我が家の天気図



これが私の、人に振り回され人生の第一号である。


そう書いてしまうと少し乱暴かもしれないけれど、振り返れば、私の人生はいつも誰かの気圧を観測することから始まっていた。


🌞今日は晴れか、曇りか☁️
🌀嵐か、静かな低気圧か🌧️


まず読むのは空ではなく、人の顔色。

我が家は、穏やかな日もあったけれど突然の雷雨も珍しくなかった。

子どもの私は、天気予報士のように空気を読む。

今は話しかけていいのか。
今は静かにしていた方がいいのか。
今は笑っておくべきか。

誰も頼んでいないのに、
勝手に観測し、勝手に調整する。
(もちろん給料は出ないネガティブ


それが“普通”になっていた。

大人になった今も、人の機嫌や場の空気に敏感なのはその名残だと思う。

良く言えば、空気が読める。
別の言い方をすれば、気圧に弱い。

でも最近ふと考える。
私は本当に“振り回されてきた”だけなのだろうか。

もしかすると、振り回された分だけ、人の微細な変化に気づけるようになったのかもしれない。

嵐の中で育ったから、風の匂いに敏感になった。

そう思えた瞬間、少しだけ人生の解釈が変わった。

振り回され人生第一号は、もしかすると自身の進化の始まりだったのかもしれない。

この「人間気圧観測記」は、そんな私の人生をなぞる記録。

あの時の低気圧。
あの人という前線。
あの出来事という台風。

思い出しながら、少し笑いながら、ときどき真面目に。私の天気図を描いていこうと思うにっこり