GOBLIN at Club Citta (11/4) | close to the edge

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音楽の話が出来る人が周りにいないので、ここで独り言でも・・・

Italian Progressive Rock Festival at Club Citta
Autumn to Spring vol.1

THE TRIP、GOBLIN、PFM (出演順)


2.GOBLIN

自分の中のイメージで、ライブは坦々と―KING CRIMSON
のRobert Frippの様に、坦々と、そして黙々と、それでいて
超絶技巧を繰り出して来る―そんなものを想像していた。

それだけにClaudio Simonettiがノリノリで踊りながら(しかも
とびきりの笑顔で)キーボードを操り、バンド全体は前へ前へ
と押し寄せてくるような勢いのあるロックを奏で始めたのには
驚いた。

アルバムで聴けば、音だけで恐怖を感じさせる『Suspiria』や
『Profondo rosso』も、ライブならば勢い、ノリが前面に出て
来る。

惜しむらくは、元々映画の為の曲達は、余り大きく展開・発展
していかない。そして短い。
もっと長くその勢いに身を任せていたいのに、曲がプツプツと
終わる。

プログレ好きの性、とでも言うべきか、短い曲だと若干物足り
無さを感じる。

パンフレットでSimonettiは「サウンドトラック作家として自分の
キャリアを続けていくことが、私の挑戦だ」と述べる一方で、
GOBLINとニュー・アルバムを制作中と答えている。

是非、映画の束縛から逃れた大プログレ・アルバムを作って
頂きたいものだ。

、、、なんて感想は今になって出てきたもので、ライブ中は
とにかく圧巻の一言。

これがGOBLINとして初来日。

遅過ぎた初来日だが、また直ぐにでもやって来て欲しい。

御機嫌だったSimonettiを見ていたら、それは充分期待しても
良さそうだった。


約90分のフルセットと言っても良いライブ。

ここで既に21時40分頃。

20分の転回後には、、、