たちにも目を向けてみようと思うのだけど、どこにどんな動物が居るのか分からなくて」

 

「なるほど、そういうことだったんですね・・・・分かりました、ご案内します」

 

「ありがとう」

 

事務的なそれとはやや異なる調子で告げる鳳に、「じゃあ行きましょうか」と言って歩き出そうとした隊長だったが。

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・あの、鳳さん?」

 

「す、少しだけ待ってちょうだい。もう少しだけ・・・・」

 

これまた、今まで見聞きしたことのない気まずそうな声と表情。

 

地面に根を生やしたようにイヌワシの前から動かない(動けない)鳳が、恋人との最後の別れを惜しむようにその場を離れたのは、30分も経ってからの事だった。

 

 

 

 

「そういえば、お礼がまだだったわね」

 

園内をひと通り見て回り、少し遅いお昼時となった頃。

 

レストランのテラス席へ、2人分の食事が載ったトレーを運んできた隊長に、席を確保していた鳳がそう切り出した。

 

「え?・・・ああ、いえ」

 

隊長は一瞬呆けた後に、その意味するところを察した。トレーをそっとテーブルに置いてから、2人がけの席の向かい側に腰を下ろす。周囲をさっと確認し、自分たち以外はほぼ無人なのを確認し、それでも

 

「他言無用って約束でしたから」

 

と、少し潜めた声で言った。彼女の所属する、AEGiS特別高等部特殊部隊の事だ。

 

「もちろん、それもあるけれど。作戦終了後の、防衛審議会での発言についてよ」

 

鳳は隊長の考えを正しく理解したうえで、足りなかった部分を補った。

 

「貴方のような指揮官もいると思うと心強い。霧島次官がそうおっしゃっていたわ」

 

隊長は何も言わず、意味もなく視線を彷徨わせた。立場ある人から認めてもらえた事へのこそばゆさからだった。

 

同時に、あの時の自分の発言や振る舞いを思い出す。今にしてみると、なんとも恐れ知らずだったものだ。

 

 

 

 

アキ作戦の目的が、バンシー宙域に存在が確認されたヴァイスコロニーを『完全殲滅』することから『生かさず殺さずの状態で維持・確保する』ことに変更された原因は、コロニー利権に1枚も2枚も噛もうとした海外シャードからの圧力であった。

 

AEGiS東京防衛政策局次長の霧島は、東京シャードの安全を無視した危険な行為であり容認できないとして反対したが、多数決という数の暴力には抗しようがなかった。

 

となれば、東京シャードにおけるあらゆる安全保障の責任者たる霧島としても、自分に唯一実行可能な手段に訴えるしかない。つまり、お偉方の誰にも打ち明けないまま、変更される前の作戦計画通りにコロニーへの攻撃を実行させたのだ。

 

事情を知っていた鳳には『全責任は私が取る』と明言したうえで。知らなかった隊長には、混乱を避けるために何も伝えないままで。

 

当然、その結果に対して各シャードの代表たちが黙っているわけはない。明確な命令違反の末、自分たちが本来得られるはずだったヴァイスコロニーという莫大な利益がまるごと消滅してしまったのだから。

 

「責任者は誰だ?」

 

海外シャード代表たちの援護に回った北条の誘導もあり、成子坂製作所アクトレス部隊の隊長が召喚されることとなった。

 

「作戦計画に無い攻撃を行ったことへの説明を求められています」

 

防衛審議会からの使いとしてやって来たAEGiS職員から、そう隊長が告げられたのは、作戦完了から一夜明けた次の日の昼。仮の住まいであったAEGiS東京の宿舎を引き払い、手荷物を持って成子坂に戻ろうとしていたちょうどその頃であった。

 

最初は、何かの聞き間違いかと思った。霧島の息のかかったその職員から、事の次第を聞かされた時は驚きもしたし、怒りも覚えた。当然だ。隊長にしてみれば、詐欺に嵌められたも同然なのだから。

 

「霧島次官からのご伝言です。『面倒な事態に巻き込んでしまってすまない。とにかく、自己の保身を第一に考えて発言してほしい。必要なら、こちらを非難する側に回ってもらって構わない』・・・以上です」

 

いいだろう、望むところだ。

 

憤った隊長は、普段よりも大きな靴音を響かせながら官舎の廊下を進んでいったが、次第にその音は小さくなっていった。元々、怒りが長続きしない性格なのに加え、歩くうちに冷静になって、この状況の本質的な部分について考えることが出来るようになったからだ。

 

よくよく考えてみれば、霧島次官は何も悪くない。いや、偉い人たちの決定を公然と無視したり、事情を知らない人間を巻き込むのが悪いことではないのかという疑問はあるが、今は脇に置いておく。

 

そもそもの原因は、海外シャードの代表者たちの横槍だ。

 

彼らがヴァイスコロニーから資源だの利益だのを得ようと欲の皮を突っ張らせなければ、アキ作戦は当初の予定通りに実行されるはずだった。彼らが余計なことをしたせいで、霧島次官は回りくどいやり方でコロニーへの攻撃を行わせざるを得なかった。大仕事を何とか無事に終えてほっとしながら帰路につけるはずだった自分も、こうして呼び出されている。

 

そこまで考えて、単純に怒りの矛先を海外シャード代表に向けないのが、良くも悪くも隊長である。

 

より強く感じたのは、そんな連中が要職に就いているこのアウトランドで、これからも生きていかねばならないことへの、背筋が寒くなるような感覚。そして、ヴァイスの脅威を大勢の人々から遠ざけるためならば、自らの立場を危うくしてでも行動してくれる霧島次官のようなお人は貴重だという事実であった。

 

「(だとすれば・・・・・痛手どころじゃないけど、そうするしかないのか)」

 

