実は“相対性の彼方”の短縮である前作タイトル
みたく今作の『どーも』も何か言葉遊びがあるのか
と思いきや、単純にライブなどで観客に呼びかける
言葉でしかないらしい。
また前作は全11曲全てタイアップが付くという驚異
的なアルバムだったが、今作は今のところ10曲中
7曲となっている。こちらもこれから何らかの形で
結局全曲ということになるのではないだろうか。
とにかく、小田和正以外の何者でもないアルバムと
なっている。
今まで好きだった人は間違いなく気に入るであろうし、
反対にアンチだった人が今作でファンに鞍替えする
ようなモノではないと思う。
ただ歌詞の世界観もそう変化はしていないのだが、
現実の世界が劇的に変わった現在、誰かがふと耳に
した時、まっすぐな歌詞を、まっすぐな声で、まっすぐ
な唄い方で歌われる曲達に、なにか引っ掛かりを覚え
ることがあるかもしれない。
このアルバムが今日リリースされたことを考えれば、
そういうことを意識して作られたはずがないのに、それ
でも何かまるで予見していたのでは、と思ってしまう程
の曲達。
改めて小田和正というアーティストの凄みが伝わって
来る一枚だと思う。