注:映画の内容に関する記述があります
ダニエル・クレイグがジェームス・ボンドに就任以来、007
の新作を待つ楽しみが出来た。
そんな007第23作、一時期は制作会社の経営難により
暗礁に乗り掛けたこともあったが、『スカイフォール』と
題され12/1に公開される。
そんなダニエル・クレイグ主演の、、、
『ドラゴン・タトゥーの女』
監督:デビット・フィンチャー
出演:ルーニー・マーラ、クリストファー・プラマー 他
世界46ヶ国で6500万部売り上げたという原作『ミレニアム』
は未読。
また作者の母国 スウェーデンで制作された3部作映画も
未鑑賞。
殆ど情報もシャットダウン状態だったので、「行方不明の少女
捜索」映画だと思って観に行った。
原作の舞台は当然ながらスウェーデン。
それをハリウッドがリメイクしたのに舞台はやはりスウェーデン。
これについて監督は、この物語のルーツはスウェーデンにあり
スウェーデン以外に舞台はありえない、としている。
原作ではこの国の文化・社会事情なども濃厚に描かれている
そうだが、映画ではそういった面は前面には展開していないので
どこが舞台であろうと関係無さそうだが、しかし雪に埋もれた凍て
付く寒さ故の陰鬱な雰囲気、という意味では、アメリカに移植しな
かったのは納得行く。
で、肝心のストーリーだが、ミステリーだと勘違いしていた自分に
とっては中途半端な印象。
この映画はとにかく、ルーニー・マーラ演じる‘リスベット’という
女性ありき。
この登場人物にどれだけ感情移入出来るか、それで全ての評価
が決まる。
自分などはミステリー的解決を見たところで映画が終わりで良い
のでは―2部・3部も映画化の予定らしく、それなら尚更これ以降
は次回作に持ち越して良いパートなのでは―と思った。
しかしそんなミステリー的要素はこの映画にとっては大した比重
では無く、‘リスベット’を表現する一テーマに過ぎない。
そして自分はそんな‘リスベット’に対して、何の感情も沸いて
来ない。
3時間近い長さでも飽きることはなかったが、といって観終わって
興奮するでもなく、といってガッカリする訳でもなく、しかし後に
何か残る訳でも無く、といった平凡な作品にしか思えなかった。
いや、色々とショッキングな内容ではあるんだよ、しかし、だからと
言って。。。