かくして、自分のするべき事を理解した隊長は内心で途方に暮れたが、少しだけほっとしてもいた。危うく、いっときの感情にまかせた振る舞いで大きな失敗を犯すところだった。いや、どちらにせよ失敗することは確定なのだが、大か、それよりもほんの少し小さい方か選んでよいと言われれば迷わず後者を取る。人として当たり前の選択だ。

 

「グラヴィトロンへの攻撃をなぜ行ったのか?」

 

「返答次第では、貴君の責任も追及せねばならない。聞かせてもらおうか、判断の根拠を」

 

なので、防衛審議会の会議室へと入り、そこで王者のように振る舞う海外シャード代表団の前に一人で立たされても、その当たり前の選択に従って言葉を発した。

 

「私に与えられた役割は、東京シャードとそこに暮らす人々の生命・財産を守ることです。そしてその役割を果たすためには、あの場ではああする以外、他に方法は無いと判断したからです」

 

その返答を聞いた瞬間、黙って隊長の様子を見ていた霧島の眉が僅かに動いた。

 

「・・・作戦計画に無い攻撃を、独自の判断で行うことが必要だったと言うのかね?」

 

代表の一人が、内心の苛立ちを押し殺した声で問うた。仲間同士の醜い責任のなすりつけ合いを堪能した後に、厄介な次官とこの若造をまとめて解任に追い込むという目論見は、早くもその半分以上が破綻した。

 

そんな代表の胸中など知らない隊長は、間髪入れずに答えた。

 

「そうです。現場の状況を鑑みるに、後方へお伺いを立てているだけの時間的な余裕は無いと、・・・私が判断し、最も近くに居たアクトレスチームに攻撃を命令しました」

 

あーあ言っちゃったよ、一切合切は自分の勇み足です、だなんて。自分の中の保身に走りたがる部分がそう嘆いた。

 

なんでわざわざ自分から、ありもしない責任を被るんだ。『自分は何も知りませんでした、霧島次官の立案した作戦計画に従っただけです』とでも言えばよかったじゃないか、と。

 

 

 

 

「責任逃れしろと言われていたのでしょう。何故、そうしなかったの?」

 

鳳が隊長に訊く。料理に手はつけたものの、まだ口元には運んでおらず、フォークを使って皿の上でもてあそんでいた。隊長は「それは、まあ・・・」と、一瞬言いにくそうにした後で答えた。

 

「臆病者が、計算高く考えた結果ですよ」

 

「・・・うん?」

 

よく分からないというニュアンスで眉をひそめる鳳。ここで嘘を吐いても意味がないと隊長は開き直り、少し気取った調子で続ける。

 

「片や、いちアクトレス事業社の雇われ隊長」

 

隊長は自分をぞんざいに指さし、

 

「片や、東京シャード最強のアクトレスと、東京シャードの防衛を一手に担うお偉いさん」

 

続いて鳳と、その隣り・・・この場には居ないもう一人へ丁寧に掌を差し出す。

 

「どちらに累が及ぶのが、ここで暮らす大勢の人たちにとってより大きな損失か、って。で、大別すれば、俺もその『ここで暮らす大勢』の一人なわけで」

 

恥ずかしさと恐れ、双方がないまぜになった結果として視線を泳がせる。

 

「最悪、刑務所に入ったとしても、東京シャードが安全なら生きていけるし、出所後に職探しも出来るけど、その安全がなくなったらそれどころじゃないと・・・・つまりまあそういう、生き意地きたなーい大人がかました精一杯のハッタリです、すみませんでした!」

 

そして遂に色々と耐えきれなくなり、自分の料理に顔を突っ込みそうな勢いで、がばっと頭を下げる。いったい何に対して謝ってんだよ、と自分自身にツッコんでいると、押し殺したハスキーな笑い声が聞こえてきた。思わず顔を上げる。

 

「比良坂さんといい貴方といい、やはり成子坂は面白いわね、ふふ・・・・」

 

口元に手を当てて、鳳が笑っていた。隊長の脳髄に、そのさまは深く刻み込まれることとなった。単に、初めて見たからではない。思ってもみなかったほど可愛かったからだ。そう、綺麗とか美しいとかではなく、可愛いという表現こそがぴたりと当てはまる笑顔だった。

 

「どうかこれからも存分に、その『計算高さ』や『生き意地の汚さ』を発揮してほしいものだわ。貴方がそれをそう呼ぶのなら」

 

鳳はいったん笑いを収めてからそう言ったが、隊長が何らかの反応を示す前に、彼へ向けたものではない、意地の悪そうな思い出し笑いを浮かべた。

 

「海外シャードの代表屋どもに、あんな顔をさせるほどだもの」

 

 

 

 

「我々にお伺いを立てている余裕は無かった?では、そう判断した根拠はなんだね?」

 

低い声でそう問われても、隊長は表面上臆することはせず、とぼけた風を装って答えた。

 

「ご存じの通り、ヴァイスは人類共通の天敵です。それ以外に何か根拠が必要でしょうか?」

 

決定打だった。海外シャードの代表たちは、顔をしかめたり真顔になったり、白々しい笑みを浮かべたりした。

 

「なるほど・・・・貴君もキリシマ次官同様、古臭い殲滅論の信奉者というわけか」

 

声にはっきりとした怒気を滲ませながら、代表の一人(名前は知らないし、事前に知らされてもいない。アルファベット表記の名札は立てられていたが、隊長には読み方が分からなかった)が吐き捨てるように言った。

 

その後は各代表が口々に、我々を蔑ろにする発言は許されないだの、与えられた権限を逸脱した無法行為だのと隊長への非難を繰り出し、最後には声を揃えて告げた。

 

「我々はアウトランドの総意として・・・アライアンス司令官の解任を要求します」

 

