2018年度 伊藤塾中間模試を全問検討する~一般知識等~ | 思考と体系の館~行政書士・司法書士 合格応援ブログ~

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それでは、最後の科目に入りましょう。

行政書士試験の鬼門である一般知識等です。

未受験の方は、受験を終えてから読むようにしてください。

 

 

 

それでは、参ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

問題47

この問題は、去年も予想されていたテーマです。

去年は、各国の代表がめまぐるしく動いたので、それをまとめ聞くという問題ですね。

1は、ちょっと知らないことが多いので、保留。これを機会に押さえておくとよいですね。

2は、典型的な党が違うという出題。これは、準備しておかないといけないところです。

3は、イギリスの選挙制度に関する典型的な出題です。イギリスが小選挙区制なのは過去問でも出ていますから、落としてはいけない。

4は時事ネタですが、日本のことでもありますから普段のニュースや日経キーワードなどで学習していましたでしょうか。

5は、前段は有名ですが、後段は知らないなというところ。民主的に選ばれた大統領が罷免されたのは初めてなのかどうかまでは…おさえていないですよね。

総じて、問題の難易度がはかなり高いと思います。ひとまず、2,3,4辺りをしっかりと切れていれば問題なしです。

 

問題48

国際政治に関する問題ですが、平成17年度や平成26年度の過去問の周辺を上手くついている問題です。

特に、上記の過去問をやっていれば、3の時事的な知識を押さえておく必要性は感じていたはず。

また、4は過去問知識で攻められるので、ここを落とすのはよろしくないです。

 

問題49

平成24年度の過去問をアレンジした問題です。

独占・寡占は、そろそろ再出題の可能性が高いため、過去問と模擬試験の問題をしっかりと復習されると良いと思います。出来れば、落としたくない問題ですね。

 

問題50

租税・財政は、本試験の頻出テーマです。ですが、本問は過去問だけでは対応できない点まで詳細に聞いてきていますので、ちょっと解きずらいのではないかと思います。

まず、アはフィスカルポリシーの定義が違うという基本知識なので、きっちりと判定。

また、エも過去問の範疇ですから、きちんと判断できないといけません。

これで、答えは4と出すのが一番良いですね。

なお、他の選択肢の知識も重要ですから、解説冊子をしっかりと読まれると良いと思います。

 

問題51

事前知識としてもっていないといけないのは、オです。行政組織は、しっかりと暗記をしておきたいですね。

原子力規制委員会は、環境省の外局である。と、こういうところを押さえておく必要があるわけです。

これで、答えは2・4の2択です。

ここから、ア・イを日本語的に読むことになります。いずれも非常災害時の話ですが、さすがに警察等ではない者が勝手に飛ばすのはダメでしょう。ということでイを切りたい。アは、災害時なのだから、警察等がやる分には構わないのでないかということで○。ア・イを上手く対比できれば、解きやすかったかもしれません。

 

問題52

イとエがちょっと細かい知識だと思いますが、ア・ウ・オはいずれも基本的な知識です。

できれば、取りたいところでした。

 

問題53

出題者の遊び心。つまり、本試験でいうところのバラエティ問題ですね。

比較的有名な地名が多いので…意外に正答率は高そう。もちろん、復習は不要です。

 

問題54

平成28年度の問題をさらに詳細に聞いてきた問題。

ア・オが比較的埋まりやすく、これでいきなり1・2の2択になります。ここから、数値「予測」が入ることが分かれば、答えは1と出ますね。(単純に計算する話であれば、ここまでAIの話はしない。人間のように考える。「予測」するのがAIの特徴なわけですよね。)

 

問題55

情報通信の用語の知識を問う問題。

デジタル・ディバイドは過去問レベルの知識なので、さくっと切る。

あとは、ちょっとマニアックな用語になってしまいすね。一応軽く復習しておくくらいで大丈夫だと思います。

 

問題56

異次元の比較ですが、個人情報保護法の知識で解く部分と、マイナンバー法で知っていることを駆使していけばなんとか…というレベルの問題です。

たとえば、罰則規定。罰則規定の細かい内容は本試験でも問われたことがありません。法律に罰則の規定がありますか?くらいを押さえておけばよいので、マイナンバー法においてもここは見ておく必要がありました。これで、オが×ということが分かります。

あとはイの記述も、死亡した者のマイナンバーが個人情報に該当することになってしまっています。これは、基本知識で×です。

ここまでが限界でしょうか。1・2の2択になってしまって…ということであれば問題はないと思います。

 

問題57

これは、2の誤り肢が浮いていますね。組織的に用いないものは対象になりません。

公文書管理法については、本問のレベルまで問われても大丈夫なように勉強していおく必要がありそうです。

 

問題58~60

問題58は、並べ替えの候補が出ているため、順々に読んでみるのが良いと思います。

(その際、正解の可能性が高い3・4・5から読んでいくのがポイントです。)

問題59は、空欄の前の文章を時系列に表しているものを選べば良いです。すると、愛着→母親に主張→友達にも主張という構図が見えてきますから、答えは5が一番しっくりくるという感じです。

問題60は、ちょっと解法を使って、解答を絞り込むと良いと思います。まずは、Ⅰの多数派である「オ」をとる。そして、Ⅱの多数派である「ア・エ」をとる。(これで2が答えである可能性はほぼ0となります。)

ここから、Ⅰにオを入れてしっくりくるかを検証。さらに、Ⅱにア・エのどちらを入れるとしっくりくるかを検証します。

これで、1・5の2択です。さらに、Ⅲにイ・エのどちらを入れればいいかを検証すれば終わりです。ちょっと解法を織り交ぜると、検討する内容が絞り込めるので楽に解けたのではないかと思います。

 

一般知識等は、8問程度が目標点になりそうです。