GW山口県立美術館の続きです。
実はこの日は、「ティーチャーズデー」に参加することを主目的に県美に行きました。
これは、県美の学校連携事業の一環で、県内の幼小中高の先生(教科は問わず)対象の研修会です。
学校連携事業、もう、本当にいたれりつくせり。
1.学校団体での鑑賞、見学の援助
2.学芸員が学校にきて教師とティームティーチングをしてくれる出前授業
3.先生への啓蒙と援助
・ティーチャーズデー
・授業に役立つ鑑賞ガイドブック「みるしるしらべるコレクション」シリーズの発行
・ティーチャー&キュレーターのメーリングリストによる情報交換
・資料の閲覧、授業用に貸し出し
で、今回のメニューは
午前中:カンヴァスに描かれた女性たち展をギャラリートークでじっくりみて、さらに別室で解説
午後:新しくなった常設展の紹介、県美にある教材の紹介
すごかったのは、最新鋭のライティングを細かく解説してもらったり、雪舟の屏風絵のライティングを変えて見せてもらえたこと。
《山水図屏風》 伝 雪舟 室町時代 16世紀 山口県立美術館蔵
《山水図屏風》 雲谷等益 江戸時代 17世紀 山口県立美術館蔵
生活の中にあった屏風は、部屋に入る光が移り変わって、さまざまな表情を見せていたはず。朝の明るい光、夕暮れのやわらかなオレンジっぽい光、夜の燭台の光・・・それを連想させる違ったニュアンスのライティングができるという優れものの展示室!おまけに畳ばり!
一日充実、おなかいっぱい(^^)
先生だけずる~いと思われた方は、もちろん一般向けの企画、催し、たくさんありますよ!
県美の情報、要チェック!!