『上司の指示に従っただけ』という趣旨の発言を引き出せなかった以上、本来の目的である霧島次官を巻き込んでの解任要求には届かなかったが、それなりに意味はあった。この仕打ちを本来受けるのはお前だったのだ、もし次に勝手なことをすれば・・・と、霧島に釘を刺すことになる。それに、今後の出世の望みを絶たれた若造が吠え面かくさまで溜飲を下げるという意味もある。

 

さあどうだと言いたげに、勝ち誇った微笑みを隊長に向ける代表たち。しかし、その表情が次第に強ばっていく。なぜなら、

 

「(解任要求・・・・えっそれだけ?刑事罰でも懲戒解雇でも出勤停止でも減給でもなく?ホントに!?よかったー、これでもう身の丈に合わない肩書きに悩まされることも、激務に忙殺されることもなくなるぞ!まあ大勢のアクトレスに直接関われなくなるのは残念だけど、成子坂の雇われ隊長としてならまた会えるだろうし、些細なことだよな)」

 

吠え面どころか、喜びを堪え切れないとばかりに表情を緩ませる隊長の姿があったからだ。

 

虚勢を張っているのでも、諦観から浮かべているのでもない。ただ純粋に嬉しいからこそ起こる自然な頬の緩み。誰の目にもそう映った。いったいどういうことだ、これは。代表たちは互いの顔を見合わせた。

 

人類の発展に寄与する、資源や新技術の宝庫であるヴァイスコロニー。その攻略作戦の司令官に抜擢されたのであれば、さぞ若くして野心に燃えるエリートであろうし、そのキャリアに汚点が残る事をひと一倍嫌うはず。なのになぜ、キャリア組としては死刑宣告にも等しい決定を受けて呑気に笑っていられるのか。いったいなぜ?

 

「言うまでもないが、この解任により、今回の作戦における貴君の功績は全て無かったことになる。また、今後こういった要職に就く機会も2度と与えられることはない。心しておくように」

 

「はいっ」

 

「な・・・・」

 

駄目押しの言葉も、『ありがとうございます』の副音声でばっさり切られてしまう。

 

「しかし・・・・」

 

「致し方ありませんな」

 

何とか擁護しようとする屋島の発言を遮って、断定口調で言ったのは北条だ。ただし、どちらも海外の代表たちと同じく、その目には怪訝や困惑の色が浮かんでいる。

 

一方の隊長は、更に大きな安堵を覚えていた。彼は北条の発言を、面倒だがアライアンス司令官の後任者はこちらで何とか用立てようという意味に解釈していた。感謝を込めて隊長が軽く頭を下げると、北条は困惑の色を更に大きくした。

 

「・・・・ところで、解任理由は何ですか?」

 

芝居がかった声が響いた。この場でただ一人、隊長の胸中をおおよそ正確に把握していた霧島のものだった。

 

「人類の天敵たるヴァイス。そのヴァイスの拠点、コロニーの破壊が罪であると言うのなら、それは何に対する罪でしょう?」

 

今や絶滅危惧種とも言える、ヴァイスの脅威を正しく認識し、行動することの出来る人物。能力、人格、ともに問題なし。あとはそれを発揮するための環境さえ与えてやれば。

 

信頼する部下の鳳にそう聞かされ、霧島自身も、今しがたの彼の発言とこれまでの振る舞いでその通りだと確信した。こんなところで消えてもらっては困る。我々の予測が正しければ、本当に大変なのはむしろこれからなのだから。

 

 

 

 

「俺じゃなく、霧島さんだと思いますよ?」

 

謙遜でも何でもなく、率直な感想として隊長はそう言う。国際世論を味方につけて、自身への解任要求を撤回させたのは彼なのだから。

 

「でも、そのためのピースを揃えたのは貴方よ。自信を持ちなさい」

 

そう返す鳳の言葉も、また真実であった。

 

実際、海外シャードの代表たちがどんなむちゃくちゃな要求を出してきたとしても、それは霧島の切り札によって退けられていただろう。だが、切り札が機能するためには何よりも、極秘作戦が成功するということが大前提だった。

 

もし、予想外のヴァイスの抵抗などが原因でグラヴィトロンの破壊に失敗していれば、世論の論調は相当に違っていたはずだ。隊長や霧島の評価は、控えめに見積もっても『やらなくてもいい攻撃を勝手に仕掛けて、挙げ句失敗した最低の無能指揮官と最悪の防衛官僚』というところだったはず。その場合、当然ながら交渉のカードとはなり得ない。

 

もちろん隊長も、こうして何事もなくアライアンス司令官を続けられるのはありがたいことだと思っていたし、そのことと霧島に対して感謝もしていた。

 

だが、この激務の日々から解放されるのなら、解任要求に唯々諾々と従うのも悪くなかったかな、なんてことをほんの少し思ってしまうのも、また本音である。

 

「っえ・・・」

 

と、そこで鳳が、何の前触れもなく身を乗り出して隊長に顔を近付けた。いったい何を、と隊長が動揺するより先に鳳は、

 

「おそらく近いうちに、ヴァイスの大規模侵攻が起きる」

 

潜めた声で、彼にそう耳打ちした。自身の顔めがけて上昇しかけていた血が、すとんと音がしそうな勢いで下がるのを隊長は感じた。

 

「引き続き、貴方の出番ということよ。期待しているわ。私も、霧島次官もね」

 

悠然と椅子に座る姿勢に戻った鳳が、声の大きさと調子も元に戻してそう続けた。

 

反射的に相槌を打つ隊長は今さらながらに、この場を設けた鳳の、これが本当の目的だったのだと理解する。

 

大規模作戦を共に戦った仲とはいえ、鳳が何の理由もなしに動物園を案内してくれなんて言うとは思えない。今日こうして出会ったこと自体は本当に偶然なのかもしれないが、ならばその偶然を活かして、『備えあれば憂い無し』の格言を実行させようとしたのだろう。AEGiSの公式発表よりも先に、アクトレス事業社連合の総司令官へと機密情報を流すことで、東京シャード全土の民間アクトレス事業社を対象とした備えを。

