Vita/朧村正DLC 元禄怪奇譚 大根義民一揆(通称 一揆)/マーベラス | 読んだり観たり聴いたりしたもの

Vita/朧村正DLC 元禄怪奇譚 大根義民一揆(通称 一揆)/マーベラス

その後順調にプレイを進め、1周目は数時間でクリア。
その後お約束の真エンドへの親玉退治の旅を続け、昨日ようやくクリアした。
ここまで累計で約17時間。

アクションゲームとしては実に楽しかった。

が、ストーリー的には最悪だった。以下ネタバレあり。

まず、通常エンドのストーリー。これは、まあまあの内容だった。

悪家老の圧政による重税に苦しむ大根村を救うため、一揆に逸る若い衆をなだめつつ、江戸詰のお殿様に直訴を目論む権兵衛らであったが、予想通りけんもほろろ。こうなりゃヤケだ将軍様に直訴すべと参謀の梅さんは仲間を庇い、単身、文字通り命をなげうって直訴するも、やはり無益で一人獄門に。仲間を失い最早帰る場所とて無い権兵衛達は、せめて梅さんと我らの無念を晴らすべく、僅か3人で一揆を起こし、城内攻め上って隠された米を発見、悪家老を打ち据えた。
しかし、もちろん一揆は重罪。その場で捕まって磔獄門に。一人極楽に召された梅さんとは別に、例え悪の手の者であろうと、一揆として無数の敵を屠った罪は免れず、妙や仲間共々地獄に落とされた権兵衛であった。ただし、騒動がきっかけでお家はお取りつぶしとなり引責で詰め腹を切らされた悪家老も共に地獄に落とされたのを見て僅かに溜飲を下げたのが救いか。
しかし、地獄は変だった。獄卒の鬼達が異様に少なく、皆疲弊の様子。聞けば、罪人の多さから仕事は山積み休みは無く、鬼は皆目を回すような忙しさだという。そのため、血の池針山などでの責め苦も、細かく監督できない故、お前ら適当にこなしておけとのいい加減さ。釜ゆでの筈の血の池も、湯温が下がってしまっても対応する鬼が不在で、まるで温泉だったとか。
こうした地獄の鬼達の窮状を見るに見かねた権兵衛らは、鳩首を集めて頷き合った。
「これは、閻魔様に訴えるしか無いべ!」(またか!懲りない奴ら)
自分たちを厳しく監督できるよう、鬼達を増やすか仕事を減らしてやってくれと、まさかの申し出に苦虫を噛み潰した閻魔大王は、もちろんそんな現状はとうに知っていた。知ってはいるがどうにもできないから現状なのである。小うるさい人間どもに嫌気が差した閻魔は、地獄からきゃつらを追い出すことにした。追い出された先は現世で、つまりは黄泉がえり、おマケけでお妙まで蘇えり、手に手を携えて村に帰った権兵衛達は、代替わりして領民思いとなった領主の元で、豊作に恵まれ、末永く幸せに暮らしたそうな。

これが普通エンドである。めでたしめでたしだろう。ただ、一人だけ最初から極楽に行ってしまった梅さんは蘇らず、それが可哀想であった。

なので、さらなる真エンド、とくれば、梅さんまで救えるはず!と意気込むのが普通の人の反応ではないか。その思い一心に、十数時間を掛けてクリアした真エンドはこうだ。

普通エンドと同じ流れで一揆を起こし、城内の隠し米を発見し、悪家老を打ち据えた!
が、それは、江戸に駆け参じ、疲労の極みで権兵衛が見た夢に過ぎなかった。
その後、再度一揆をなすも、それは確かに夢で一度見たはずの風景であった。
…何かおかしい。どうなっているのか。
やがて一人の修験者が現れて告げる。
権兵衛よ、一揆は成功しなかったのじゃ。仲間はあっという間に殺され、お主は捉えられて獄死した。そのあまりの無念にお主は怪異と成り果て呪いの権化となって城に巣くい、城は廃れ竹林に埋もれ、その後は人に祟り、19年の長きにわたって、夢の中で一揆を続けてきたのじゃ、と。
修験者の霊験ではたと正気に返った権兵衛は、全てを思い出した。やがて修験者の供養により、お妙共々成仏するのであった。

おしまい。

え。

…流石にそれは無いでしょ。酷すぎるでしょ。妻など、あまりの無念さに泣いてましたよ。

ハッピーエンドだけが全てじゃないし、怪奇譚だからいろんなパターンを見せたい、こういう味わいの話があっても良いだろう。そうした作者の気持ちは分かるし、パターンの存在自体を否定しているのでは無い。

十数時間かかるプレイのご褒美に、救われない話のパターンをもってきたらダメでしょ、って事です。ご褒美になってない。

1周目クリア → 獄死怨霊化エンド → 真エンドクリア → 蘇りエンド

なぜこうしなかったのか、と言う事。これなら、よかったよかった、頑張った甲斐があった。と、凄く良い気分でゲームを終われたろう。どっちにしろ、同じお話、同じ素材を見るはずだけど、順番が違うだけで、全然印象が違うわけである。今は本当に、俺のゲームプレイ時間を返してくれという、ディレクター神谷への怨念で一杯である。
まあ、内容知っていたとしても、トロフィーのために結局プレイはするんだけどね…。

朧村正は、アクションゲームとしては最高だし、素材も素晴らしいが、別エンドの見せ方が、どれもこれも微妙。本編もそうだったし、DLC第1弾の化猫も、何とかギリギリセーフというレベルの内容。ご褒美というにはほど遠いだろう。うちはもう既にDLC4本とも買ってしまってあるのでプレイするが、順に購入していたのなら、ここで購入を止めたかも知れない。本当に、それぐらいガッカリしたのである。

あまりにガッカリしたので、普通エンドをクリアし直して口直しする予定だ。
その後は、トロコンに向けて、死狂クリアへの挑戦である。なので、その前提条件として、普通エンドは修羅クリアを目指そうと思う。

トロコンしたらまた報告しよう。でも、結構時間掛かるかもな…。

それよりも、DLC第3弾の真エンドのことを考えると、今から気が重い…。