シロアリ 女王様、その手がありましたか!/松浦健二
大変素晴らしい本だった。唯一の不満は、短いこと。もっとシロアリのいろいろな話を読みたかった。
先月から、好蟻性昆虫の本や図鑑を楽しんできたが、ついでにシロアリにも寄ってみた、と言うわけである。
シロアリが蟻の仲間で無い、という事は結構常識だろうが、意外とそれ以外の詳しいシロアリ知識は持っていないものだと気付かされる。この本で語られるそうしたシロアリの秘密の数々が実に楽しくかつ蒙を啓いてくれる。シロアリの社会には女王だけで無く王がいるとか、王の方が長生き、というより巣の寿命=王の寿命だとか、割合短命な女王はすぐ死んで多数の二次女王に置き換わっているとか、二次女王は王の娘では無く、女王の分身(≒クローン)であって、近親交配では無いとか、シロアリのワーカーは幼虫であって、羽を持って結婚飛行に飛び立つ成虫達は陽光を防ぐべくメラニンを生成するから白くないとか、まあ、目からポロポロ鱗が落ちた。
特に、昆虫=短命という思い込みについて。昆虫の年齢を測定する技術は未だ無い、という事実。つまり、周期的に寿命を迎える昆虫以外は、どれほど長生きするか誰も知らないと言う事である。シロアリの王は、数十年は確実に、ヘタをすると数百年を生きる可能性があるという。
すごい。鳥肌が立つほど驚いた。

松浦健二 シロアリ 女王様、その手がありましたか!
先月から、好蟻性昆虫の本や図鑑を楽しんできたが、ついでにシロアリにも寄ってみた、と言うわけである。
シロアリが蟻の仲間で無い、という事は結構常識だろうが、意外とそれ以外の詳しいシロアリ知識は持っていないものだと気付かされる。この本で語られるそうしたシロアリの秘密の数々が実に楽しくかつ蒙を啓いてくれる。シロアリの社会には女王だけで無く王がいるとか、王の方が長生き、というより巣の寿命=王の寿命だとか、割合短命な女王はすぐ死んで多数の二次女王に置き換わっているとか、二次女王は王の娘では無く、女王の分身(≒クローン)であって、近親交配では無いとか、シロアリのワーカーは幼虫であって、羽を持って結婚飛行に飛び立つ成虫達は陽光を防ぐべくメラニンを生成するから白くないとか、まあ、目からポロポロ鱗が落ちた。
特に、昆虫=短命という思い込みについて。昆虫の年齢を測定する技術は未だ無い、という事実。つまり、周期的に寿命を迎える昆虫以外は、どれほど長生きするか誰も知らないと言う事である。シロアリの王は、数十年は確実に、ヘタをすると数百年を生きる可能性があるという。
すごい。鳥肌が立つほど驚いた。