今年3月に公開された

 

ビーガンコメディ 「CARNAGE」 の紹介です。

 

 

 

Image result for carnage simon amstell

 

 

イギリスのビーガンコメディアン、サイモンアムステルさんの作品。

 

暗くシリアスになってしまいがちなビーガンメッセージを

 

コメディで描くことが出来るのは流石コメディアンならでは。

 

 

 

 

舞台は2067年、今から50年後のイギリス。

 

 

2035年に動物を守る法律が制定され

 

肉食が終わり、動物達は奴隷や虐待から解放され

 

ビーガンワールドがやってきます。

 

 

 

Image result for simon amstell carnage vegan movie scenes

2067年、平和に暮らす若者たち

 

 

 

肉食時代の生き残り組である年配層は

 

過去に動物を食べた罪悪感やトラウマを和らげるために

 

サポートグループに参加しセラピーを受けています。

 

 

屠殺場は博物館やミュージアムとなり動物虐待は過去のものになります。

 

 

 

Image result for simon amstell movie carnage

サポートグループをリードするサイコセラピスト

 

 

 

ストーリーはビーガンソサエティーが設立された1944年まで遡ります。

 

 

その頃戦争の影響により食物などが配給制になっていましたが

 

配給制が解除され豊かになって行くにつれ肉の消費量が爆発的に増えて行きます。

 

 

 

 

Image result for simon amstell movie carnage

ダサいイメージが拭えない当時のビーガンは

肉食が台頭するなかほとんど無視されていた。

 

 

 

 

その後どういった経過を辿り畜産業が発展し

 

人々は何十億という動物を消費するようになっていったのか、

 

また2000年以後、ソーシャルメディアの発展により畜産による動物虐待や環境

 

汚染を知った人々がどうやって動物の権利を勝ち取りビーガンワールドを

 

築いて行ったのかをドキュメンタリー風に描いて行きます。

 

 

 

1970~80年代はファーストフードやレトルト食品

 

テレビ番組などの影響で肉の消費量は増え続けます。 

 

1990年代に狂牛病など畜産による病気が話題になりますが

 

肉の消費は衰えません。

 

 

 

2000年に入り地球温暖化による洪水多発や

 

スーパーインフルエンザの流行で

 

人々は畜産による影響を無視できなくなっていきます。

 

 

 

 

 

Image result for simon amstell movie carnage

多発する洪水を伝えるニュース

 

 

 

 

ソーシャルメディアによって多くの人が動物虐待にも気づき始め

 

デモなども盛んに行われる様になって行きます。

 

 

Image result for simon amstell carnage

ビーガンムーブメントのリーダー的存在 トロイキングジョーンズ

後に彼の記念碑と記念日が設けられます。

マーチンルーサーキングジュニアを彷彿させる人物ですね。

 

 

 

 

 

Image result for simon amstell carnage

乳牛虐待への抗議デモをする男性

 

 

 

 

 

ビーガンシェフ、ミュージカル、歌手がメディアに登場し

 

有名人やアスリートなど色々な分野でビーガンに転向する人が増えて行きます。

 

それによってビーガンは 「ダサくて奇妙な食べ物を食べる人たち」 

 

という観念は覆えされ、

 

特に若者への影響が大きくなっていきます。

 

 

 

 

Image result for simon amstell carnage

乳牛の苦しみを描いたミュージカル

 

 

 

 

Image result for simon amstell carnage

ビーガンラッパー (リアルでもビーガンなJME)

 

 

 

 

ビーガン人口が増えビーガンという言葉は消え去り

 

反対に動物を食べる人が 「肉食人」(カーニスト)

 

と呼ばれる様になります。

 

 

 

 

 

Image result for simon amstell carnage vegan movie

 

 

このようにビーガン人口が増えて行くなか

 

ソーシャルメディアを使い肉食をプロモートする男性が登場します。 

 

この人の言動がかなり面白いです。( ´艸`)

 

 

 

 

 

 

Image result for simon amstell movie carnage

 

しかしファーストフードなどもビーガン化していき

 

加速は劣える気配を見せません。

 

 


そしてある日科学者が動物の気持ちを読み取る装置を発明します。

 

これにより動物が痛みや苦しみを感じていることが証明され

 

遂に動物を利益の為に監禁、虐待、屠殺してはならないという法律が定められ

 

動物が虐待から解放される日がやってきます。

 

 

 

テンポが速く見どころ満載の映画です。

 

過去の部分はかなり現実に沿ったストーリーになっていると思います。

 

 

 

ダサい昔のビーガンやPETA風の過激なデモなどをからかった場面などもあり

 

従来のアニマルライツ系の映画とはかなり趣向が違ったものに仕上がっています。 

 

 

 

残念ながら日本語訳はまだない様ですが

 

見ているだけでも大体の流れが分かるので

 

それなりに楽しめる映画だと思います。

 

 

 

今から50年後。。。 世の中はどうなっているのでしょう。

 

 

是非このような動物虐待の無くなった世界を

 

一目見てからこの世を去りたいものです。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

この動画はトレイラーです。

現在映画の方はお金を払わないと見れなくなっているようです。。(´・ω・`)