 

だとすれば何から手を付けるべきかな。隊長は早くも考え始める。

 

アキ作戦に参加したメンバー以外だと、うちもまだけっこう汎用ギアを使ってるアクトレスが多いんだよな。幸い専用スーツは全員に支給し終わっているから、やはりまず全員専用ギアフル装備にさせて、余裕があれば品質も向上させるべきだ。

 

ああでも、他の民間事業所や個人経営のアクトレスはどうしよう。専用ギアやスーツどころか、型落ちの装備で頑張ってるところもあるし。AEGiSの備品担当者にかけあって、余剰分を貸し出してもらおうか。でも、レンタル料をどこが持つのかってことでまた面倒になりそうな気も・・・・

 

「・・・・ん?」

 

不意に、人影もまばらな辺り一帯が、それまでより幾らか騒がしくなった。何事かと視線を巡らす・・・よりも先に、2人の視界に鮮やかな青色が飛び込んできた。

 

「あら・・・」

 

「おお・・・」

 

ほぼ同時に声を上げる鳳と隊長。テラス席に向かい合って座る2人の間に、にゅっと突き出された鳥の顔。反射的に体のほうへ視線を向けると、大柄の胴体と、そこから長く後ろに伸びる美しい飾り羽根があった。

 

立派なオスのインドクジャクが、テーブルの上をのぞき込んでいた。園内で放し飼いにされている個体だ。

 

「ん?」

 

軽い驚きと感動を覚えながら見ていた隊長が、ふと首を傾げる。

 

そのクジャクは、テーブルに置かれたトレイの上をしげしげと見つめた後、鳳と隊長を、まるでご機嫌を伺うように交互に見た。そして、またトレイの上を、正確にはそのうちの一点を見つめる。先ほど隊長がレストランで調達してきた、鶏の唐揚げが盛られた紙コップを。

 

あまり知られていないが、クジャクは雑食性。しかも食べられるものは何でも口にする悪食で、原産地のムガールシャードでは野生個体が食べ物を求めてゴミ捨て場などにも現れるという。

 

「どうぞ」

 

「あっ・・・」

 

鳳が唐揚げを一つつまみ上げ、競うようにしてクジャクの前に差し出した。ここまで0.5秒。

 

それ俺の昼飯・・・という抗議が一瞬隊長の胸に去来したが、まあ1個くらい別に何とも、という考えにすぐさま取って代わられた。しかし、

 

「・・・・・」(スッ)

 

「え・・・」

 

クジャクは目の前に差し出された唐揚げに手を付けず、遠慮するように鳳から視線を逸らして一歩後ろに下がってしまった。

 

「あ~・・・お、お腹減ってないんじゃないですかね?」

 

「・・・・・・」

 

何だか不憫に思った隊長がそう言ってフォローするが、鳳はよほどショックだったらしく、唐揚げを差し出した体勢のまま固まっていた。

 

よし、じゃあそれを証明しようとばかりに、隊長は紙コップからもう一つ唐揚げを取り出してクジャクの前に差し出

 

ひょいぱくっ

 

すより先に、そんな効果音が付きそうな勢いで、クジャクは隊長の手から唐揚げを引っさらった。やや上を向いて首をカクカク、嘴をパクパクやって、あっという間に平らげてしまう。

 

「わ~!」

 

「クジャクさ~ん!」

 

もっとくれ、と目で隊長に訴えていたクジャクだったが、甲高い声が自分に向かってくるのに気付いてさっと身を翻した。

 

声の主は、母親と共に少し離れたテーブルについていた、おそらくまだ幼稚園くらいと思しき子供2人。もうじっとしていられないという様子で、フライドポテトやチキンナゲットを手に、歓声を上げながらクジャクへと突撃をかけていた。だが直後に

 

「あ~・・・!」

 

という残念そうな声に変わる。

 

迷惑顔のクジャクが、ばさばさと羽ばたいてテラスの屋根へと避難してしまったからだった。

 

「おー・・・!」

 

隊長も声を上げるが、こちらは感嘆の声。一瞬のことながら、長い飾り羽根をなびかせて飛ぶクジャクの姿は、さながら伝説の鳳凰のようだった。

 

空腹が満たされたのか、それとも次なる貢がれ先を探すためか。屋根の上から彼らを見下ろしていたクジャクは、そのまま雨どいの近くを伝って建物の反対側へと歩いていき、やがて屋根の向こう側に隠れて見えなくなった。

 

「エサやりたかったのにー」

 

「ねー」

 

2人の子供は悔しそうに言い合いながら、母親の元へと戻っていく。

 

「・・・・・・あ」

 

クジャクの一挙一動に見とれていた隊長は、そこでふと我に返った。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

鳳が、恨めしそうな様子で自分を睨んでいることに気付いたのだ。

 

「あ、あははは・・・・・・」

 

言うべき言葉が見つからず、とりあえず苦笑。全く非はないのだが、何だか無性に申し訳ないような気持ちになってきた。

 

「むぐっ!?」

 

そして、くぐもった声を上げる。鳳が、やけっぱちのように、持ったままだった唐揚げを隊長の口にねじ込んだからだった。

 

「さっきまでの事は忘れなさい。いいわね?」

 

目を白黒させる隊長に、鳳は言った。反論など断じて許さない、かつてないほどドスの利いた声だった。

 

「ふぁ、ふぁい・・・・・」

 

口をもごもごやりながら、隊長は何とか返事をする。同時に一瞬で心に誓った。

 

今後何があったとしても、自分から彼女を怒らせるようなことだけは絶対するまい、と。

 

 

 

 

余談。

 

鳳の機嫌が直ったのは、それから割とすぐのこと。

 

隊長が、モンゴルシャードで行われている、イヌワシを使った狩りの様子の映像記録を貸してあげると約束した時の事だった。そりゃもう、見事なまでにスッと直った。

 

燕雀いずくんぞなんとやら、ということわざを思い出した隊長だった。

え~、新年のご挨拶からいつの間にやら3ヶ月も経っちゃいましたが(汗)、もちろんその間

何もしていなかったわけではなく、怪獣作りにソシャゲにガチャにそろそろ動き始めた

クワガタたちのお世話にため込んでたラノベの消化にゴロ寝にと(おいw;)色んな事に

勤しんでおりました!

