明日朝から仕事です。いや、仕事があるのはありがたいことです。



そんなわけで、翻訳をのっけているほどの時間はないんだけど、共同通信がUSAToday紙の記事の論評を配信している(http://www.47news.jp/news/2011/03/post_20110319114101.html )





この論評は「最悪80キロ以上放射能飛散も」とタイトルがつけられている。これによるとUSATodayの記事は「今後起こると考えられる3つのシナリオを紹介した。最悪の場合は、まずプールの水がなくなり、燃料が発火。使用済み核燃料や原子炉から漏れ出した極めて強い放射性物質が、炎によって空高く舞い上がった後、風に乗って遠方まで飛散し、雨や雪と共に人口が多い地域に降る恐れがあるという。」



この記事を実際読んでみると、確かにこのシナリオを最悪のケースとして想定しているのだが、使用済みの燃料が火災を起こすと同時に原子炉の完全なメルトダウン(つまり原子炉が吹っ飛ぶ)という前提で、しかも、風向きがこの季節にはめったにないような方向に、相当な強さをもって吹かなければならないこと、さらに大きな火事か爆発(つまりはチェルノブイリ級の爆発)が起こり、なおかつ、タイミングよく(悪く!?)雨か雪が降らなければならず、「まずありそうにない、可能性として除外はしないが。」と結論付けている。なぜ3つのシナリオのうち、もっともありそうにないとしているシナリオだけを取り上げて論評してタイトルにしているのか???





枝野官房長官の記者会見などを見ていても記者が「アメリカはより厳しい見方をしているが、」と言った質問がとんでるが、実際よく読めよ!と言いたくなる。記者自身が勉強不足なのか?それとも、恣意的なのか?



多分後者なんだろう。その方が儲かるから。注目を浴びるから。





やれやれ。