FLAIRCK at O-West (3/6) | close to the edge

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音楽の話が出来る人が周りにいないので、ここで独り言でも・・・

Erik Visser : ag
Peter Weekers : flute etc etc etc
Sylvia Houtzager : violin,harp
Pablo Ortiz : b


そんなJoanneさん達がファンとの交流を続ける中、ステ
ージ上は転換作業。

ハープやら見たことない楽器など、とてもこれからロック
バンドのライブが始まるとは思えない光景が展開。

結局今回予習せずに臨んでしまった。

でも結果から言えば、おそらくCDでの予習なんかは殆ど
意味を為さなかったのではないかと思う。

完全にライブ・バンド。観て感じてこそのバンド。

今公演のチラシでは、

「ラジカル・トラッド・バンド」

なんて紹介されているが、これじゃあ勿体無い。

知らない人に広めて行くのに、こんな言葉は誤解を生むし、
却って新規さんを遠ざけかねない。

アコギ、アコギ型ベース、バイオリン、フルートなんてチェン
バーロック的な音が鳴り出しそうな編成だけれども、この
FLAIRCKは明快にロック。

下手なロックバンドより遙かにハード・ドライビングなロック。

そしてただかっこいいだけじゃないのがこのバンドの凄み。

なんとこれで10分に一回は場内から笑い声が起こるんだよ。

「オランダ人皆容姿が似ているのは、一人の男を父親として
 いるからだ。
 父親が出勤してしまうとやってくるその男 The Milkman」

という訳の判らない紹介で始まった曲、

Weekersさんが牛乳瓶6本入ったカゴをぶら下げて登場して
来るのがまず可笑しい、

わざわざ敷き詰めた砂利を踏んでの歩きを表現にもニヤニヤ、

牛乳瓶を笛代わりに鳴らし始めて笑いが止まらなくなり、

とどめはバイオリンの女性を抱き寄せてキスをする様な形に
持っていって、その開いた口を笛代わりに鳴らす、

という圧巻、唖然のパフォーマンスで大爆笑。

こうやって文字にしちゃうとただのコミック・バンド、いやただの
コントに思えてしまうが、これが音楽としてもしっかり成立して
いるから恐ろしい。

これ以外にも音楽とお笑いを高次元で融合させた数々のパフォ
ーマンス、、、いや~、凄い、凄すぎるよ。

ちなみにそんな‘お笑い担当’はWeekersさんが担っているの
だが、ずっとバンドを離れていて久し振りの復帰らしい。
良いタイミングでFLAIRCK初体験が出来た訳だ。

それにしても、こんな衝撃―驚いた方向性は違えど―MAGMA
以来かも。

単純に音楽としてもかっこ良かったけれども、これはやはりライブ
で体感してこそ。

Keith Emersonがナイフをキーボードに突き刺すパフォーマンス
はインパクト凄まじいけれど、音だけになると奇怪なノイズが鳴り
続けているだけで意味が判らないのと同じことだ。

カップリング・ライブって、お目当てのアーティストの持ち時間が短く
なるからあまり好きじゃなかったけれど、今回に限って言えばIONA
目当てで、こんな素晴らしいFLAIRCKというバンドを知ることが出来
た訳で、このカップリングを実現してくれた呼び屋さんに感謝だな。

入場する時、チケットもぎりの人に、

「どちらのバンドがお目当てですか?」

と質問され、IONAと答えたけれど、帰りには堂々と言える、

「両方です!」

3/7のチケットも取れば良かった。。。