 

その中でも最近

 

「ああっ!ソシャゲのイベント消化のためにも今やってる場合じゃないのに!でもどんどん

形になってってすっごい楽しくてやめらんない!」

 

という困ったことになってきてる勇者ダ・ガーnもとい怪獣「バガン」の進捗具合について

ご報告していこうかと。

よろしければお付き合いくださいませー。

 

 

 

頭の形を作り始めたのが去年の・・・・えーといつくらいだっけw;?

 

 

 

 

そこからけっこうな時間をかけてここまで作り、

 

 

 

 

同じく、けっこうな時間をかけて、予め作っておいた胴体と合体しました。

・・・・ここまで来たのがようやく去年の12月くらいだったかな?

魔獣ロウドウ絡みのゴタゴタから解放されたのがよほどホッとしたのか、はたまた気が

抜けたのか、夏から秋にかけて自分でもびっくりするくらい何もやる気が起きなくて

 

「まとまった時間取れたぞ!作るなら今だぞ!」

 

と頭では分かってても、それを上回る

 

「あ~何もやりたくない、ずっとゴロ寝してたい・・・・」

 

という気持ちに打ち勝てなくてずっとベッドの上でスマホ眺めてました(汗)。

 

 

でも!ここまで来たらがぜんやる気が出てきましてですね、

 

 

 

 

 

首や腹回り、尻尾の付け根の前側の皮膚をコツコツ盛り、

 

 

 

 

 

次いで足にも取りかかり、

 

 

 

 

 

やっぱ怪獣はその膨大な質量を支える足が大事なポイントの一つだよね!という真理を

再認識しながら、

 

 

 

 

 

鋭い爪とその周りを包む皮膚を作り、

 

 

 

 

 

翼の大まかな形をモデリングクレイで作り、

 

 

 

 

 

元デザインを参考に細かいパーツを作りつけ、

 

 

 

 

 

そこへパテを盛ってまずは片側の翼完成!さあもう片方とそろそろ両腕の造形準備だ!

という段階です。ここまで4ヶ月ほど。

 

さあ、やらなきゃいけないソシャゲのイベントとかもあるけど、それ以上にこいつを

作りたい衝動が今の自分の中では勝ってるので、パテを盛っては合間の時間にスマホを

いじるというルゥ・ティンもといルーティーンを今後もしっかりこなしていきます!

 

はい、自分でも何言ってるんだか段々分からなくなってきましたが、要はこれまで通りに

やりたいことをやりたいようにやっていこうというわけです!

 

というわけでまた次回をよろしくお願いします!

 

 

 

というわけで!

皆様、新年明けましておめでとうござ・・・・・あれ?

 

 

 

 

 

あの~・・・・ユキヒョウさん?あなたの出番じゃないですよ?

 

・・・・はいっ!それでは気を取り直しまして、

皆様!新年、明けましておめでとうござ・・・・・・あら?

 

 

 

 

 

いえあの・・・・アムールヒョウさん?あなたの出番でもなくてですね・・・・・・

 

ああっちょっと待って!

 

 

 

 

 

子連れのチーターさんたちでも!

 

 

 

 

 

何かグンニャリしてるウンピョウさんでも!

 

 

 

 

 

ましてやライオンの奥様がた!あなた達でもないんですってばぁー!!

 

 

 

???「おのれらいい加減にせんかい!!

     うP主さん困ってはるやろ!!」

 

 

 

 

 

よくぞ言ってくださいました、そしてお待ちしてましたベンガルトラさん!!

いよっ、さすが今年の干支の一族!でもなんで関西弁なんです?

 

「だってわしトラキチやねん、トラだけに」

 

はいっ、お後がよろしいようで。

 

 

 

 

え~というわけで大変長らくお待たせ致しました、今年の干支、虎の登場です!

そして新年明けましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

おそらく、1枚目が上野動物園の、2、3枚目が多摩動物公園のベンガルトラさんだったと思われます。

コロナが侵略してくるより遥か以前に動物園巡りした時に撮影したものなんですが、今となっては

いまいち記憶が曖昧でして・・・・(日頃から整理しとかないから

 

 

 

 

 

マイフェイバリット動物の一角であるイヌワシ目当てで出かけた時、一緒に撮影したものでした

・・・・・っていうのをこの写真見て思い出しましたw;

本当に精悍だし立ち居振る舞いが堂々としてて、ザ・猛禽類!って感じがするんですよ!

 

 

 

 

 

飛んではくれませんでしたが、翼を大きく広げた姿を見られただけで大満足でした!

 

・・・・・・いや今はイヌワシの話はいいんですよ、いやよくないけど今回に限っては論点がそこじゃ

ないんですよ。

 

 

 

 

 

相変わらず世界はコロナのせいであちこち大変ですが、持ち前の美しさと勇猛さでもって、その脅威を

震え上がらせ追い散らしてくれることを今年の干支に期待しつつ、引き続き自分に出来ることを

頑張って行こうと思います!

 

 

 

それでは改めまして、皆様、今年もどうぞよろしくお願い致します!

