YES at TokyoDomeCityHall (11/23、25) | close to the edge

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音楽の話が出来る人が周りにいないので、ここで独り言でも・・・

Chris Squire
Steve Howe
Alan White
Geoff Downes
Jon Davison


1.Close to the edge
2.And you and I
3.Siberian khatru
4.Believe again
5.The game
6.Roundabout
7.Cans and Brahms
8.We have heaven
9.South side of the sky
10.Five per cent for nothing
11.Long distance runaround
12.The fish
13.Mood for a day
14.Heart of the sunrise
(encore)
15.I've seen all good people
16.Owner of a lonely heart


23日は第3バルコニー、25日はアリーナ11列目。

アリーナは段差が無いので初日の方が快適だったかも。
(この会場のベスト・ポジションは第1バルコニーだと思う。)

それに初日の方が心地良い低音―特にChrisのベース!―
を楽しめた様な気がする。

でももっと胸に響く様な低音が欲しかった。

最近そんな経験がめっきり少なくなってしまって残念。
これこそがライブ=生体験の醍醐味だと思うんだけどな…


1曲目からいきなり 『危機』 完全再現。

メンバー間の呼吸、PAバランス、そんな諸々が調整しきれて
いない1曲目に、複雑で長いこの曲というのはやはり難がある。

23の初日、正直これを聴いていてその余りな酷い出来―PA
バランスの悪さも相俟って、バンドとしての一体感がまるで
感じられないその出来に悲しくなった。

ところが、この1曲目で悪い処を全て吐き出してしまったかの
如く、『And you and I』 からは実にYESらしい。

確かに往年の勢い、曲のテンポ以上に感じるスピード感には
欠けると思うが、それでも充分にYESらしさが出て来た。

23が日本公演初日だから、かと思いきや25でも似た様な
ものだったので、単純に1曲目には相応しくないのだろう。

と言って、『Yessongs』 の様に 『Siberian khatru』 から
始めたらそれはそれで大惨事になりそう…


Steve翁、独特なタイム感を通り越して危うさが漂う。

そして以前ほどYESを楽しめていない様な。

でもそれはGeoffのせい、ということにしたい。

Geoff健闘していたとは思う。でもやはりダメ。シーケンスに
頼って暇そうにしていたのが目に付いたのも印象良くない。

『Cans and Brahms』 なんて端から期待などしていないが、
『Heart of the sunrise』 などギター/ベースとのせめぎ合い
みたいな処―これぞYESのかっこ良さ!―で完全な負け試合。

気のせいか何回かSteve翁が睨み付けていた様な…


しかし今回一番衰えを感じ、残念に思ったのはAlan。

PAの音作り、だけとは言えないドラミングの弱さ。

Chrisが変わらず元気だったので余計弱さが気になる。


Davison家のJonは良いボーカルだ。
よくぞこんな素材を発掘出来たものだと改めて感心。

Anderson家のJonの様に ‘その先’ が感じられないが、そこ
まで求めるのは贅沢だし、また求めるべきでもないのだろう。

ライブで聴く 『Heaven & Earth』 からの新曲2曲がとても良か
った。Jon Davisonが中心になってソングライトされた様だが、
YESの王道を決して外してはいなかったのだと再認識。


『Five per cent』 や 『We have heaven』 などは珍しいものが
聴けたという価値はあっても別に面白いものではない。

そんな変り種を除けば、『Your is no disgrace』 と 『Starship
trooper』 でも足せば結局YES王道ラインアップになるセットリスト。

今回あくまでアルバム完全再現なので原曲に忠実で、逆に 『The
fish』 のChrisソロ―普段はYES楽曲の断片を沢山盛り込んだ
サービス精神満載のソロがあっさり終わってしまったり、とライブ
的楽しみという点で物足り無さを感じてしまうことも多かった。

だから ‘完全再現’ なんてやめれば良かったのに。

でもこの ‘完全再現’ という言葉のマジックが多くのお客さんを
呼び込むことに繋がった―追加公演のNHKホールなんてガラ
ガラだろうと思ったら大盛況だった様で―から複雑なものだ。


アンコールは24は 『Lonely heart』 の代わりに 『Starship』 。
NHKホールではダブルアンコールで両方。

今回のセットリストだったら 『Starship』 の方が相応しい。

YESにとって最大のヒット曲かもしれないが、今回の観客達は
必ずしも 『Lonely heart』 を望んでいたとも思えない。

ちぇっ、損したぜ、『Starship』 聴きたかった。Steve翁もこっち
の方が楽しいだろうに…


なんだかんだで大好きな曲達に感涙。

でもそろそろツアーは限界に近いのかもと感じてしまった今回。

果たして次はあるのだろうか?