通知表 | 続・伸楽舎の日々

続・伸楽舎の日々

看板もない小さな塾で、愚直に頑張る生徒を応援している塾長夫婦(&時々ワンコ)の日々を綴っています。

今日は県立入試全期選抜の合格発表日でした。
伸楽舎にとって、私にとっての1年間の通知表が渡される日です。
塾の評価はたった2通り、
全員が合格すれば「5」
1人でも不合格者が出れば「1」

です。

今年も通知表は「1」でした。

ここ数年「5」が取れない。

まったくもって情けない…

 

大抵の塾は、「うちの塾から○○人合格しました!!」

とは声高に叫んでも、

不合格者の数を明らかにしません。

まぁそれが普通ですよね。

好き好んで自分の塾の悪いところを公表するところなんて、そうそうないでしょう。

他の塾のことなので、別にそのことはどうでもいいです。
しかし、この塾を続ける上での矜持として、

保護者、生徒の皆さんには、全てを知っていただいた上で入塾を決めてほしいと
私がこの塾を立ち上げた時に決めたので、
例えそのことで退塾者は増え、入塾者が減ろうとも、
自塾のありのままをこのブログで伝えます。

 

塾生はみんな本当に頑張ってくれました。

しかし、全員を合格に導くことができませんでした。

信頼して預けてくださった保護者、
そして俺を信頼してついてきてくれた生徒に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

11期生の生徒たちは本当によく頑張りました。

今年度は断り切れないオファーが多くて、例年よりも人数が多い学年でした。

(とにかく志望校のレベルが高かった)

私も全員を合格させるためにありとあらゆるプリントを作っては

みんなにやってもらい、テストをしてきましたね。

全員が私の指示以上に勉強に対して前のめりに取り組んでくれました。

おそらく伸楽舎史上一番課題を出して、一番こなしたんじゃないかな。

正直しんどかったよ。
入学当時のことを思い出すと、

よくもまあ平気でその志望校を宣言するなと…

でも入塾してしてからは、私の厳しい指導にも歯を食いしばってついてきてくれました。

最後の最後、何とか勝負できるところまで成績を上げ、

それでも本番、どっちに転んでもおかしくない状況だった子が、

例年とは比較にならないくらい多かった。

そんな中、自分の力を信じて、最後の1秒まで闘って、

合格をもぎ取った生徒諸君、心から、おめでとう。

今日はその余韻に思いっきり浸ってちょうだいね。
ただここで満足しちゃいけないよ。
ここからまた新たなスタート。
今日まで頑張ってきた努力を無駄しないためにも、
明日からまた継続させていこう。


今回合格に手が届かなかった子、
何も恥じることはないよ。
再三厳しいと言われ続け、それでも諦めずに努力し続け、
高い壁に向かっていったその姿、私は心から尊敬します。
何とか合格させてやると言っておきながら、
願いを叶えてあげられず、本当に申し訳ないです。
本来なら二度と塾になんか来たくないだろうに、
私のことを恨んでも不思議ではないはずなのに、
直接挨拶に来てくれてありがとう。
後輩たちのために、今回自分がとった点数を伝えに来てくれてありがとう。
感謝しかありません。
さらに、不合格にしてしまったにもかかわらず
高校生になっても塾を続けたいと言ってくれて、
とてもとても感謝しています。
3年後、必ず嬉し涙を流してもらうからね。
そのために、今まで以上に厳しい指導になるかもしれないけど許してね。

11期生の保護者の皆様、受験、本当にお疲れ様でした。
そして今まで自塾に大切なお子様を預けてくださり、
本当にありがとうございました。
どうか、今日だけは手放しにお子様を褒めてやってください。
全員、死力を尽くして頑張りました。
今日この日を迎えられたことが胸を張れることです。
また、今後も高等部に預けてくださる保護者の皆様、
今後も全力で指導にあたりますので、どうぞよろしくお願いします。

今回の結果を受けて、県立入試の後期試験に臨む子もいるので、
全員の入試結果は載せられませんが、
現時点で進学先が決定している11期生の結果をここに記します。
生徒たちが本気で頑張った結果です。

安積高校(普通科) 6名
郡山高校(普通科) 1名
須賀川桐陽高校(普通科) 3名
須賀川桐陽高校(数理科学) 1名

 

​​​​​【最終進学先のみ掲載】​​​​


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