今年も1年間色々とありましたが、それでもどうにかこうにか、この日を無事に迎えることが出来ました。

お世話になった皆様方に篤くお礼申し上げますとともに、来年もどうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

結果から考えれば間違いなくコロナのせいなんですが、それまで上手くやっていた(つもりの)現場での

人間関係で思い悩むことが増え、気まずくなった中で発生させてしまった失敗が原因で決定的に

針のむしろ状態になり(自分の思い込みかもですが)、もうこれは無理だ後先考えずに退職するしかないと

腹をくくったところで運よく派遣の仕事が舞い込み、勤務先や通勤手段、仕事内容、人間関係など

種々様々な変化もありましたがそれらにもすっかり慣れ、結果的に以前よりもやりやすい環境に

身を置くことが出来て、心穏やかに過ごせています。

 

「『人生万事塞翁が馬』って、本当なんだなぁ・・・・」

 

以前の現場がその後、航空業界の低迷と親会社のやらかしのダブルパンチで休業中と聞いてからは、

余計にそんな思いが強くなりましたが、逆に言えば、いま享受している幸運もどこでどう災いに転ずるか、

全く計り知れないわけでして。

そして、いざ災いへ転じた時に為す術の無い最たるものが、やはり人間関係だよなと。

 

「人間関係とは、ものすごくシビアな西部劇の決闘のようなもの」

「申し込まれる決闘を片っ端から受けていては、とても生き残れない」

 

むかし読んだラノベですんごい鮮明に頭に刻まれたト書きなんですが(ミナミノミナミノ、だったかな?)、

更に自分に適合するように追記するとすれば、

 

「そもそも自分がいま決闘に参加しているのかどうかさえ知る手段は無く、かつ自分のホルスターには

常に銃も弾丸も入っていない」

 

てな感じでしょうかね。相手が機嫌を損ねて銃を抜けば、大人しく撃たれて退場するしかないわけです。

どうでもいいとか、そんなもん気にする必要ない!と口では強がってみても、いざその場に立つとやっぱり

ビクビクしてしまうどうしようもない自分なわけでして。

 

だからこそ、人間社会のゴタゴタや面倒など歯牙にもかけない、ゴジラのような強く巨大な存在に、

幾つになっても心奪われたままなのかなぁ、と。

 

 

 

・・・・・え~まぁ、つまらないうえに訳分からない事を延々と書いてしまいましたが(汗)、要するに

何が言いたいのかといいますと、

 

「これから先に何が待っているにせよ、過度の期待も悲観もせず、淡々とやっていこう」

 

ということになるのかなと。

 

あ、もちろん仕事とそれに関する諸々に対してのみで、趣味に関してはこれまで同様、

全力全開でやっていきますよ!!

 

 

 

 

 

大丈夫!物心ついた頃からの、無二の親友がついているのですから!!

 

 

 

 

 

そして今や、その親友はちっぽけな日本を飛びだし、

 

 

 

 

 

世界中に数多の信徒を持つ、偉大な怪獣王に至っていますからね!!

 

 

 

 

 

まあ現在、その親友の敵を作っているという状況については思うところもありますがw;

 

 

 

 

 

版権貸し出し期間の関係で、レジェンダリーでの出演はいったんひと区切りらしいですが、

ならばこの機会に本家・日本で大暴れして信者に元気を与えてくれくださいゴジラ!!

 

 

 

 

 

というわけで(?)、繰り返しになりますが、自分史上かつてないほど真剣に思い悩んでた時に

支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。

よいお年をお迎えください!そして、来年もどうぞよろしくお願い致します!

 

と、いうわけでぇ~・・・・・・

 

 

 

ゴジラ、67歳の誕生日おめでとうございます!!!

 

 

 

 

 

都合よく買ってきてもらってたケーキでお祝いです(おいw;

 

 

 

 

 

気がつけば前回の投稿からすっかり月日は流れ、いつの間にやら秋になっちゃってましたが(汗)、

趣味に対する情熱が冷めたなどというわけでは決してありませんので引き続き投稿は続けて

行きたいと思ってます!

 

・・・・でも諸般の事情で新しいネタの準備とかが出来てない(汗)ので、今回のところは過去の写真の

再掲で勘弁してくださいませw;

 

2年前に開催された「ゴジラウィークナゴヤ」にいらっしゃった初代様。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは平成vsシリーズのゴジラ。

ハリウッド版だの混合栄養生物だのと次々に新しいゴジラが現れても、自分にとっての最高のゴジラは

今なおこのお方だと断言出来ます!

 

そして、年に1回安定して特撮怪獣映画が見られたこの頃は本当に幸せな時代だったなあ・・・

ということも、改めて実感されます。

 

 

 

 

 

そのハリウッド版ゴジラもいらっしゃってました。

vsコングでモンスターヴァースシリーズはいったん終了、と言われてましたが、同作の大好評によって

続編が検討されているとか。

ぜひとも続いて欲しいですね!

あ、でもそうなると、今度は日本の特撮ゴジラの復活だ!と思ってたのがまた当分期待できなくなって

しまうかも・・・・・う~ん悩ましい!

 

 

 

 

 

 

先ほどの初代様は2018年~2019年のゴジラフェスにて大勢の前に姿を現し、その後はここ、

淡路島のゴジラミュージアムに展示されています。

とはいえ、缶コーヒーのCMなんかにもご登場されてますし、今後も何かしらのイベントや映像作品

などに出てくるんじゃないかな~なんて期待してます。

 

普段(?)は梅小路蒸気機関車館で動態保存・展示されてて、時々(?)出張でSLやまぐち号を牽引してる

C57 1号機関車みたいな立ち位置だな、なんてことを何故か思っちゃいましたw;

え?今はもっと動態に復元されたSLたくさん居る?・・・・ソ、ソウナンデスカ?(←20ウン年前の知識で

喋ってるヤツ

 

 

 

 

 

まあそれは置いといて(なら何故書いたし)、

未来へと向かう怪獣王の記念記事で過去の写真ばかりというのもアレなので、押し入れから

食玩を引っ張り出して撮影してみました!

 

本日、つべでライブ配信されてたゴジラフェス2021内での一大コンテンツ

 

ゴジラvsヘドラ

 

にあやかって、我が家でも同対戦開幕です!

