GWは、この4月にリニューアルオープンした山口県立美術館の、「ヨーロッパ絵画400年の輝き~カンヴァスに描かれた女性たち」展を見に行きました。


http://www.yma-p.jp/index.html


実は、正直、女性の身体の曲線や肌がこれでもかと描かれている作品というのは、それ以上でも以下でもない感じがして、一番興味のない分野です(不勉強ですみません。)


でもやっぱり、本物の芸術作品にふれると気持ちが高揚!


「貴婦人の肖像」「聖母子」「神話と伝説」「若い婦人と少女」「母と子」という5部構成でしたが、特に「貴婦人」は一枚一枚、絵の中の女性と対話できるようで楽しく鑑賞しました。絵のモデルとして立っている時どんな気持ちで何を考えていたのだろうか。当時の肖像画は見合い写真がわりとか、富裕層のステータス・シンボルとして描かれていたわけですが、彼女たちの生活の様子を想像しては、うらやましく思ったり、同情したり。いろいろな事情があったことでしょう。


そして、描いた画家との対話。いや、すごい描写力ですね!肌の美しさはもちろん、厚みのある刺繍が施された布、繊細なレース、輝くたくさんの宝石、これをしっかり描くことが使命ですものねえ・・・そこんとこ、磨き抜かれたワザには恐れ入ります。


水彩絵の具のブログ

テーマ別に61点もの女性の絵を見ると、女性の美しさとは?幸せとは?ということが透けてみえるようで圧巻でした。


絵を見た後は、企画展に合わせてオープンしている館内のカフェでお食事~(^^)


水彩絵の具のブログ 水彩絵の具のブログ

こんなのもあったよ~↓

水彩絵の具のブログ

山口県立美術館は、いつも「楽しめる親しみやすい美術館」をめざしていて、全体として心が満たされる展覧会でした(^^)v


そのほか、


夜の特別鑑賞会VOL.1 大人の夜の美術館


学芸員のギャラリー・トークでヨーロッパ絵画を楽しんだ後、フランスやドイツの紅茶を飲みながら、グレゴリオ聖歌など女声によるア・カペラを堪能。

夜の特別鑑賞会VOL.2 大人のワイン会

学芸員のギャラリー・トークで、ヨーロッパ絵画を楽しんだ後、ヨーロッパワインの魅力に触れる。


という催しも開催されており(私は参加できなくて残念)、いたれりつくせり。県美の展開に今後も注目です!