「お願いする」というのは

なかなかハードルが高いもので

僕はあまりできません。

 

 

なぜなら

・仕事を押し付けているように感じる

・申し訳なく思ってしまう

・お願いすると嫌がられる気がする

・自分でやってしまった方が楽

という理由なのですが

これは結局「自分のため」であって

自己中心的な考えなんですね。

 

 

 

 

 

この内の

「自分でやってしまった方が楽」

という内容については

別の記事で書かせてもらったので

そちらを参考にしてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は自分がお願いするときに

『なんか申し訳ない』と思ってしまう。

 

そんな心の動きを探ってみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

何かを人にお願いするときに

『なんか申し訳ない』と思うのは

 

①自分がやりたくないことを

『押し付けている』と思うから

 

②お願いすることで迷惑をかけると思うから

 

③自分がお願いされたくないから

 

④穏便に済ませたいと思うから

 

⑤自分がやりたいと思っているから

 

 

 

ざっと上げるとこんな感じですね。

 

 

 

 

①の押し付けてる感を感じるのは

『自分が嫌だと思っていることは

きっと相手も嫌なはず』

と考えることにより

『申し訳ない』に至ります。

 

また自分にとって嫌なことをお願いすることで

『自分が楽をしている』と感じるので

罪悪感を持つようになります。

 

 

②のお願いすることが迷惑になるというのは

次の③にも通ずることですが

自分自身がお願いされることを

迷惑だと思っているから

「自分のお願い」=「迷惑」となるのです。

 

 

③のお願いされたくないについては

先ほどの②でお話ししたように

『お願いすること=迷惑だ』

と思うということは逆に言うと

『お願いされるのは迷惑だ』になりますね。

 

『もし自分だったらお願いされたくない』

と悪い意味で相手の立場で考えて

「申し訳ない」に繋がります。

 

 

④の穏便に済ませたいというのは

そのままですね。

『もめたくない』と思うことです。

 

①②③でもあったように

お願いすることに罪悪感があるため

お願いしたらもめ事が起こると思っています。

 

また

お願いすると相手は迷惑だとおもっているので

お願いすることで

嫌な顔されたり

嫌われてしまったり

自分が嫌な気分になると思うため

お願いすることを避けようとします。

 

 

⑤の自分がやりたいと思っているというのは

『お願いしたいけど…』と言いながらも

実はそれをやることで

「自分を認めてもらえる」

「自分が役に立ってると思える」

と思っていて手放したくないのです。

 

それをお願いして手放してしまったら

自分が認めてもらえることが減ってしまうので

自分の価値が下がるような感覚になります。

 

『申し訳ない』と思うのは

ただのカモフラージュにすぎないのです。

 

 

 

 

以上

『申し訳ない』と思ってしまう心の動きを

5つ見てきました。

 

 

 

『申し訳ない』と思うのは

一見相手を気づかっているようですが

全て自分のためです。

 

 

お願いしないで自分で抱えた方が

都合がよかったり

楽だったりするので

自分の希望通りですね。

 

 

それなのに不満が出てくることがあります。

自分が望んだはずなのに…

 

 

それは元をたどれば

嫌なことをがまんしていたからです。

 

自己犠牲的な発想ですね。

 

 

つまり

やるのも嫌

お願いして嫌われるのも嫌

自分の価値が下がるのも嫌

どこもかしこも嫌なんです笑

まるでイヤイヤ期の子供のようです笑

 

 

 

だったら

「嫌なことはやらない」

と本当は言いたいところなのですが

『どれもこれも嫌だからやらない』

と言ってしまうと

ただの何もしない人になってしまいます。笑

 

 

 

嫌なことを『嫌だな』で終わらせずに

「誰かにお願いしたらうまくいくかも?」

「工夫してみたらうまくいくかも?」

「やめてみたらうまくいくかも?」

というように

「どうしたらうまくいくか」

を考えてみるとうまくいきやすいです。

 

 

これは

嫌なことを克服しようという話ではなく

嫌なことを「嫌」というカテゴリーから

一旦離すことで

「本当に心から嫌なこと」なのか

「実はそんなに嫌じゃないこと」なのか

きちんと見極めましょうという話です。

 

 

 

 

 

自分が嫌ではない

むしろ

自分がやりたいことであれば

誰かにお願いする時も

『お願いされたら喜ぶだろうな』

なんて思えてくるので

『申し訳ない』なんて気持ちは出てきません。

 

 

また

人には向き不向き、得意不得意がありますので

自分にとって嫌なことでも

相手にとっては好きなことかもしれないですし

相手にとっては得意なことかもしれません。

 

その場合は

相手にお願いした方がうまくいくわけですから

お願いしない手はないですよね。

 

ここでもやはり

『申し訳ない』という気持ちは出てきません。

 

 

 

 

 

『申し訳ない』と思う「お願い」があったら

『もしかしたら自己中に考えているかも?』

とちょっと気にしてみると

何かに気づくこともあるかもしれませんね。

 

 

 

 

『申し訳ない』と考える人は

とても社交的な人が多かったりします。

また

奥底では自分のためではあるものの

相手を気づかえる心を持っているため

とても優しい方だと僕は思います。

 

あなたがもしお願いするときに

『申し訳ない』と思うのであれば

『自分のためなんだな』と自覚して

その上で

『そんな自分でいいんだな』

と許してあげてください。

『申し訳ない』と自分のために思うことは

決してダメなことではありませんから。

 

 

 

 

鳥居剛志

 

 

 

 

あなたにとってお願いとは

どんな存在ですか?

お願いは決して必ずしも相手の負担になる

というものだけではありません。

あなたにとっても

相手にとっても

良い状態が作れるお願いがあって

それはお願いの質だったり

お願いの仕方だったりするので

もし、

『お願いしたいけどなかなかできない』

という人がいたらご相談ください。

ご質問もお待ちしてます。