15年くらい前に読んだ関西が舞台の小説、
あるお宅に関東の人が節分の日に訪れる、
そこの一家皆で同じ方角を向いて無言で巻き
寿司を食べているのを不思議そうに眺めていた、
彼はこの風習を知らないのだ、
という描写があった。
生まれも育ちも神奈川の自分は、当時これで
初めて‘恵方巻き’という風習を知った。
しかしこの小説、冗談を主体としているので、
この描写も嘘ではないにしても、誇張された
半分冗談みたいなものだと思っていた。
だって、‘同じ方角、無言、巻き寿司まるごと’
だよ。
しかし名古屋に転勤―名古屋は独自の文化も
多いが、基本的に関西圏だと思う―して、その
風習を目の当たりに、地元の人も当然のことと
してやっていたので、改めて驚いたものだ。
食べ物関連で言えば、コンビニの冷やし中華に
マヨネーズが付いていたのも驚きだった。
地元の人に尋ねても、何を驚いているのかさえ
分からない始末。
あって当然の存在だから。
まさに‘所変われば’だが、こんな2つの風習も
最近では関東でもすっかり御馴染みに。
昨日も至る所で‘恵方巻き’。
しかしこういう地方独自の風習などは、そのまま
その地方で留まっていて欲しいものだ。
同じ日本でさえ、場所が違えば文化も異なる、
だからこそ楽しい。