マインド・クァンチャ/森博嗣
ヴォイド・シェイパシリーズ第5巻。
そこそこ面白かった。
天下人の血を引く事が判明した主人公ゼン。ピンと来ない本人をよそに、周囲では権謀術数渦巻き、ゼンを担いで兄を蹴落とそうとする勢力との争いに巻き込まれてゆく。山中で都最強の剣豪に行く手を阻まれ、圧倒的剣技に斬り倒されて絶体絶命のピンチから、谷川に身を投げて九死に一生を得る。代償として過去の記憶を失ったゼンだが、やがて、失った事で得たものがある事に気づいてゆく…。と言うような流れ。
タイトル通り、心を無にして得た境地、という主題ですかね。
いつも通り、殺陣の描写は素晴らしい。
結局、天下人となったゼンは、その全てを捨てて城を抜け出し、馴染みの三味線弾きノギに逢いに行く。
自らがどう生きるか、という事は、自らが決める事。周りの影響は受けずにはいられないが、自らを無にし、考えない事で、迷わない自分がそこに現れる。
禅とか自己意識の話に通じる流れですね。
森さんによると、当初ストーリーはここまでの想定だったとか。
これで完結かも知れないし、ひょっとすると続く可能性もあるかも知れない、との事。
今後のドタバタ道中を見てみたい気もするが、この綺麗な終わりでもいいかな、という気もする。
シリーズ総括としては、最初、なんだこれと思った割には、結構読めたし面白かった。慣れたかな。そういうものだ、と思えば気にせずいられるかも。引っ張っていく、読ませる、著者の力量であろう。

森博嗣 マインド・クァンチャ
そこそこ面白かった。
天下人の血を引く事が判明した主人公ゼン。ピンと来ない本人をよそに、周囲では権謀術数渦巻き、ゼンを担いで兄を蹴落とそうとする勢力との争いに巻き込まれてゆく。山中で都最強の剣豪に行く手を阻まれ、圧倒的剣技に斬り倒されて絶体絶命のピンチから、谷川に身を投げて九死に一生を得る。代償として過去の記憶を失ったゼンだが、やがて、失った事で得たものがある事に気づいてゆく…。と言うような流れ。
タイトル通り、心を無にして得た境地、という主題ですかね。
いつも通り、殺陣の描写は素晴らしい。
結局、天下人となったゼンは、その全てを捨てて城を抜け出し、馴染みの三味線弾きノギに逢いに行く。
自らがどう生きるか、という事は、自らが決める事。周りの影響は受けずにはいられないが、自らを無にし、考えない事で、迷わない自分がそこに現れる。
禅とか自己意識の話に通じる流れですね。
森さんによると、当初ストーリーはここまでの想定だったとか。
これで完結かも知れないし、ひょっとすると続く可能性もあるかも知れない、との事。
今後のドタバタ道中を見てみたい気もするが、この綺麗な終わりでもいいかな、という気もする。
シリーズ総括としては、最初、なんだこれと思った割には、結構読めたし面白かった。慣れたかな。そういうものだ、と思えば気にせずいられるかも。引っ張っていく、読ませる、著者の力量であろう。