雨の富士急ハイランドの


お化け屋敷「戦慄・迷宮4.0」




中に入ると、暗い待合室の中、白衣の男から説明をされる


あれやっちゃダメ、これやっちゃダメ・・・。


この間も俺の心拍数もどんどん上がっていくドキドキ



やばい・・・。



そして、一人でやってきたことを後悔した俺は、

この病院を一人で歩き出した。



病院内は、明かりは少なく暗い・・・。

その上、おどろおどろしい物があちこちに転がっている。

遠くでは女性の悲鳴が聞こえてくる。





おぉぉ、これだよ!お化け屋敷!





でも・・・・なんか・・・




落ち着いてきた。




なんか勿体ないから、ゆっくり行こう。





しばらく行くと・・・


ぁ゛あ゛ぁああぁぁ、あ゛あ゛ぁぁぁ


と呻き声がする。視線を向けると


車椅子の顔面蒼白の男が徐々に近づいてきた!



その時の俺は・・・・



すごーーく落ち着いていた。


そしてむしろ、


落ち着いていた俺自身に困っていた。



やばい。

どうリアクションしたらいいんだ?

せっかく、おばけさんが来てくれたのに・・・。


そしてギリギリ手前で大声を上げて逃げ出せた。


ほっとする俺。なんか違う意味でドキドキしてきた。




いろいろ気を使いながら 怖がりながら歩くと、俺の前のカップルが扉の前で待っている。


しばらく一緒に待っていると


電光掲示板のGO!のランプが光った。


俺もそのカップルの後に付いて行く。



しかし・・・

ここは一組ずつ入るということがわかったため、

入ってすぐ扉の前で待つことにした。



すると身体を縮めながら走っていくおばけさんを見てしまった。

カップルは後ろから来たおばけに驚いて悲鳴をあげていた。



・・・俺、見ちゃったよ・・・。


がっかり。

そして戻ってきたおばけさんと目が合い、なんとなく逃げるはめになった。




とにかく、悲しかった。


なんでおばけに気を使ってしまったのか???


もうおばけ屋敷は行くことはないだろうと悟った。



くやしいのでガンダムのアトラクションにも行くが、

ガンダムのパーツを集めるミッションに失敗。

原寸大のコックピットにはいる事もできなかった。



待ってくれていたかみさんに感謝。

もう満足しました。


運転お願いします。



長かった夏の新潟・山梨の旅は、尻つぼみで終わった・・・。