「生徒たちは環境や健康の事よりも、動物の苦しみを知った時

 

世の中を変えたい! 自分には何が出来るのか?

 

と考えはじめるのです。」 ロレーナさん

 

 

 

 

各地の高校を回り、生徒にアニマルライツ、環境問題、健康についての

 

プレゼンテーションをする 「Ethical Choice Program」 の創設者ロレーナさん。

 

 

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ボリビアで生まれ、牛肉の産地アージェンティーナで育つ。

4児の母。 子供達は生まれた時からビーガンで育っている。

 

 

彼女はステーキなどの肉をいっぱい食べながら育つ一方、動物が大好きで

捨て犬や猫,怪我をした動物などをよく家に連れて帰っていた。

 

 

動物と接する仕事がしたくてテキサスA&M大でアニマルサイエンスを専攻する。

しかし授業の一環でファクトリーファームや屠殺場を見学した時に

動物虐待が当たり前の様に行われている事にショックを受け専攻を変える。 

 

 

 

「私は動物が大好きであり保護活動をしていながらも食品や衣類など

 

私が毎日消費している動物達の事は考えたことがありませんでした。 

 

大学の授業で虐待を目の当たりにした時、目が覚まされた思いでした。」 ロレーナさん

 

 

 

その後、コミュニケーション能力があり若者と接することが得意であった彼女は

 

アニマルライツ、環境問題、食と健康のプレゼンを作成し高校を訪問し始めました。

 

 

初めの数年間は一人で活動していましたが、

 

口コミでいろいろな学校から依頼が来るようになり、

 

同志も増えて行きノンプロフィットを立ち上げました。

 

 

今ではアメリカだけではなくカナダとオーストラリアにも講師がいるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「まず、各学校の教育指針を調べ、それに基づいたプレゼンを制作すると共に

 

自分の考えを押し付けずに事実のみを伝える事が大切です。

 

彼らは将来の生産者、消費者、政治家、弁護士、親や教師です。

 

未来の方針を決めて行く世代の彼らが真実を知り動物や環境を守りたい!という

 

気持ちを持ったなら未来は希望に満ちたものになるでしょう。」 ロレーナさん

 

 

 

講義の後、ビーガンなりたいけれど健康が心配という子供や家族のために

 

医師や栄養士も常時配置し

 

Eメールなどでいつでも質問や相談を受けたり、要望があれば学校に派遣して

 

講義をしたりするそうです。

 

 

そしてもっと情報やアドバイスが欲しいという子供たちがいつでも

 

講師と連絡が取れるようにしているそうです。

 

プレゼンをして去るのではなく、アフターケアにも力を入れている所が

 

素晴らしいですね。

 

 

そしてこの様な物議を醸しだす話題を学校側が受け入れるという事は

 

よっぽどのコミュニケーション能力があるのだと思います。

 

子供たちにトラウマを与えない様に動物虐待の真実を伝えるのも

 

容易な事ではないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

ロレーナさんはあるインタビューで 

 

「貴方はいつも明るくて元気だが、動物虐待を目の当たりにして挫ける事はないのか?

 

いつもポジティブでいれる秘訣は?」

 

という質問に対しこう答えています。

 

 

 

「私は自分の生き方が動物虐待に加担しているなど思ってもいませんでした。

 

食用を始めとした私たちが無意識に消費している動物達が受けている

 

酷い虐待の実情を知った後、動物の為に何かをしなくては

 

悲しみで潰されてしまうと思いました。

 

私は自分が受けたトラウマを癒すために子供達に伝える事を始めました。

 

 

プレゼンの後、真実を知った子供たちが全員ではなくてもビーガンになったり

 

自分たちで動物愛護クラブを作ったりするのを見ると希望をもらえるのです。

 

動物の苦しみだけを考えていたら潰されてしまいます。 挫けてしまいます。

 

私は子供たちに真実を伝えて行く事によって癒され希望を貰っているのです。

 

私は子供たちと明るい未来を信じています。」

 

 

この団体以外にも学校で講義を行う団体が増えているようです。

 

クリエイティブであり無限の可能性を秘めている若者達に伝えて行くことは

 

将来、動物を虐待から解放する為の大きな鍵になるでしょう。

 

 

彼女の様に何か行動を起こしている人達は一様に強く輝いていて、

 

未来への希望を持っているように思えます。 

 

 

色々なかたちの活動を追いながらアイデアや勇気を貰い、


いつか些細な事でも自分に出来る事が見付けられたらいいな、と思っています。。

 

(引き籠りながら出来る事が見つけられれば一番なのですが。。(*^.^*))

 

 

日本でも大学ではこのようなプレゼンがあるようですが是非中学、高校でも

 

このような問題を伝える活動が増えるといいですね。

 

(必須科目になればなおさらいいですね!)

 

 

 

 

 

 

http://www.ethicalchoicesprogram.org/