映画鑑賞 『フライト』 | close to the edge

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音楽の話が出来る人が周りにいないので、ここで独り言でも・・・

注:映画の内容に関する記述(核心部分も含む)があります





監督:ロバート・ゼメキス
出演:デンゼル・ワシントン 他


機器の不調により操縦困難に陥った機体を、郊外の草原に不時着
させる機長(デンゼル・ワシントン)。

乗員4名、乗務員2名の犠牲は出してしまうものの、その神業的
操縦 ―後にフライト・シュミレーションで10名が状況再現を行う
も皆が全員死亡という結果を出してしまう程のハイレベルなもの
― により英雄と称えられる。

しかし血中から高度のアルコールが検出され一転…


という予告編から想像出来る展開って、どういうのがある?

英雄 それとも 犯罪者、揺れ動く関係者、マスコミ、民衆、、、

良心の呵責に苦悩する主人公、、、

丁々発止の荒れる裁判、、、

普通はそんなのを期待しない?


でも、この映画が描きたかったのは、そんなところではなかった。

アルコール(もしくはドラッグ)依存への警告なんだよ、これが。


冒頭から30分ほど続く不時着までの流れ。

タイトルも 『フライト』 だけに、それを軸にお話が進むと思いきや、
あくまでもそれは話の切欠にしか過ぎなく、 「アルコールが人生を
墜落させる」 ことを描ければ、別にこれでなくても構わないという。

飛行機事故を題材にしたのは、単純に画的に派手になるから

という邪推までしたくなる程。


それだったらそれで、アルコールの魔の手を断ち、もがき苦しみ
ながらも再生に向かう、というありふれた題材ではあるけれども
真面目に描けば良いものを、酷いアルコールからの回復には
ドラッグ、とふざけているだけにしか思えないのはどうなのか。


病院で知り合ったドラッグ中毒の女性(ケリー・ライリー)と機長の悪友
(ジョン・グッドマン)のエピソードも効果的とは思えない。

前者のエピソードは浅いし、後者に至っては意味が判らない。


オフィシャル・サイトには、

「予告編期待度No.1!」 (近日公開26作品/劇場調べ)

という胡散臭い煽り文句も載っているが、確かに予告編詐欺だ。



映画の日\1000で、 『アルゴ』 と迷って、でも 「事実に基づいた」
というのがあまり好きではないのでこちらにしたけれど、素直に
アカデミー受賞の勢いに身を任せた方が良かったかな。

結局、お口直しのつもりで、 『Ted』 へハシゴしてしまったよ。
(これでお口直しになったのかはともかく…)