映画鑑賞 『バレット』 | close to the edge

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音楽の話が出来る人が周りにいないので、ここで独り言でも・・・

注:映画の内容に関する記述があります





監督:ウォルター・ヒル
出演:シルベスター・スタローン、サン・カン、
    ジェイソン・モモア 他

「相棒を殺された殺し屋ジミー(シルベスター・スタローン)が復習の為に
 若き堅物刑事テイラー(サン・カン)と手を組んで…」


スタローン出演作で久し振りに燃えた 『エクスペンダブルス』 に
続く作品だけに楽しみにしていた一本だけど、これは。。。


まず相棒役であるサン・カン。
自分は 『CSI:マイアミ』 で観たことがあった。
(まもなく公開の 『ワイルド・スピード ユーロミッション』 にも出演。)

これがスタローンのアクの強さに完全に負けてしまっているし、
掛け合いも面白くない。

スタローン曰く、「今作は‘アンチ・バディ・ムービー’で、互いに
相手のことを嫌っているが、しかし互いに相手を必要としている。
それがこの映画の肝だよ」、とのことだが、それなら尚更対等に
張り合える人でないと。

言葉の方がカー・チェイスよりもずっとエキサイティングなことも
あるんだ、とまで語っているのに。

白人同士や黒人を相棒にするのはありふれているから韓国系
アメリカ人であるサン・カンを選んだのかもしれないが、この時
点で面白さの可能性を潰してしまった様に思う。


いや、そもそもラスト・シーンのセリフにある様に、
「誰も悲しむ者がいない連中が、殺されただけだ」
という、原題 『Bullet to the head』 通り、全編ひたすら‘アタマ
に弾丸を撃ち込み死体の山が積み上がるだけ’の映画になって
しまっていて、面白さが見出せない。

相棒の復讐といっても、それまでの深い関係もろくすっぽ描かれ
ずにあっさり消されてしまうので、感情移入出来ない。

確かに 「誰も悲しむ者がいない連中」 だが、と言ってそこまで悪
が描き込まれている訳でもないので、これまた感情移入出来ない。

この手の映画は如何に感情移入出来て、その鬱憤がスカッと解消
されるかに掛かっているだけに、残念な出来と言わざるを得ない。


「金で動かない人間は信頼出来ない」 という人間的にクズな雇い主
にキレる、人間的にアブナイ敵役のジェイソン・モモア、

この人 『エクスペンダブルス』 次作に何らかで関わって来るんじゃ
ないかな?
そんな思いがした良い感じの雰囲気、ちょっと注目してみよう。