変わったのは何故かと訊かれ、妙なことに拘った質問をするん
だね、とRob Thomasに感心されただの呆れられただの、という
のが変に印象に残っているMATCHBOX TWENTY。
2007年に新曲が6曲も入ったベスト・アルバムをリリースして
いるとは言え、オリジナル・アルバムとしては10年振りとなる
4thアルバム 『North』。

そのベスト・アルバムのライナーノーツに掲載のRob Thomas
の言葉に拠れば、
「制作にとりかかった時、これが最後の作品になるかもしれない
っていう気持ちがあった。
グレイテスト・ヒッツを作って、そこに新しいシングルを一曲
のせるつもりだった。
お別れの作品としてはふさわしいものに思えたんだよ。
だが一旦全員が集まって話し合い、曲作りを始めたら、
「突然、これは楽しいじゃないか、ニュー・アルバムを作るべき
なんじゃないか。」
というのが6曲の新曲収録となったとのこと。
その時の‘楽しい気持ち’が結局継続出来なかったから故の5年
のブランクに繋がってしまったのだろうか。
てっきり解散したものとばかり思っていたので、この新作は嬉しい。
悩み巡りながらも結果辿り着いたのは元々の自分達がこれまで
やって来た音楽、ということだったのか、少しの裏切りもない会心
の一枚。
ほんのりカントリーを下敷きにした、メロディアスな王道のポップ・
ロック。
なんでこのバンド、日本での受けが良くないのだろう。
この‘カントリーが透けて見える’というのがネックなのだろうか。
これが故にアメリカでは‘超’売れっ子なのに日本ではイマイチ、
というのは良くあるパターンだが。
若干の新しい路線かなと思うのが、4曲目の 『Put your hands
up』。お気に入りの一曲。
カッティング・ギターでのドライブ感ある楽曲で、敢えて言えば
MAROON5あたりに近い。
すっかり自分の嫌いな路線を突き進んでいる最近のMAROON5
にはまたこういう曲をシングルで演って欲しいんだよね。
そんなMAROON5はともかく、MATCHBOX TWENTY、今迄の
アルバムで日本でダメなら、このニュー・アルバムもさほど売れる
とは残念ながら思えないが、それでもなんとか来日公演に漕ぎ
着けて欲しいものだ。