すし図鑑/ぼうずコンニャク藤原昌高 | 読んだり観たり聴いたりしたもの

すし図鑑/ぼうずコンニャク藤原昌高

大変面白い本だった。
著者の職業などはよく分からなかったが、鮨の調理法や味の評価はもとより、漁業や市場での扱いなど、ただの道楽食通とは桁の違う該博な知識を、これでもかと惜しげも無く披瀝した紙面は圧巻の一言。
しかも、半可通に多い無駄で無意味な駄文はみじんも無く、身を削いだような簡にして要を地で行く文章は、まとまりも良く、実に読みやすい。
ほぼフルカラーのネタ写真&魚の現物写真と、資料的価値も十分。

回転寿司しか行った事の無い私のような者には、全321貫の鮨ネタを詳解した本書は宝の持ち腐れも良いところだろうが、至る所散りばめられた鮨と魚に関する雑学を読むだけでも大変面白くかつ勉強になった。

鮨と魚が嫌いでなければ読んで損は無い名著と言えよう。


ぼうずコンニャク藤原昌高
すし図鑑