数年前、初めて中国の犬肉祭りの詳細を知った時 

 

人間がこんな残酷な事をするなんて信じられない! 

 

こんな事が許されるのは

 

発展途上の国だからだ! と思いました。

 (ちょっと短絡的で差別ですね。ごめんなさい。。)

 

 

そしてその後、色々な記事を読んでいくうちに 

 

目についたのは、犬肉祭りをしている人々からの言い分でした。

 

 

「お前らも全く同じことをして肉食ってるじゃないか。」

 

「イルカ狩りしてる国に言われたくないね。」

 

「感謝祭やクリスマス時期に行われるターキーやチキンの大虐殺と

 

何処が違うの?」  

 

 

これらを読んだ時

 

 

「何言ってるの?」

 

「犬を食べるような人達の頭は やっぱりイカレてるわね。」

 

 

などと思いました。  そして

 

 

「問題をすりかえないで!」 

 

「私たちが食べる動物達はちゃんと育てられ、こんな酷い虐待をされたりして

 

いないし、ちゃんとした(?)殺し方をしている。(安楽死もしくは即死)

 

貴方たちと一緒にしないでもらいたい!」

 

 

と怒りさえ感じました。

 

 

しかし後々気になって、恐る恐る蓋を開けてみると。。。

 

 

「なにこれっ!!!」

 

 

全く同じ様な事が私たちが消費している動物達に

 

桁違いの数で行われていたのです!!

 

 

 

違いは、犬肉祭りはわざと拷問、虐待し消費者もそれを知っているのに対し

 

私達の食用等になっている動物たちは消費者からは隠れた場所で 

 

とんでもない数をこなすため、必然的に、そして当たり前のプロセスとして 

 

拷問、虐待されているところでした。

 

 

 

利益を追及するためと全国民の消費ニーズに応えるために

 

成長ホルモンや抗生物質、不適合な餌を与えられ体が耐えられる極限まで

 

虐待を受けながら、まるで物の様な扱いをされていました。

 

 

特に同性、女として許せなかったのはメスの扱いでした。

 

乳製品に使われる乳牛、卵を産まされ続ける雌鶏、

 

前後一歩位しか身動きの出来ない檻に

 

殺されるまで一生入れられる雌豚。

 

 

雌がゆえに雌の生殖器を人間の欲のために

 

これでもかという所まで利用、使用されています。

 

 

体がボロボロになるまで妊娠出産を何回も強いられ、

 

生まれた子に愛情をかけることも許されず

 

肉体的、精神的虐待が体の極限まで繰り返され

 

そして遂に力尽きるとさらなる暴力を受けながら殺されて行きます。

 

 

パピーミルで犬が一生をケージの中で産まされ続け

 

使い物にならなくなったら殺されるのと全く同じ事です。

 

 

うまれた子たちも役に立たないオスや弱い子は慈悲もなく殺され、

 

メスは母親と同じ虐待の運命を辿るという

 

虐待ではじまり、さらなる虐待で終わる人生。。。

 

 

 

私達人間は

 

何も罪のない動物達に、なんていう事をしているんだろう。。

 

どうして今まで気づかないでいたんだろう。。

 

ある意味、犬肉祭りを初めて知った時以上のショックを受けました。

 

ありがたく頂くなどという言い訳はもう成り立たないと思いました。

 

 

 

信じられない数の動物が、人間の欲の為に毎日虐待、屠殺されている事実。

 

夏の犬肉祭りのような事が、四六時中全世界で行われている事実。

 

 

 

美味しいから、可愛いから、おしゃれだから、体に良いから(?)、面白いから と

 

食品、パピーミル、毛皮革製品、化粧品や薬品、競馬、賭け事、

 

娯楽(動物園、シーワールド、サーカス)等

 

お金儲けや欲の為に、至る所で、使用、利用され続ける動物たち。

 

その裏に存在する凄まじい虐待。 

 

 

 

目の前にある商品となってしまった動物達がどんなひどい目に合い苦しんできたのか

 

読んだり 聞いたりするだけでは本当の事は分かり得ないと思います。 

 

 

 

私も犬肉祭りを知り動画を見なければ

 

それがどんなに醜いものが分からなかったでしょう。

 

 

 

そして皮肉にも、犬肉祭りの消費者が放った

 

「お前らも同じことをしてるじゃないか」 という一言に 気づきを与えられました。

 

 

 

動物を商品として、利用、使用するという事は

 

こういう事なんだ、そして消費がある限り

 

動物虐待は無くならないのだと、犬肉祭りから学ばされました。

 

 

 

その後、この実情を知りながら動物達を消費し続ける事は

 

犬肉祭りで犬を食べている人達となんら変わりがないのではないか?

 

と悶々とした夜も眠れない日々が続きました。

 

 

 

しばらくして犬肉祭り撲滅に関わっている団体の記事などを読んでいくうちに

 

ビーガンという言葉を知り調べて行くうちに、

 

今の私にまず出来る事は、いやしなければいけない事はこれだ!と思いました。

 

 

ビーガンとは犬や猫、うさぎといったペットだけでなく

 

閉ざされた扉の裏で虐待されている、声のない全ての動物達の為に

 

食生活だけに限らず

 

自分のライフスタイルや消費を変えて行こう、というムーブメントです。

 

 

 

しかしビーガンというと 

 

動物保護に関わっている方や動物好きな方にさえも

 

毛嫌いされる傾向があります。

 

それはなぜでしょう?? 

 

 

私が思うには何となく知っているけど本当に行われている

 

虐待のレベルを知らないからだと思います。  

 

犬肉祭りを知るまでの私がそうでした。

 

 

その動画を見る前の私だったら 

 

「ビーガン? 何それ、宗教? そういうの嫌い、うざったい。」

 

と思っていたでしょう。

 

友達だったら距離を置いたり、関係を切っていたかも知れません。

 

 

しかしいま人間が欲の為にどこまで残酷になれるかを知り

 

動物虐待を減らして行くには

 

この出来る限り動物を傷つけないという観念、ラフスタイルが広まり

 

動物虐待で成り立っている商売への消費を

 

減らして行くのが一番なのでは? と思う様になりました。

 

 

 

いつの日か、動物を使った商品や娯楽が 

 

虐待、異常、違法 と皆に見なされ

 

消費者からそっぽを向かれるようになり

 

全ての動物が虐待から解放される日が来ることを願います。

 

 

 

しかし今は 私に出来る些細な事、動物を救う初めの一歩として

 

 

くちばしを切られ卵を産み続けさせられ

 

狭いケージの中で一生を終える鶏の為に

 

 

立てなくなるまで妊娠出産を強いられ 

 

何回も仔牛を奪われ、ミルクを吸い取られ続ける牛の為に

 

 

生まれた直後、ゴミの様に殺されて行くひなや仔牛の為に

 

 

そして、世界中で 物 として扱われ

 

想像も出来ない虐待を受け続けている

 

罪のない全ての動物たちのために

 

 

しがない悪あがき、無駄な抵抗と言われるかしれません。

 

完璧ではなく 躓きながらですが

 

 

今まで知らずながらも苦しめてきた動物達への償いも含め

 

ビーガンを続けて行きたいと思います。