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こんにちは!
岐南町議会議員🌺後藤ゆきです!

 

 

 

今回の補正予算の採決は、

9人中(議長は採決に加わらないため)

賛成6名・反対3名

で原案可決しました。

 

 

コミュニティバス(町民バス)は来年度から運行されることになります。

 

 

今議会で、わたしはこの補正予算(原案)に対して、

 

 

・コミュ二ティバス事業債務負担行為

(令和4年度~令和8年度の間に

コミニティバス事業に係る予算の上限許可を求めるもの)

1億8千476万円

 

 

この項目について削除した修正案を提出しました。

この修正案は賛成2、反対7で否決されました。

 

修正案の提出者でありますので、

否決された後、原案に対して反対をしました。

 

 

修正案とは、執行部が提出した議案に対して

修正を加えた議案です。

ここを改善して欲しいという意見でもあります。

 

この修正案は議案として採決され、

修正案の採決の後に原案の採決に移るものです。

 

 

なぜ修正案を提出したかの説明の前に、

少し岐南町の公共交通の背景をお話しします。

 

 

岐南町の総面積は7.91㎢。

町の中心部には国道が交差したなだらかな平坦地に広がり、

スーパーや病院、飲食店など生活に関わる店舗が数多くあり

大変便利な町です。

 

町民の交通手段は自家用車とする方が多く、

車がない場合の公共交通には多少不便を感じる場合があります。

 

まずこのコミュニティバス事業。

岐南町では平成12年まで

コミュニティバス(にじバス)が運行していました。

しかし、利用者の減少などにより、

政策検討委員会により協議され

平成21年に廃止されている背景があります。

 

それ以降、その代替事業として、デマンド方式による

コミュニティタクシー事業が実施されています。

 

コミュニティタクシー事業は、

利用の際には2回電話をする必要がありますが、

停留所から停留所まで最短で乗り合いタクシーを利用できるサービスです。

料金は1人1回200円、運行時間は8時から20時まで土日祝日は運休。

民間の停留場も増設し、町内には57か所の停留所はあります。

予算は年間200~300万程です。

 

コミュニティーバス復活は、昨年に就任された現町長の公約であり、

去る3月議会には、バス事業についてコンサルタントに計画を委託したいということで

500万円のコンサルタント委託料を議決しています。

その際、コミュニティタクシー事業は廃止する方向で検討しているとのことでした。

 

それから、この事業についての議会への説明は

今議会までほとんどなされず

突然の債務負担行為の限度額補正の議案上程に戸惑いました。

 

 

 

この債務負担行為限度額の

約1億8千万円(年間約4000万円)の根拠となる

路線・停留所案、運行計画等は、

 

町内を1周80分(右回り・左回りで2台)午前3便午後2便の1日5便

日祝は運休。

停留所はスーパー・病院を中心とした48箇所

 

となっており、

 

令和4年の6月から運行したいため、

車両の契約を11月にしないと間に合わないから今議会の上程となった

ということでした。

 

8月には自治会長会議にて、停留所の要望を調査されていますが

それは、コミュニティバスの必要性を問うものではなく

「バスを運行しますので、停留所の希望があるのであれば提出してください」

というものであったと聞き及んでいます。

 

 

しかし、バスだからこそのデメリットである

・停留所が増えれば増えるほど1周の時間が長くなること

・空白地域ができ、公平性が担保できない

など、現行のコミュニティタクシー事業と比較して優位性に疑問がありました

 

 

また、岐南町では、コミュニティバス事業が廃止されたという背景があります。

にもかかわらず、年間4000万の予算を必要とする事業について

町民の方と協議するでもなく進めようとしていることも問題があると考えました。

 

 

そして、なにより

議案上程され、採決までの審議中に、議員から多くの反対意見がでた際に

変更を示唆する町長答弁がありました。

 

今議会では、現計画が予算根拠となっているものを審議するのであって、

「変更されるのであれば、議案を取り下げしてください」

と言いましたが、執行部は「取り下げはしない」ということでした。

 

修正されるのであれば、きちんとした計画を練り直し、

それを根拠とした限度額を再度提出すべきです。

 

今議会で、最終結論として提出された議案に対して

変更を示唆し、取り下げないということは

議案として成立しないものとなります。

 

以上の理由から、

債務負担行為限度額補正の1億8千476万円の削除をした修正案を提出し、

「焦らずしっかり計画を練り直し、再度提出してください」と申し上げました。

 

結果は賛成2名・反対7名で、反対討論が1件ありましたが、

 

「町長は変更するといっています。私は信じます。

これは信じる信じないということです。」

 

という意見が出ました。

 

わたしは議員として、信じる信じないで議決するものではないと思います。

 

 

大変長文になりましたが、

以上が修正案を提出した経緯と報告です。

 

 

町における公共交通の推進については必要なことだと認識しています。

ただ、町民の皆さんを真ん中に、慎重に丁寧な議論がされるべきです。

みなさんはどのように考えますか?


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