『できることなら嫌われたくない』

そう思いませんか?

 

 

 

世の中を見渡しても

『嫌われても別に構わない』

と思っている人はいますが

『嫌われたい』

と思っている人はそういないと思います。

 

 

 

 

 

僕も幼少の頃は嫌われることが怖くて

いつも人の顔色を伺ってました。

 

『嫌われてしまったら生きていけなくなる』

そんな風にさえ感じていたような気がします。

 

それは今でも変わらず

今でも『嫌われたくない』と思いますし

人の顔色を伺ったり

良い顔しようとしたりします。

 

しかし

幼少に感じていた怯えや苦しさは

今はもうありません。

 

 

 

 

なぜ感じなくなったのでしょう?

 

 

 

 

それは

「世の中をきちんと知ったから」

というのと

「自分で生きていこうと決めたから」

ということが大きかったです。

 

 

 

 

 

今日はこの二つの内の

「世の中をきちんと知ったから」

という方に注目していきたいと思います。

 

 

 

 

「世の中をきちんと知ったから」というのは

世の中にはいろんな人がいて

いろんな考え方があることをきちんと把握して

自分自身と切り離すことです。

 

 

 

自分にも好きな人や嫌いな人がいるように

相手にも好きな人や嫌いな人がいます。

 

好き嫌いの種類もたくさんあって

ニコニコしている人が好きな人もいれば

ニコニコしている人が嫌いな人もいます。

 

自信がある人にイライラする人もいれば

自信がない人にイライラする人もいる。

 

イケメンでもブサイクでも

愛想が良くても悪くても

ポジティブでもネガティブでも

嫌う人はいるのです。

 

中には

好かれるタイプだから嫌いとか

人生が充実してるから嫌いとか

もうわけがわからない人もいます(笑)

 

 

 

 

自分の中では

世の中には理解できない人もいることを

わかっているつもりだとしても

実際は自分と切り離せないから

嫌われてしまったときに傷つくのです。

 

 

 

人は自分を中心に考えてしまうので

相手には自分に合わせてもらおうとします。

 

つまり

自分が意識してるかどうかは別として

『自分が持っているルールに従い

自分と同じように考えてほしい』

そう考えてしまっているので

自分の土俵で相手と接しようとします。

 

しかし

相手には相手の土俵があり

自分と相手の土俵は別なのです。

 

そこをきちんと認識していないため

自分の土俵と相手の土俵がごっちゃになり

混乱してしまうのです。

 

 

 

これが切り離せていない状態です。

 

 

 

そして

自分の土俵上では

嫌われることは想定していないので

実際に嫌われてしまったときには

ショックを受けるのです。

 

 

 

相手には相手の考え方があり

相手にも好き嫌いがあるということを

きちんと知って尊重することが大切です。

 

 

その上で

相手の嫌いに自分が当てはまってしまったなら

それはもう仕方ないことです。

 

 

しかし

相手に嫌われたくないと思ってしまうと

自分から相手の土俵に入ろうとします。

 

それこそが

相手の顔色を伺ったり

相手の機嫌を読んだり

自分をがまんして相手に合わせる

ということに繋がっていきます。

 

 

 

『嫌われないようにしよう』とか

『みんなに好かれるようになりたい』

と思うことは悪いことではありません。

 

相手の機嫌を感じ取ったり

協調性を保とうとするのも

素晴らしい能力だと思います。

 

素晴らしい能力だからこそ

自分を幸せにするために使ってほしいです。

 

 

 

 

 

 

「世の中を知ること」というのは

相手の世界を認めることでもあります。

 

人の分だけ世界は広がっていて

そこにはさまざまな考えがあります。

 

相手の世界や考えを尊重するということは

相手が自分を嫌うということも尊重する

ということです。

 

無理に好かれようとせず

『他の部分で合うところがあればいいかな』

ぐらいに考えておくと気が楽ですよ。

 

 

 

 

鳥居剛志

 

 

 

 

明日は「自分で生きていこうと決めたから」

についてお話します。

 

嫌われることを気にしなくていいと言っても

なかなかそうもいかないと思います。

 

良好な人間関係を保つためには

嫌われないようにしないといけない

そんな場面もあると思います。

 

その時にどう考えたらいいのか?

一緒に考えていきましょう。

 

ご相談、ご質問お待ちしています。