姉の奇行
〜そこに愛はあるんか〜
幼少期、妹の私は小学生、10個離れた姉は高校生か大学生か、そんな姉はときどき、奇行に走る
ある日、唐突に聞かれた。
「うさぎに会いたいか?」
私は即答した。
「会いたい。」
次の瞬間。
パチン。
腕に、姉のしっぺが炸裂した✌️
地味に痛い。
じんわり熱い。
赤くぷっくり浮かび上がる。
私は涙目で抗議する。
「何するの!」
すると姉は、なぜか満足げにうなずき、
どこからともなくペンを取り出した。
嫌な予感しかしない。
そして赤くなった私の腕に、
ちょちょいと目と口を描き足す。
完成。
「ほら、うさぎ。」
そこには確かに、
耳の長い(ように見えなくもない)
赤い顔の生き物がいた。
しっぺをしたことによるチョキの部分がウサギの耳だという‥✌️🐇
「うさぎに会えただろう?」
と、姉はニヤリとする。
いや、そういう意味じゃない。
しかもしっぺの後が消えるとウサギの顔だけ残る。洗っても消えない、油彩ペンで描いたのだから🐇
素直さも必要だが、疑う心も必要なんだと。
学びを知った
