映画鑑賞 『マン・オブ・スティール』 | close to the edge

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音楽の話が出来る人が周りにいないので、ここで独り言でも・・・

注:映画の内容(核心部分も含む)に関する記述があります





監督:ザック・スナイダー
出演:ヘンリー・カビル 他


アクション・シーンが異次元の凄さ。
何か新しいことをやっている、ということではなく、その見せ方が凄い。

スーパーマンと敵方とは、超高速同士での一進一退。

なのに今何が起こっているか、今の行動が誰のものかが、しっかり
判る。

高速の動きと手ブレ風カメラ・ワークで状況がよく判らなくなりがちな
そんなシーンを、一切のゴマカシ無しで魅せて行く。

しかもその絵面に嘘くささが無い。

例えばトラックや電車を掴んで投げ飛ばす様な現実的に有り得ない
シーンでも、CG臭さが薄く、現実味がある(というと変な表現だが)。

更に対決の舞台の大半は、昼間の市街地。

夜の設定にしなかったのは、CG担当チームも含めた制作陣の自信
の現れなのではとさえ思いたくなる。


2時間13分に及ぶこの映画。

そんな凄まじいアクション・シーンの連続(しかもトータルで7割程は
占めているのでは)で、おなかいっぱいなのだが、それでいて心模様
も案外しっかり描けている。

地球でのパパ(ケビン・コスナー)とママ(ダイアン・レイン)の教えに拠り、その
能力を封印―川に落ちたスクール・バスを救った時でさえ、咎められる。

なぜ救っちゃいけないの? 見殺しにすれば良かったの?

そう見殺しにした方が良かったかもね、と諭すパパ。

巨大ハリケーンに巻き込まれ命を落とす間際でさえ、今はまだその能力
を人前で出すのは早い、と止めるパパ。

ここのケビン・コスナー良かったなぁ。

うん、人間模様に関しては、このコスナー&レインに拠る処が大きいかも。

正直、カビルに関しては、異質な人=少しこなれていない演技でも何とか
なっている処もあった様に思う。

最終対決で敵ではあるが母星最後の同胞でもある者を自らの手で殺して
しまった時、その複雑な心の感情を充分に表せていたのかは少し疑問。

というより、シーン自体が少しあっさりし過ぎかな。


でも、ここまで純粋に楽しめた映画も久し振り!

続編も楽しみな映画なのに、次がいきなり 『バットマン』 との‘共演’という
のは疑問だな。2~3本作ってからの方が良いんじゃないのかな。