拷問道具と小説 -2ページ目

拷問道具と小説

小説も載せるけど拷問道具についてもチラホラw

―――――これは、とある狼の物語。
さぁさぁ、見てってくださいな
見なきゃ損損。
見れば得。
面白い、お話が開幕しますよ―――――
嫉妬に狂った獣の、話がね
あるところに、幸せな狼の家族がおりました。
端から見ても、幸せそうです。
ですが、ただの幸せじゃ簡単に崩れます。
そうです、狼たちも崩れました。
とても長く続いた幸せが、ね
妻は、夫の友達に奪われ子供は強制的に親元へ預けられました。
夫の雄狼は、何故こんな事になったのかわかりません。
―――オレの友達が、妻を…
―――オレの子供が、親に…
なぜ、こうなった
オレはなにもやっていない
なにも悪くない
なにもやっていないのに、 人の幸せを奪うのか?
「くくく……あははッ……ハハ……は……」
なぜか雄狼は愉快な気持ちになり、笑い出しました。
「そうだよ。みんな、みんなが悪い。そうさ……人の幸せを奪ったんだ、オレだって壊してもいいよなァ?」
雄狼の口元は狂気で歪んでいます。
雄狼は、なにをするんでしょうか?
* * *
「あ……う……ぁ……きゃ、きゃああああああああッ」
綺麗な満月の日に、雌の悲鳴が響きます。
「うああああああああああああああッ」
雄の、悲鳴もです。
「あは、壊れた。壊れたんだッ」
あの雄狼の歓喜の声も聞こえてきました。
* * *
「なッ……!アンタ……ぎゃああああああッ」
老人に近い悲鳴が、半月の日に響きます。
「やめてくれ、悪かった!父さんが悪かった!」
「はは…今更?遅ぇんだよッ」
「あああああああああッッ」
声になっていない悲鳴が響きました。
「と……父ちゃん……?」
「くくッ壊れたッ!……子供はせいぜい汚く這いつくばって生きてりゃいいんだよ」
終わった
オレの幸せを奪ったヤツに 復讐は終わった
これで、また新たな幸せを見つけ……
「それで、終わったの?」
人の子の声がしました。
雄狼は目線をそちらに向けます。
そこには童顔の男の子がいました。
「なに?」
当然、人間には狼の唸り声にしか聞こえません。
「子供、殺してないよ?それで完全に復讐したとは言えない……。そんなのでまた幸せになっても子供の怨みがついていくだけだよ」
「子供は、子供は……」
オレの、大切な―――
「そんな甘い考えは捨てないと、復讐なんてできない。おいでよ…手伝うからさ」
自然と、雄狼と男の子との会話は成り立っていました。
「完璧な、復讐をしに行こう」

雄狼は、躊躇わずついていきました。
―――――そして、願いが叶った狼は………
どうなったのでしょうか?
そんな簡単なことは、私にもわかりますよ。
次回のお話はなんでしょう?
さぁさぁ、次回もお楽しみに…






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お久しぶりでございますッ


ニャンニャン探しを更新したかったのですが、少し諸々あってですね・・・


次回もこの続きになりそうです(;´▽`A``