Unity Asset PRESS/金本融治他 | 読んだり観たり聴いたりしたもの

Unity Asset PRESS/金本融治他

Unity勉強本第8弾。

 

この本はアセットのカタログ本である。Unityの特徴の一つに膨大なアセットストアがある。有象無象の膨大なアセットを漁り、有料無料のアセットを片端からDLして組み合わせれば、あら不思議、ノンコーディングでゲームが1本できました、という塩梅だ。

個人的には車輪を再発明したい派だし、ゲームの、特に目に見える部分で他人の作った物を使うのは気色悪く感じるタイプだ。だが、便利な物は賢く使って工数を削減するのも重要だろう。すくなくとも、ベタ使用しなくとも、参考にはなるはずだ。と言うわけで、カタログ本を眺めてみたのだった。

 

進展著しい業界のこうしたタイプの書籍で、2年も前のカタログに掲載された個々のアセットそれ自体のデータを吟味する訳では無い。それよりも全体の傾向というか、どういうタイプのどれぐらいの程度のアセットが並んでいるのか、ざっと全体を把握するのが目的だった。

グラフィクス関係が大半なのは想像通りだが、2DパネルエディタやA*スクリプトみたいな物もあって、結構参考になった。

本書の価値は時限的というのは企画の段階から著者達も重々分かって居ると思うが、念のために書くと、今更わざわざ購入するような書籍では無い。

 

そうそう、付録の、スクエニとコロプラのインタビューは面白かった。書籍としてなら、むしろ、こうしたプロに対するインタビュー本の方が有用で需要もあるだろうと思う。

 

金本融治他
Unity Asset PRESS