そろそろ雪が解けたころだろうと、白神山地の十二湖(青森県深浦町)へ。しかしまだまだ雪はあった。道路脇から徒歩数分のところにある沸壺の池まで行くにもそこそこ難儀。でも雪景色の中に浮かぶ緑色した沸壺の池は美しかった。
続いて鶏頭場の池へ。上から見るとニワトリの頭のような形をしているらしい。地図で見てみると……確かに!
鶏頭場の池の畔から崩山(くずれやま)が見えた。実は十二湖にある湖の数は12ではない。33の湖がある。でもこの崩山の山頂から眺めると12の湖が見えることから十二湖と呼ばれるようになったらしい。
そして青池へ。盤石の青さ。思わず溜め息が出る。
ここを訪れる人々が抱えている日々の憂鬱を、溜め息ごと全て青池が吸い込み、身代わりとなってブルーに染まっている。というのは嘘です。私の妄想です。
でもここで突く溜め息は嫌いじゃない。
青池の先の通路には残雪あり。今年は十二湖の雪解けが遅いようだ。
その残雪を踏みしめて更に上から青池。もはや美しいと言うよりも神々しい。
もちろんヒグマはいないのでツキノワグマの爪痕。けっこう古い。
十二湖のブナ林にも残雪あり。ゴールデンウィークまでには解けるだろう。たぶん。
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