映画鑑賞 『キャプテン・ハーロック』 | close to the edge

close to the edge

音楽の話が出来る人が周りにいないので、ここで独り言でも・・・

注:映画の内容に関する記述があります





福山雅治の 『そして父になる』 は、泣ける良い映画なのだろうな、
とは思っても映画館で観たいとは思わない。

映画館で観たい、大スクリーンで観てみたい、と思わせる邦画って
本当に少ない。

中居正広の 『ATARU』 なんて、無駄に映画を意識しスケール感
を出そうとしているのがミエミエだし。


そんな中、映画館で観るのを楽しみにしていた 『ハーロック』。


映画が始まって暫くはその映像世界に圧倒される。

冒頭、酒場のシーンで、テーブルの上のウィスキー・グラスや灰皿
などが映し出されるが、実写かと見紛うばかり。

モーションキャプチャーから創り出された人物の動きも滑らか。


だけど、その圧倒的映像美も観慣れてしまえば、今度はアラが気に
なりだす。

人物の肌が、特に女性のがプラスチックの様に見える。

どんなに激しい戦闘を行っても、余り汚れず傷付かず。

そう言えば、露骨に血を流すシーンもなかったな。

爆発のシーンは、他の邦画の嘘くさくCGと丸判りの映像に比べれば
圧倒的にリアルで迫力もあるのだが、その先の無残さがない。

血生臭い戦闘を描いているのに、それが伝わって来ない。

圧倒的なリアルを追及した映像なのに、そんな部分を避けてしまい、
結果それが全体でのリアルさを失わす。


で、問題は、そういう 「アラ探し」 を始めてしまうのが、物語に深く
のめり込めないから、という処にある。

予告編にある様に、ある青年がハーロック暗殺を目的にアルカ
ディア号に乗り込む。

その青年を送り込んだのは、地球防衛の長官である兄。

物語後半、多くを語らない(笑)ハーロックの代わりに状況を説明
するという役割がこの兄にはあり、結果描写も厚くなる。

兄・兄嫁・弟のエピソードは長く、しかもこれで泣けと言わんばかり
の演出。

で、ハーロックを観に来たはずなのに、ハーロックの存在感は後半
にどんどん薄れていく。


特に後半、ハーロック率いるアルカディア号の目線メインでは描いて
おらず。
そう言えば、海賊的行為も殆ど描かれておらず―何の為に船を敵船
に横付けしてからの白兵戦かこの映画だと意味不明だと思う―。

ならば、『ハーロック』 である必要性なんてないじゃない。


アルカディア号は中途半端にかっこ悪いし。。。

エンディング・ソングはパッとしないし。。。


「世界中で起きている人間の力ではどうにもならない悲しい出来事
 に対して、バンドマンとして一人の人として自分たちの気持ちを
 表現した曲です。
 この映画と交わることで、ONE OK ROCKだけの世界観とは
 また違った形で色々な人達の暗闇が光に変わることを心から
 願っています。」

、、、??? なんのこっちゃ…