ここで話すか迷いましたが、
もしかして私の話に共感できたり、
心が少し楽になる人がいたりするかもしれないし、
私自身の記録のためにここに書きます。
8月も終わろうとしている時に父が入院してすぐに危篤になり
8月28日にコロナで私は帰国できない中
父がこの世を去りました。
この数年間、父は何度も入退院を繰り返していたし、
いつ逝ってもおかしくはない状態でしたが、
いつも乗り切り、
父の性格上、コロナを見納めしてからこの世とお別れすると思っていました。
そうも思いたかったし、コロナの中に移動するのも自分も怖いし、
万が一人にも何かあってしまってはと、帰国はしませんでした。
やりたいことは、ほぼやったんでは?というような父でしたし、
ここ数年の父の体力の衰えと体の機能の低下で行動範囲も減り、
今ごろ天国ではきっと肉体の制限がなく、楽しんでいると思います。
初めは会えないことが悲しい、帰れないことが悲しい、お葬式に参列できないことが悲しい、
と(自分の)悲しさでいっぱいでしたが、
悲しみの中に飛行機の長旅をしなくてもよく、
お葬式にはオンラインで参加させていただき、
他の大変なことは全部しっかり者の姉と兄弟たちがやってくれて
私はこうしてイギリスで夫と娘が側にいてくれて、
1週間も過ぎるとただただ皆への感謝と幸せを感じることができました。
父への孝行でやれることはここ数年やったと思うし、
自分の力ではどうしようもないことへは抵抗せずに受け入れたら、
何だか本当に皆さんがちゃんとやってくれてて、
私は穏やかに父とのお別れを自分なりにして、
(イギリスの教会に夫と行き、父の昇天を祈っていただきました)
父や周りの人たちへのありがとうの方が悲しさや寂しさの数倍も大きかったことに気が付きました。
今は大分落ち着いたし、私は元気です。
イギリスでは7月から美容院も営業開始していて、
初めのころは予約満員みたいだったので、
8月の下旬で予約入れてて、
悲しみの中に髪の毛を6か月ぶりくらいでカットできて、
気分が少しでも変わります。
今回は久しぶりに自分らしい髪型にしてみました。
(ここ10年くらいは仕事優先な髪型だったので)
サイドをバッサリ切り落とし、何だか気持ちがすっきりしました。
娘はグリーンからパープルに。
人生嫌でもお別れが巡ってくるし、
その時その時を大切に
人との出会いを大切に生きていきたいと
今度こそはちゃんと心に刻んだつもり。
ドールで繋がる企画は、
悲しい気分の時も気分転換にもなり
企画自体は楽しく乗り切ることができました。
ありがとうございました。