 

 

 

 

 

撮影してからはじめて気付いたんですが、ゴジラの背ビレが一枚抜けちゃってます(汗)。

まあ、そんな大切なものを無くすはずがないので、探せば出てくるでしょうw;

 

ファイナルウォーズ公開当時の2004年の食玩ですが、そうとは思えないくらいのクオリティの高さに

驚いたのを今でも覚えています。・・・・まあお値段の方にも同時に驚いたのですが(笑)。

ゴジラとヘドラ以外にも何種類かあったのですが、箱を手に取った瞬間明らかに重たかったのが

ヘドラでして、素人の自分にも容易に判別が出来ましたw

 

 

 

 

 

食玩からガチャポンの景品に変えてもう1ラウンド!

 

 

 

 

 

20年近く経ったものですから、ヘドラのほうはPVCから染み出した汁でベトベトしてて、なんだか

本物のヘドラみたいでした(笑)。

 

年月を経てもサラッサラの清潔感溢れる状態だったゴジラとは対照的でしたね(言い方

 

 

 

 

 

去年の今日はその前日(11/2)のお仕事でやらかしてしまったせいで

「休みが明けたら責任取って後始末しなきゃ・・・・」

という重荷を心に抱えていたせいで、せっかくのめでたい日を手放しで祝えないという悲しい状態

だったのですが、今年は何事もなくこの日を迎えられたので本当に嬉しい限り!

 

この先も100歳になられるまで、いいえ自分の寿命が続く限り、ゴジラを応援しその誕生日を

祝い続けたいと改めて思う2021年11月3日なのでした!!

さて、皆さん・・・・・・これからお話することは、全て本当にあったお話です。

 

というか、私が昨日実際に体験した、こわ~いお話です。

 

どうか、皆さんが同じような目に遭いませんように。

 

そんな切なる願いを込めて、お話ししておこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

連休を目前に控えた、その日の朝のこと。

 

夜勤から帰ってきた私は、朝風呂、食事、歯磨きなど、必要な事をひと通り済ませ、エアコンの効いた

自室でソシャゲをしながら、仮眠をとるための眠気が来るのを待っていました。

 

そのとき不意に、ブーンという羽音が聞こえました。私は反射的に、ああ惜しかったなと思いました。

何故かと言いますと、私の部屋にはホーペオオクワガタのペアが入居した飼育ケースが置かれて

いるからです。

夏場を迎えて元気に動き回ってはいるものの、飛ぶ姿はこれまで一度も見ていないなあと思っていると、

またブーンという羽音が聞こえました。しかし、楓さんを操作してデイリーゴールドミッションをクリアする

という大切な任務の最中だったため顔を上げることが出来ず、ああ惜しかったなと同じことを

思うのみでした。

 

その後、飼育ケースの中で元気に動き回るクワガタを見ていると、やがて急激な眠気がやってきたため、

私はスマホに充電器を差し込んでから布団に入り、夕方からの出勤に備えて眠り始めました。

 

 

 

 

 

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昼過ぎに、不意に目が覚めました。

カーテンを閉め切って薄暗い部屋の天井をぼんやり見上げていると、クワガタたちが動き回って

いるのであろう生活音が聞こえてきます。

 

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しかし、どうも妙です。

飼育ケースの壁に、大アゴや頭をぶつけるコツコツという音でも、オスがメスを追いかけ回して、

産卵木やゼリーカップを引っかき回すカリカリという音でもない、表現に困るような音でした。

 

クワガタたちは何をやっているんだろう。

・・・・・

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いや待てよ?そもそも本当にクワガタたちが立てている音なのか?

ふと疑問に思った私の脳裏に、朝、母親から聞いた話が蘇りました。

 

 

 

 

『今日の朝、トイレに入った時、床の上に黒いアレがいた』

『慌てて殺虫剤を取りに行ったけど、トイレに戻った時には姿を消していた』

『すごい立派なサイズだった』

 

 

 

 

戦慄と悪寒が背筋を駆け上がり、一瞬にして眠気が吹っ飛ぶのを私は感じました。

それと同時に、頭の中の冷静な部分では、他のことを考えていました。

 

 

 

 

 

デイリーミッションをこなしていた、あの時に聞いた羽音。

いま思い返してみると、

クワガタのそれにしては妙に軽く、小さな音ではなかったか?

 

 

 

 

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ということはつまり・・・・・・アレはクワガタの羽音などではなく・・・・

というか、奴はそのとき既に我が聖域に・・・!!!

 

いや待て、早合点してはいけないと私は自分を律しました。何事もまず確認しなくては。

はね上がるようにして布団から立ち上がり、薄暗い部屋の中を恐る恐る見回しました。

 

うん、大丈夫だ。いつも通り、数多の怪獣王たちに守られた我が聖なる神殿の姿だ。

そしてその片隅に、オオクワガタの入居した飼育ケースと、幼虫の入った菌糸ビンが、

 

 

いや待て!!

 

あれは、あの微かにうごめく楕円形の黒い影は

何だ!?!?

 

ああ!!神よ!!!

 

床に!!!!床に!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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たとえ、飼育ケースの辺りから物音が聞こえてきても、愛するクワガタの生活音だと決めてかかっては

いけません。

さもないと、あなたも私と同じ目に、

遭うかもしれませんよ・・・・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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以上、お気楽・極楽・脳天気な自分が体験したビックリドッキリシチュエーションでしたw;

 

あ、ちなみに発見した段階で既に何故かひっくり返ってもがいてたので、近くに置いてあった

クワガタ用の産卵木をゴロゴロッと転がしてローラーみたいに轢き潰して始末しました。

菌糸ビンの下に敷いてた新聞紙の上でのことだったので、床も汚さずに済んで何よりでしたね~。

 

かくして、M宇宙ハンター星雲人の地球侵略計画は未然に防がれたのでした!!(おいw;

 

 

そんなわけで、皆さんも黒きアレにはお気を付けくださいませ~w!

