水道水の汚染についても、いろいろ情報が飛びかっているようですが、ネット上では日本の基準は甘い、ホントはもっとヤバい、という根拠のないネタが人気みたいなので、一石投じます。


心配するレベルじゃないって。



WHO(世界保健機関)状況レポート<3月22日付>のp12-13を抜粋

(http://www.wpro.who.int/NR/rdonlyres/55CDFAF4-220A-4709-A886-DF2B1826D343/0/JapanEarthquakeSituationReportNo1322March2011.pdf


日本政府の一部門である原子力安全委員会は飲料水からの摂取量制限の指標値を以下のように定めている。

ヨウ素131         1kgあたり300ベクレル

セシウム134/137   1㎏あたり200ベクレル

厚生労働省は1kgあたり100ベクレルを超える飲食物は、粉ミルクでの使用であれ飲料用として使われるものであれ、乳児用の牛乳には使わないよう勧告している。

注目すべきは、日本の指標値は、国際的に認められているOILs(規制運用値)よりもひとケタ低いということである。OILsではヨウ素1311kgあたり3000ベクレル、セシウム134に対しては1kgあたり1000ベクレル、セシウム137に対しては1kgあたり2000ベクレルが、規制を始めるべき値になっている。

ヨウ素131は活性度が低く、重要な放射線源ではない(これについてはIAEAの一般安全指標No.2を参照)。