②御曹司みつぐ登場!

トキワの森の中央から西側をユウ、東側をシュウが探索。西側は樹海のように大木

が連なっていて、東側は湿地草原のようになっている。西は虫ポケモンが多く、東側は草ポケモンが主に住み着いている。

 

シュウ「やっぱ、東側にはいねーのかな。そもそも黄金のポケモンっていんのかよ。」

 

???「いるよ。黄金のポケモン。」

 

シュウ「お前誰だよ。」 

 

みつぐ「失礼。僕の名前は、みつぐ。僕の父は、このトキワの森の復興をしている会社の社長なんだ。父は荒れたトキワの森を訪れたときに見たらしいよ。黄金のポケモンをね。」

 

シュウ「へー。で、そのポケモンを見つけるために広告を出して宣伝してるってわけか?」

 

みつぐ「そうなんだよ。黄金のポケモンがどうしても欲しいらしいよ。自分を導いてくれる幸福を齎すポケモンだっていってさ。」

 

シュウ「なるほどな。で、みつぐはその手伝いで探してるわけ?」

 

みつぐ「そんなところかな。先日、ここの湿地帯エリアで目撃情報があってね。」

 

シュウ「そ、そ、そうなのか?黄金のポケモンってどんなやつなんだ?」

 

みつぐ「それはね。角が生えてて空を飛ぶこともできるポケモンらしいよ。」

 

シュウ「角で空を飛ぶっていうと、あれか!ヘラクロスじゃないか?」

みつぐとシュウは話ながら湿地エリアを進んで行き、湿地エリア中心部の大木がある場所までやってきた。

 

みつぐ「目撃情報によるとちょうど、あの大木のところに光っている何かがいたらしいよ。あんな風に。」

 

みつぐは大木の方を指さした。そこには黄金に光る何かがいた。

 

シュウ「あー、あんな風にいたのか。へー、・・・・え?」

 

シュウ「あれじゃねーか!黄金のポケモンってよ!」

 

すぐさまボールからゼニガメを繰り出した。

 

みつぐ「き、きみ!いったいポケモンをだしてどうするんだい?」

 

シュウ「決まってんだろ。捕獲するためにバトルを仕掛けるんだよ!水鉄砲だ!」

 

ゼニガメから勢いよく発射された水鉄砲は黄金のポケモンに直撃した。

 

シュウ「みつぐ!見ろよ。食事してた黄金のポケモンが食事を邪魔されたことに激怒してこっちに向かってくるぜ!ついに黄金のポケモンを拝むことができるぜ!」

 

黄金のポケモンはゼニガメの前に姿を現した。その姿は黄金に光ってはいるもののヘラクロスだった。

 

みつぐ「黄金のポケモンってヘラクロスだったんだ。」

 

シュウ「そうみたいだな。気を付けろ!向こうが仕掛けてくるぜ。」

 

黄金のヘラクロスが勝負を仕掛けてきた。