 

 

と、いうわけで!

本日、感染対策を万全に行いながら観てまいりました

 

ゴジラvsコング

 

ひと言で表わすとすれば・・・・・・うん!観に行ってよかった!

 

キングギドラという最大のライバルと戦った後に、デカいだけのゴリラと戦うの?勝負になるの?

なんて失礼千万なこと考えたりもしてましたが、観終わった後にはコングの事もゴジラと同じくらい・・・・

とまでは流石にいきませんが、でもかなり好きになりました。

というか、怪獣好きの怪獣好きによる怪獣好きのための映画だなあと^^

 

公開前に監督が語ってた通り、しっかりと決着も着きますので、結末が気になる方はぜひとも

劇場まで足を運んでみてくださいね。きっと後悔はしませんので!

 

 

 

そして・・・・・・

 

 

大満足を味わった帰り道で、運良く

「一番くじゴジラvsコング」

のA賞を引き当てることが出来ました!!

 

映画館の入ってるショッピングモールから、余韻に浸りつつ帰ろうとしてた → 途中の雑貨屋さんから

ゴジラの声が聞こえて条件反射で入店 → 一番くじ発見して即購入

 

という経緯を経てのゲットでございました。我ながらいい条件付けがされております

そこでゴジラの呼ぶ声に気付かなければ出会えなかったんだなあ・・・・と思うと余計に

感慨深いです。

 

自分がそのファンであるだけで、ゴジラからこちらへの気持ちなど全く無いと思ってましたが、

今日この時ばかりはちょっとだけ「俺もゴジラに愛されてる?」なんて自惚れちゃいましたw

これで向こう3ヶ月くらいはソシャゲのガチャで爆死し続けても文句は無いかなあ(いやホントに!)

 

あ、因みに2回引いたのですが、もう一つの方はE賞のポスターコレクションで、中身は

モスラ対ゴジラでした。

平成vsシリーズが7枚も入ってるのにぜんぶ外す辺りがやはり自分らしいなとw;

 

 

 

そんなわけで、映画の内容的にもその後の出来事にも大満足な1日だったのでした!

「愛知県で、ゴジラ隊長復活!」

 

「ゴジラ隊長、春日井市に迫ります!」

 

「ロウドウと戦うつもりか・・・・!?」

 

 

 

 

というわけで!6月1日から早速、新しい職場へと向かい、お仕事開始早々に飛行形態から

スライディング着地しつつのプラズマ火球3連発をお見舞い!・・・・してませんが(あたりめーだw;)

最初の週を無事に終えてきた次第です。

 

以前、機械加工の仕事に就いてたこともあって、全くの未経験より幾らかはリラックスして

お仕事出来てるかな、という感じがします。

正社員じゃないからというのもあるでしょうが、職場の皆さんも親切に接してくださいますし、

これまでのようなノルマ!ノルマ!!でも焦って失敗するな、でも絶対ノルマ!!!というような

感じではないのがありがたいです。

何より、周りを気にせず一つの作業に黙々と取り組めるのがいいですね!

夜勤もあるとの事ですが、既によそで経験してますのでさほどの問題ではないかと。

 

一番の問題は、通勤にかかる時間とその手段でしょうか。

車通勤というこれまで経験の無い通勤手段ですし、片道1時間以上かかるので運転への

集中力の維持がネックです。ちょっとした油断で取り返しのつかない事態にもなりかねませんし。

特に夜勤上がりの帰り道はガム噛み噛みが必須になりそうですw;

 

でも、これを機会にとうとう自分の車を持ってしまいました!俺ってば大人~(にんまり

まあ軽自動車なんですけど(汗)。

 

そんな感じで、ひとまずお仕事のほうは落ち着きを取り戻しつつあります。

心配してくださった皆さん、ありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

趣味のほうでは、現在最も作業がノッてる可愛い怪獣王様に加えて、

 

 

 

 

 

並行作業でもう一つ作り始めてたり、

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチャポンでダブった地球の守護神の飛行形態の片方を、パテでもって2足歩行形態に

改造したり、

 

 

 

 

 

いつの話してんの?と言われそうなfgoイベントでは、アイドルえっちゃんの正式召喚と

レベルマを達成したり、

 

 

 

 

 

アリスギアのほうでは、専用ギアは揃ってたけど☆4が居なかったすぐみんがアナザー形態で

来てくれたり、

 

 

 

 

 

アオイさん目当てで回したら音緒くんがすり抜けて来てくれたり、

 

 

 

 

 

同じくすり抜けでひかりちゃnが来てくれたり、

 

 

 

 

 

 

友人に勧められて始めたウマ娘では、デイリーの無料単発ガチャがめっちゃ仕事してくれて

スペちゃんスカウト成功したり、

 

 

 

 

 

けっこう遊ばせてもらってるから、1回くらいはお布施しとかねば・・・・という義務感に駆られて

1樋口ほど課金してみたら、有償限定のSSR確定ガチャが奮発し過ぎてくれてとんでもない事に

なったりしてました!!

 

というか、オグリの出身地の笠松って割と近い所なんですがw;

 

 

 

 

 

 

 

毎回うまぴょいさせられずに終わってるわけじゃないんですが、一番うまぴょいさせてあげたい

ライスの育成が未だにウマく、もとい上手く行かんです・・・・

この時は温泉旅券も貰えてたので余計に悔しかったですねぇorz

何とかして彼女に鬼を宿らせるべく、お兄様を遂行して行く所存であります!

 

色合い的にも青と黒ですから、まあその・・・・えへへ、お分かりになるでしょ?(おいw;

 

 

というわけで、また自分の好きなことを好きなようにやっていこうと思うわけなのでした!

それではまた!