最近、自分の方向性についてよく考えることがあります。
(いつもは、講師という立場上、導く形で語調を強めていますが…よく考えるとその対象者はほとんどが人生の先輩方です。こういうことを逆に教わりたいなと思う今日この頃。)
ひとまず、人生をどのくらい他者に尽くしきることができるか。
これが数多の歴史上の人物が紡いできた理の一つです。
自分は、どういう尽くし方があるだろうか。
そんなことを最近考えることが多くなりました。
(そういうお年頃?ですね、きっと。)
実務家は(狭義の意味で、法曹及び隣接法律職と定義付けします)、依頼主のために尽くします。
とすれば、自分は、そういった依頼主を助けるための「法的素養を有した」、かつ「信念を持った」実務家を育成することにより、間接的に他者のために尽くせることが出来るのではないか。
そして、現在のフィールド(行政書士)を中心として、幅を広げていけば、もっと多くの実務家の育成に携わることができる。許認可等、登記業務、成年後見業務、訴訟手続…こんなところに上記のような実務家を送り出すことが出来れば…ということですね。
したがって、自分は、そのための資格を自ら取得していく必要がある。→ゆえに受験勉強をしなければならない。
はい、独り言でした。
勉強頑張ろうと思います。
それはさておき。
模擬試験の詰め方です。
この記事をご覧になってくださっている方は、おそらく、今週もしくは来週に「実力診断ハーフ模試」を受験することになると思います。
この模試に向けて、普段の勉強に+αの詰め込みを行う必要があります。
以下、最低限詰めて欲しい内容を列挙しておきますので、その内容だけでも完璧にして臨むようにしてください。
1回1回の模試に全力で闘うこと。これが、合格には絶対に必要なことなのです。
① 憲法の条文
→ 天皇、人身の自由、統治機構以下の条文については、ゴリゴリに暗記しておく必要があります。特に、「誰が」、「何をする」という部分の暗記が弱い方が多いです。したがって、「内閣は」とか、「議院は」といったような言葉にはよく注意をしながら暗記するようにしてください。
② 行政手続法の条文
→ こちらも、憲法と同じくらい読み込みを。判例が出題されることは稀ですから(しかも主要なものは既に過去問で出題されているので、過去問やっておけば全く問題ない)、とにかく条文の暗記です。過去のひっかけポイントを中心に、しっかりと読みこんでいくようにしてください。また、条文を大局的に見ておくことも必要です。いわゆる架空条文の出題があるからです。細かいところばかり目がいっていると、「あれ?こういう規定もあったんだっけ?」ということになりかねません。
③ 民法の主要テーマ
→ 行政書士試験における民法は、総合問題が多いです。したがって、横断的な問題が問われやすいテーマを集中的に学習しておくと良いです。
・ 権利能力、意思能力、制限行為能力(親族法と合わせて問われやすい)
・ 意思表示(特に、虚偽表示が他のテーマと合わせて問われやすい)
・ 時効(民法の全領域と関わるため、しっかりとやっておきたい)
・ 物権変動(取消、解除、時効、相続と合わせて問われやすい)
・ 抵当権(相殺、賃貸借契約、債権者代位権などと合わせて問われやすい)
・ 債権者代位権(転用の議論が、多くのテーマと関わる)
・ 相殺(相殺の可否の議論が、多くのテーマと関わる)
④ 商法総則・商行為法
→ 範囲が狭いため、模擬試験の前にガツっと詰めることが重要です。普段の回転に入れるのはもったいないです。テキスト高速読み+過去問全検討をこなしても、2時間かからないくらいで終わらせたい。
⑤ 情報法
→ こちらも、範囲が狭いため、④と同じような対策をしておきましょう。特に、情報公開法と公文書管理法、マイナンバー制度については過去問がほとんどないので、テキスト読みをしっかりと。
ここまで。
+αするならば、国家賠償法の過去問。ほとんど過去問の焼き直しなので、全部検討しておけば大概取れます。
こういうところで、確実な1問を積み重ねることが重要です。
とにかく、一心不乱に。また、全力で。
まずは、ハーフ模試まで一気に駆け抜けましょう。
そこから、次の目標地点を見定め、また走る。
何回か中間目標を設定して、そこまで走る。こうすることで、実力はどんどん上がっていくものです。