2年前の今日、手術をしました。
告知を受けてから、3週間後の事でした。
仕事の引継ぎ、入院の準備などなど、することが沢山ありすぎて、
ドラマのように、泣いたり騒いだりする事が全くなかった
実感がなかったというのが正解か・・・
どちらかというと、
『手術で採れば、問題ないんでしょ?』
みたいな感じだったので、術後、抗がん剤を受ける事なんて、全く想像もしなかった。
当日の午後3時、予定の1時間遅れで、歩いて2階にある手術室へ
向かう途中、ここで知り合った患者さん何人かに、
『大丈夫!すぐ終わるからねぇ』
と声をかけてもらった、優しさに泣きそうになる
手術室の入り口で、家族、病棟の看護師さんと別れ、
手術室に入ると、ストレッチャーに乗せられ、私が手術する部屋へ
中に入ると、ストレッチャーより幅の狭い手術ベットに、自分で移動
自分は、このベットに乗れるのかとドキドキする
手首に、針を刺そうと、麻酔科のちょっとオタクっぽい若い女性が、
私の血管が見えない事がわかり、若干、焦っているのがわかる
その後ろで、指導者(?)の麻酔科医が、その女性に、はやくしろ!見たいな事を言うので、
私は、心の中で、『そんな焦らさんとってよ~』と私もドキドキしだした
なんとか、無事に針も刺さり、今度は、腰に麻酔をするため針を刺す
ここから、意識がなくなり、気が付いた時は、約5時間の手術が終わり、
手術室のベットからストレッチャーに乗せられようとしてました
腹帯をしていたからか、ぺったんこになった感じがして、
『あ~、終わったんやぁ。これで、子宮なくなってしまったんや・・・』
とさみしく思っている間に、ICUへ移動
痛み止めが合わず、ものすごい寒さで、体が震え、嘔吐する
何人ものICUの看護師さんが、手際よく動いていたのが印象的
しばらくすると、主治医が来て、
『無事、終わりましたよ』
と言われ、安心する。
(この光景、今も時々、夢に出てきます)
その後、両親、妹が面会に来て、何だか、泣けてきた
そして、翌日の午後2時まで、ICUで過ごした。
すみません、長々と・・・
2年経ってもしっかりと、覚えているものですね
あまり深く考えなさ過ぎたせいで、治療に入ってからが、とても大変で、
生きると言う事が、こんなに辛いとは思わなかった
と入院中、看護師さんに言ってしまいました
変わった事
考え方が少し変わったように感じる
よく眠るようになった
ズボンをはくようになった
(これまでは、1本もズボンを持っていなかった)
ちなみに、
私が生まれたのが木曜日
手術をしたのも木曜日・・・偶然なんですけどね