現在、解法技術完全マスターのテキストの総仕上げを行っています。
まずは、令和元年度本試験の分析と解法手順の確認。
それから、記述式問題の精査。より学習効果の高い問題に差替え。
さらに、択一式の問題も、過去問を中心に学習効果の高い問題をセレクト。
適宜、オリジナル問題や他資格の問題をアレンジしたもの、過去問をアレンジしたものを入れてあります。
総仕上げ…90%以上が完了していても、この残りの10%が果てしない。
テキストの作成なんてそんなものですよね。
ただ、大変なことは
時々、こういう状態になることです。
それはさておき。
前回の記事で、勉強体力のことを書きました。
時間があっても、量が比例して増えるわけではないという話ですね。
それでは、残った時間は何をすれば良いのでしょう。
(もちろん、リラックスタイムにしても全く問題ありません。)
これは、作業や調べる時間にまわしてみることをお勧めします。
例えば、
「これは、超直前にガツっと覚えた方がいいよな。付箋を貼っておこう。」
「行政手続法は、行政庁とか主宰者とか処分の相手方とか、主体がコロコロと変わるなぁ。それぞれ違う色でマーキングして、ビジュアルで分かりやすくしてみよう。」
「この判例、事案のイメージが全く掴めないんだよなぁ。そうだ。判例検索で事案を読んでみよう。」
「この条文、丸暗記しちゃってるなぁ。そもそも趣旨は何なんだろう。どういう場面を想定しているんだ?」
といったような疑問点を2,3個ピックアップして、残った時間でじっくりとやってみます。
既にノルマ達成はしているのですから、気にすることはありません。存分にやったらいいです。
(おそらく、こういうのを「有効な無駄」と表現したりします。伊藤真先生は、言葉遣いがお洒落です。「想定外のことを想定しろ」というのも結構好きな言葉です。)
日々の学習において、全ての時間を同じように費やす必要はありません。
一番集中できるときに、最も点数が伸びる勉強を。
全然集中できないときに、有効な無駄を。
こういうオンとオフの切り替えがとても重要ですね。