池上彰さん著『伝える力』
わかりやすかったです。
サクサク読めました。
文章を書くとき、ブログを書くときなどは書き出しが大事だと言う。
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
どこで生まれたか噸と検討がつかぬ。
何でも薄暗いじめじめしたところでニャーニャース鳴いていた事だけは記憶している。(夏目漱石著)
なんとも、他にはない書き出しですよね。
自分が初めて読んだ時、一気に猫の目線を想像しながら、物語りを読み進めていきました。
自分もピアノやフルートそして声楽の演奏を始める時、
姿勢は良いのか、第一音をどのように出すのか、どのようなテンポで演奏するのかなどなど。
いろいろ考えながら演奏しなさいと指導されました。
そして指導する立場になってもレッスン中には、やっぱり、同じことを生徒の皆様に伝えています。
≪ピアノを演奏する場合≫
- 指は伸びきらず、丸い形になっている?
- 第1音は、どのような音を出そうと思ってるの?
- どんなテンポで演奏するの? などなど
≪合唱団を指導している場合≫
- あくびをしながら喉奥をしっかり開けて息を吸っているの?
- 最初の言葉を発する子音をしっかり発音することを意識しているの?
- その強弱に対するブレスはできているの? などなど
音楽も、ピアノも、合唱団も演奏家がこれからどんなステージを見せてくれるのか(魅せてくれるのか)、どんな演奏を聞かせてくれるのか、を思いながら開演まで待ってくれていると思うので、出だしがとても大切だと言う。
音楽もブログも、人に伝える・訴えるという点では同じなので、出だしが書き出しがすごく大事だと思いました。(自分は、まだまだ未熟ですが)