司法書士試験や行政書士試験は、基本的に「落ちる」試験です。
司法書士試験の合格率は、4%程度。行政書士試験の合格率は、12%程度。
100人中90人は平気で落ちる試験だということを、まずは自覚すべきです。
ここから、非常に単純な事実が導かれます。
それは、「平均的な受験生」でいるうちは絶対に合格しないということ。
どこかのタイミングで「普通」よりも、少し上を目指す必要があるということです。
実は、この辺りを意識できていない方はかなり多いです。
「みんな」そんなに朝早く起きて勉強なんかしないよね。
「みんな」毎日記述式の問題を1問解き続けるなんてやってないよね。
「みんな」過去問を全年度やってなんかいないよね。
「みんな」という言葉。
おそらく、上記のことは事実です。多くの受験生は、早起きして勉強なんてしていないだろうし、隙間時間に勉強をしているということもないでしょう。
(例えば、よく分かるのは、電車の中です。電車の中で、何か勉強・仕事のようなものをやっている人はどれだけいるでしょうか。いつもの風景で眺める限り、1割くらいしかいないはずです。これが普通です。電車の中の移動時間くらい好きなことやりたいです。寝たいです。それが当たり前です。)
しかし、合格率から考えれば「みんな」というところに埋没しているうちは絶対に合格しません。
「みんな」よりも、ちょっとだけ努力をする。自分が平均的な受験生よりも優秀な頭脳を有しているという自負がない限り、絶対に「みんな」よりちょっとだけ努力を重ねる必要があります。
もう一度確認してみましょう。
自分は、合格者の平均に達しているだろうか。受験生の平均に過ぎないではないか。
こういう厳しいところに目を向けることを忘れないようにしてほしいと思います。