3回忌を終わって淑子はやっと肩の荷が下りた気がした。独り身の寂しさをじっと我慢して、亡き夫への操を守って来た。そろそろ女を取り戻そうと思った。元々、することが好きだった淑子の身体は色気でムンムンしていた。
マッチングアプリで、数人の若い男と知り合って、片っ端からして、2年分の渇きを一気に取り戻した。男のエキスを吸い取った身体はどんどん艶めかしくなった。
趣味と実益を兼ねてパパ活も始めた。淑子の身体には多くのスケベ親父が群がった。稼いだ金はお気に入りの若い男に貢いだ。
そんな生活が数年続いた夫の命日に、淑子の身体に異変が生じた。原因は明らかに妊娠だった。一瞬、罰が当たったんだと淑子は思ったが、夫との間では諦めていた事が現実の事になって、これは夫が私に授けてくれたんだと思うようになった。
淑子は女より母親になる事を決心した。