先代(二代目)の詳細です。

 

全高はおよそ30cm、台棒がおよそ60cm。ミニチュアふとん太鼓としてはおそらく平均的なサイズだと思います。

製作開始時は先代百舌鳥本町太鼓台をモデルにしていましたが、当時の私の技術では本町の羽子板や隠し額、その他諸々が再現できなかったので、完成品では全くのオリジナルになってしまいました。細い胴綱が唯一モデルの面影を残しているといえるかもしれません。

また、ふとん太鼓を名乗るには致命的なんですが、「太鼓」がありません。土呂台を作るにあたって、これもまた私の技術不足で、太鼓を入れるための穴を開けることができなかったためです。

 

錺金具は金箔調折り紙。

虹梁や狭間は板をくりぬき、四面になんちゃって彫刻を貼り付けたフェイク。

 

ウマにのせるとこんな感じになります。

 

配線は不細工ですがライトアップ機能もついてます。

 

完成したころはそこそこの完成度と自画自賛していましたが、やはり反省点は山のようにあります。三代目ではそれをいかに克服できるかが課題です。

それでも、初めて完成まで到達した作品なので、やはり思い入れは強いです。