初日にも関わらず最終上映(と言っても21時頃からの回)
の為か空席が結構目立つ。
たぶん現在のCG技術を駆使すれば不可能な映像などは
もう存在しないのだろう。
しかしやりすぎは、逆にリアルさを感じさせなくなる。
この映画、ストーリーはともかく、映像は一見の価値がある
と人にお薦め出来る程、凄いものがある。
壊れ行く街中を車で逃げ惑うシーン、ビルが崩れたり、立体
駐車場から車が降って来たりと、その畳み掛け方は凄い。
凄い、のだが、やり過ぎてしまっているように思う。
観ていて楽しいのだが、手に汗握る、とまでは行かない。
もはや障害物を避けながら進むゲームぐらいにしか感じら
れない。映画の中に入り込むような感覚に乏しいとも言える。
パニックものの映画を楽しむにあたってこれは致命的。
CG技術などない時代の『タワーリング・インフェルノ』や
『ポセイドン・アドベンチャー』の方が、断然リアルに、恐怖を
感じさせてくれる。
音楽もそうだが、テクノロジーを活かす・より良く魅せる、には
さじ加減が重要だ。
いや、それより根本的な問題として、その作品自体の出来だ
な、映画にとっても、音楽にとっても重要なのは…